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2015年4月18日 (土)

4K PHOTO

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4K動画からの切り出し画像

4K PHOTOをご存知でしょうか?
最近、パナソニックさんが盛んにテレビCMや雑誌で喧伝していますので、ご覧になった方もいらっしゃる事と思います。

要するに4K動画を撮影し、その動画の中から素敵なワンカットをスチル写真として切り出すわけです。しかし、4K動画って何?

と思われる方もいらっしゃるかもしれませんね。最近のデジタルカメラには動画撮影の機能が搭載されているのはどなたもご存知ですね。現在のBSテレビ放送がフルハイビジョン(1,920x1,080ドット)による放送です。ちなみに、地上デジタル放送はフルハイビジョンではなく、ハイビジョン規格(1,440x1,080ドット)による放送なのです。

このフルハイビジョンの事を2K(走査線の横が約2千ドット)と呼ぶのに対し、4Kは2Kに対して縦横2倍のドット数を持っています。なので4Kは3,840x2,160ドットとなり、横が約4千ドットになる事から4Kと呼んでいます。

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4K動画からの切り出し画像

パナソニックさんは4K動画の普及に熱心でして、高級コンパクトデジカメのLX100にまで4K動画機能を搭載させています。以前から専用ビデオカメラで動画撮影を楽しんでいる私としましては、少しでも高画質で録画出来るカメラに惹かれてしまいます。(^^;

究極は放送用カメラですが、NHKなどで使っているカメラは「ン千万円」もしますから、雲の上の話し。(笑)

ソニーさんが昨年3月に発売した民生用初の4Kビデオカメラ FDR-AX100はかなり人気のようです。で、私が楽しんでいる4K動画機能を積んだカメラ、パナソニックさんのネオ一眼 DMC-FZ1000を今日はご紹介したいと思います。

以上2枚の写真はいずれも4K動画の映像からワンカットを切り出しています。FZ1000の4K動画は3,840x2,160/30pでの撮影機能を搭載。日本のテレビ放送は奇数走査線と偶数走査線を足して1枚の映像(60i)となるインターレース方式です。対してFZ1000は30pのプログレッシブ方式なので、分かりやすくご説明すると1秒間に30枚のスチル写真を繋げて動く映像に。

ですから動画から1枚の写真を切り出してもスチル写真として通用するわけですね。映像として見た場合、30pより60pの方がより滑らかな映像となるわけですが、4K動画の場合、とてつもない大きなファイルとなり、処理するパソコンの性能も問われてしまいます。

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4K動画からの切り出し画像

放送規格の秒間60コマで滑らかな映像を見るためには基本、シャッタースピード 1/60秒で撮影しますので、スピード感のある被写体を撮影した場合、1コマを切り出すと被写体ブレを起こしてしまいます。

↑この動画からの切り出し、厳密には被写体ブレになっています。と言ってシャッタースピードを1/1000秒や1/2000秒で動画を撮ると、パラパラ漫画のようになってしまいます。なので、切り出しを考えるとどの辺りのシャッタースピードにするかはある程度の妥協が必要です。

ただ、プログレッシブ映像はインターレース映像ほど1/60秒に拘る必要はあまりありません。

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4K動画からの切り出し画像

パナソニックさん曰く、4K動画切り出しを「秒間30コマ連写」などと申しておりますが、これはある意味その通りなわけです。

2Kが約207万画素に対し、4Kが約830万画素ありますから、切り出し画像を仮にA4サイズにプリントする事を想定した場合、充分な画素数があります。そこでパナソニックさんも「4K PHOTO」をアピールしているのでしょう。

ただ、映像はご存知のようにアスペクト比が16:9です。以上4枚の切り出し画像も当然の事ながら16:9のスチル写真となってしまいます。

ところがパナソニックさんはファームウェアのバージョンアップで35ミリフィルムと同じ3:2、あるいは1:1の正方形にも切り出し出来るようにしてくれました。しかし、そのためには動画も3:2や1:1で撮影しなければなりません。もちろん、切り出し画像を後からトリミングする方法もありますが。

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3:2での切り出し画像

やはり動画はワイド感タップリの16:9で見たいですから、3:2での撮影は試してみただけであります。3:2のアスペクト比で見る動画は、ビスタビジョンサイズの映画を見ている感じですね。

ちなみに4Kでのテレビ放送は試験放送だけで終わるようです。何故なら、二年後には東京オリンピックに合わせて本放送が予定されている「8K」の試験放送が始まるからです。4Kは8Kへの橋渡しの準備段階みたいなものですね。

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SONY HDR-FX1とPanasonic DMC-FZ1000

私の愛機、民生用初のハイビジョンカメラとして発売されたソニーさんのFX1と、今日ご紹介したパナソニックさんのFZ1000を並べてみました。

FX1は程度の良い中古(新品は高価でした)を購入したものですが、充分楽しませてもらいました。単純に映像だけならFZ1000の4K映像に解像度では当然の事ながら劣ってしまいます。FZ1000はソニーさんの1インチセンサー(FDR-AX100と同じ)を搭載。

ちなみに拙宅には現在4Kテレビも4Kモニターもありません。(^^;

ですが、4K動画をフルHDテレビで2Kにダウングレードして再生しても、充分高画質で見る事が出来ます。今はこれで我慢。(笑)

