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2015年5月 7日 (木)

「007/スペクター」の事など

Thunderball
007/サンダーボール作戦

今日は久々、映画の話題です。映画と申しましても、まったくの娯楽映画なのですが。

007シリーズの最新作が今秋以降、全世界で公開されます。先ず、10月に全英で公開、11月には全米で公開。そして国内では12月公開予定となっていますので、2016年の正月映画という事になりそうです。

最新第24作のタイトルは・・・、

「007/スペクター(原題 SPECTRE)」に決まったようです。

007シリーズのファンの方々にとって、「スペクター」という言葉には懐かしさを感じるのではないでしょうか。(^^)

「007/ドクター・ノオ」で、ノオ博士が自分が属している組織を「スペクター(幽霊)」と紹介して以来、「007/ゴールドフィンガー」を除いて「007/ダイヤモンドは永遠に」まで、常に主人公ボンドの宿敵として描かれていた国際犯罪組織がスペクターですね。

日本を舞台とした「007は二度死ぬ」で、初めてボスのブロフェルドが顔を見せるという心憎い演出が施されていましたが、それまでは常に猫を抱いている様子は見えるものの、顔は隠されていました。ただ、ブロフェルドが死んだとされる「007/ダイヤモンドは永遠に」以降、スペクターは登場する事がありませんでしたが、それは「名称の権利関係」が影響して本家のイオン・プロダクションがその名前を使えなくなったから、という事が伝わっています。

元々「スペクター」という国際的組織が登場したのは原作者のイアン・フレミング(本物の元MI6情報員でした)と、ケビン・マクローリーという人との、映画化(イオン・プロの007シリーズが登場する以前)を想定した共同脚本(題名:THUNDERBALL)に登場したのが最初なのです。しかし、映画化権を買ってくれる映画会社はなく、その共同脚本は日の目を見る事なく、消えてしまったわけです。

そこでイアン・フレミングは改めて小説として自分ひとりで書き直し、007シリーズに加えたわけです。その後、一連のシリーズが映画プロデューサーのハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリ(イオン・プロダクション)の目に止まり、第1作「カジノロワイヤル」以外の全原作の映画権を取得し、ショーン・コネリーをボンド役とした「ドクター・ノオ(Dr.No)」が映画化されたわけです。
ちなみに「カジノロワイヤル」の映画化権は先に米コロンビア映画が取得していました。

さて、イオン・プロによる「サンダーボール作戦」が映画化される際、嘗てフレミングと共に映画化目的で共同執筆したケビン・マクローリーが「サンダーボール作戦」の権利は半分自分にある、という事で訴訟を起こされたらしいですね。

結局、映画「007/サンダーボール作戦」のメインタイトルにプロデューサーとしてケビン・マクローリーの名前を表示する事と、ケビン・マクローリー自身による(サンダーボール作戦の)映画化は10年以上間をおく、という事で和解したらしいです。と同時に、「スペクター」という名前を使う権利もケビン・マクローリーにあるという。

で、本家イオン・プロによる「007/サンダーボール作戦」とは別に、ケビン・マクローリーはボンド役をすでに引退していたショーン・コネリーを起用して、サンダーボール作戦を後に映画化しています。映画化時のタイトルは「007/ネバーセイ・ネバーアゲイン」です。以前、この映画はここで採り上げておりますね。

ダニエル・クレイグのボンド役から新シリーズとなった007シリーズですが、

007/カジノロワイヤル(2006年)
007/慰めの報酬(2008年)
007/スカイフォール(2012年)

3本作られておりますので、今回が4本目。金髪、青い目のボンドとしていろいろと言われているようですが、前作「007/スカイフォール」を観た時、一番に思ったのが老けたなぁ・・・という事。(^^;

やはり隔年できっちり作らず、間が長いと観る側は俳優さんの変化に敏感ですから。まぁ、その事はともかくとして、「007/カジノロワイヤル」と「007/慰めの報酬」はストーリーが続いているという、シリーズとしては珍しい作品なのですが、両作品とも劇中でボンドの敵役がしきりに「組織」という言葉を吐いていたので・・・、

ひょっとして、「組織」ってスペクターの事かなぁ・・・?

なんて、007ファンの私は思ったものです。過去の一連のシリーズとは訣別して、ダニエル・クレイグからは新007シリーズとして描かれていますので、もしかしたらまた「スペクター」の登場か?

そうしたら最新作のタイトルはそのものズバリ、「007/スペクター」でした。(^^)

もう・・・私は拍手喝采です。やはり007シリーズにはスペクターが登場しなくてはねぇ。寅さんに綺麗なマドンナが必要なように、007にはスペクターが必要です。(笑)

前作でようやくMの秘書、お馴染みのマネー・ペニーとQも登場し、ようやく007シリーズらしくなりました。

果たして、また「ブロフェルド」と名乗るボスが登場するのか否か。実に楽しみです

すでに最新映像の一部がネットで見られます。

こちらと

こちら

この最新映像を見ますと、「007/サンダーボール作戦」でスペクターの幹部、エミリオ・ラルゴと、とても色っぽかった女性(^^)、フィオナが指に装着していたスペクターの指輪が再び出て来ますね。

既に亡くなっていますが、ジョン・バリーの音楽がこれらの映像と共に流れていたら、最高なのですが。

撮影はオーストリアやメキシコ他が使われたようですが、新ボンドカーとして「アストンマーチン DB10」がお披露目のようです。すでに最新作のポスターも出回っているようですし、3年ぶりの新作には大いに期待しております。

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コメント

ダニエル・クレイグが私は一番好きなボンドです。。
小さい時に観たボンド映画では秘密の武器に魅せられたりしましたが。
逆にスターウォーズは昔の方が好きです。後期のはCG感がなんともです。
なんでかな?

おはようございます。
ダニエル・クレイグ、落ち着いた渋いボンドになっていますね~♪
お話をうかがっていて、もう懐かしくて!
先日スカパーのAXNミステリーチャンネルで
冷戦時代のスパイ・ミステリーがはじまるというのを知って、007のことを思い出していました。
007の新作、これは楽しみですね^^

おはようございます。
007の新作が、お正月に、観られるのですね。
007は、ダニエル・クレイグ(カジノロワイヤル)から、観ています。
ダニエル・クレイグは、ボンド役に相応しくないと言われていましたが、私は、気に入っています。(^^)
ハンサムではないけど、いい雰囲気です。^^;
今日のお話で、少し予備知識ができました。
新作映画が、楽しみです。(^^)

tatsuyaさん、こんばんは。
ダニエル・クレイグのボンドがお好みですか。
肉体派のクールなボンドですよね。
スターウォーズも含め、最近の映画はCGが増えてリアル感が消失しているように思います。

koukoさん、こんばんは。
ダニエル・クレイグのボンドは従来のイメージとは随分違うように感じていましたが、最近はこれもありかな・・・と思っています。
007シリーズ、元々原作は東西冷戦時代に書かれておりますので、常に仮想敵国はロシアでした。
しかし時代も変わり、ストーリーも変化が出ていますね。原作はすべて映画化が済んでしまっているのも理由のひとつかもしれません。

Maruさん、こんばんは。
はい、12月公開予定になっております。
ダニエル・クレイグから007シリーズをご覧になっていらっしゃるのですね。
従来のボンドのイメージとは結構違うキャラクターでスタートしましたので、その点が古いファンからいろいろと言われたのではないかと思います。
三年前、シリーズ全作をまとめたBlu-ray Discのボックスを私は購入しております。今だにそれを繰り返し見ているのです・・・(^^;
新作も楽しみです。

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