Panasonic DMC-FZ1000
LEICA DC VARIO-ELMARIT 9.1-146mm F2.8-4.0 ASPH.
(35ミリ換算 25-400mmレンズ搭載)

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コメント

kondohさん おじゃまします。久しぶりにきました。
FZ1000お持ちなのですか。僕も買おうかどうか悩んでました。ちょっと大きいですね。
古いけどまだFZ200も売っていたのでこっちにしようかなんて思ってます。でもLX100もいいかな。。

いつも勉強になります。
うん十年前となってしまいましたが^^; NHKでハイビジョン放送を試験的に始めた時の感動を思い出します。
今とは比べ物にならないとは思いますけど当時のレベルではとても新鮮でした。

おはようございます。
技術はどんどん進化していくのですね。
パナソニックさんのFZ1000を拝見して、こんな小さい機材で、そんなことができるのだなぁと感心してしまいました。
私はカメラに付いている動画機能をほとんど使ったことがありません^^;
飛行機を撮影される方はやっぱり動画ですよね~♪

おはようございます。
動画撮影の切り出しなのですね。
そう思って拝見するせいか、飛んでいる様子や音までも伝わってくるような臨場感があります。
4枚目、背景が流れていて、とても素敵です。(^^)
滑らかな画像、切り出して十分に楽しめますね。(^^)

こんにちは!4K、6Kの「K」の意味、ようやく分かりました。キロだったんですね・・・。
今日のブログの文章は「よき解説書」になりました。ありがとうございます。
ナナオのモニターで4Kが出た!!値段を見たらすごい金額。理由がようやく納得できました。
ここまで高画質化、高画素化になると、データが重くなり放送局も衛星も中継所も受像するテレビも「処理能力」が問題になり、もしかすれば普通の家庭でも「うちは電波弱いから、「受信バッファ512MB」ぐらいに設定しないとダメかな」なんて話になっちゃうんでしょうか?
田舎なので、受信環境が心配です。うちから15mほど行くと、「難視聴区域」なので。

一番気になるのが・・・動画の場合って「決定的瞬間」という言葉の意味がどうなるのかなあ・・・カシオさんでは昔、動画からの切り出しを「秒120枚/60枚撮影」と表現していたこともあるので、「その瞬間を撮影できる可能性が広がるっていいなあ」とうらやましく思ったりしてます。でも1/60秒のことがあるので・・・当分はスチルで頑張ります。

tatsuyaさん、こんばんは。
FZ1000は4K動画を試すために購入しております。スチル撮影にはほとんど使っておらず、それも試しに鎌倉と千鳥ヶ淵で使ったくらいで。
確かに少し大きいです。FZ200からセンサーが大きくなった事がサイズ肥大の原因だと思います。レンズも大きくなりますし。
しかし、動画は結構楽しめます。

H.Oさん、こんばんは(こんにちは)。
好奇心旺盛な性格が災いしております。(笑)
ハイビジョンの試験放送がうん十年前ですか・・・。そんな前からやっていたのですねぇ・・・。
放送技術もどんどん進化しておりますが、一般市民が付いていけるかどうか・・・。

koukoさん、こんばんは。
おっしゃる通りです。技術の進歩はどんどん進んでいます。
FZ1000、4K動画が撮影出来るカメラとしては結構安価な製品ですが、価格以上の性能を持っています。
koukoさんはカメラの動画機能をお使いになった事がありませんか。一度、試してみてください。結構面白いものですよ。
私は動いているものは動く映像で見たいのです。(笑)

Maruさん、こんばんは。
今日は動画切り出しです。
数年前に中古購入した大きなハイビジョンカメラ、もう過去の遺物になりそうです。(^^;
デジタルの進化は本当に速いですね。
私は映像に興味がある人間なので、進化に付いて行くのが大変です。(笑)
ある意味、スチル写真より興味があるのかもしれません。

ろだごんさん、こんばんは。
4Kだの8Kだの、映像に関心がある人以外、普通は理解出来ないかもしれませんですね。
おっしゃるようにKは1,000の単位、キロです。
パソコン用の4Kモニターが少しずつ増えて来ましたが、Appleは5KのiMacを出しました。
4K動画、30pでも結構重くなりますが、高級機は60p対応なので、パソコンもハイスペックなものを用意しなければならなくなります。
「決定的瞬間」、スチル写真ではなかなか難しいですが、動画からの切り出しだと容易くなるかもしれません。
例・・・カワセミのダイビング、或いは水中から飛び出す瞬間など。
将来的にはスチル写真の考え方を変えるかもしれません。少しオーバーでしょうか。

こんにちは。
4Kの延長で8Kもいけるという話を聞いたことがありますから、いきなり8Kに飛ぶのもアリなのでしょう。テレビメーカー的には、4Kで売って8Kでも売れれば儲けが大きいのかもしれませんが。
そういえば、僕のスマホも4K動画が撮れるようです(使ったことはないですが)。普通のビデオカメラよりスマホの方が先行している感じですね。

ビワさん、こんばんは。
テレビメーカーは今一生懸命に4Kテレビを売ろうとしていますが、そのほとんどに4Kチューナーは内蔵されていません。
CSで試験放送するだけなので。f^_^;
本命は8Kだからです。

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