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2016年1月25日 (月)

五味康祐氏の遺品

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五味康祐氏の貴重な遺品を見る事が出来ました。

このスピーカー、説明書きによりますと「一見、JBLのメトロゴンかと思うがそうではなく、五味が家具職人に特注で作らせたスピーカーシステムであろう」と書かれています。

中に入っているスピーカーユニットは左右とも初期のタンノイ製で、左が「モニターブラック(1950年代後半頃)、右が「シルバー(1950年末〜1960年代前半)という事で、左右異なるユニットが使われているそうです。

私が訪れた時はヴィヴァルディの「四季」が鳴っていましたが、結構良い音でした。

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生原稿です。字はあまりお上手ではないですね。以前、松本清張さんの生原稿も見た事があるのですが、作家の方は結構乱筆のようで・・・(^^;

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これにはビックリしました。芥川賞を受賞した時の電報です。大事に保管されていらしたのでしょうね。

『貴下の「喪神」芥川賞に決まった」文春 小野』

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これが当時の芥川賞を発表していた雑誌「文藝春秋」で、昭和28年3月号。

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クォードの真空管アンプ。このパワーアンプの事も五味さんが書かれたエッセイで読んでいます。

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愛用していた真空管とカートリッジです。

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TEACの業務用テープデッキですね。EMTのレコードプレーヤーの横に設置してありました。

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五味さんの作品です。「柳生武芸帳」は東映で映画化されていますね。そのビデオソフトも展示してありまして、柳生十兵衛役は近衛十四郎さん。俳優、松方弘樹さんのお父上です。

五味さんの生涯は波瀾万丈のようですが、天国でも大好きなベートーヴェンのピアノ・ソナタ 作品111をお嬢様とご一緒にお聴きになっているのではないでしょうか。

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コメント

おはようございます。
驚くばかりですね♪ 家具職人に作らせたスピーカーシステムとは!
本当に五味さんにとって音楽はなくてはならないものだったのでしょうね。
この年の芥川賞はもう一人は松本清張さんなのですね。
大物作家誕生の年だったのですね^^

おはようございます。
素敵なレコードコンサートを聴いてこられたのですね。
年代物で大変高価な希少なステレオ、音楽ファンなら、是非、音を聴いてみたくなりますね。(^^)
音質に拘ることなく音楽を聴いている私でも、その音を聴いてみたくなります。(^^)
五味康祐さんの遺品なども、ご紹介してくださって、ありがとうございます。
音楽を通して、お作家さんの人生に触れられたのですね。
私も、昨日と今日のお話を読ませていただいて、また、興味の幅が広がりました。m(__)m

1枚目スピーカーは、てっきりパラゴンかと思いましたが、特注品とはこりゃまた凄いことに^^ゞ

QUADIIは私も使ってました。
200V仕様でしたので、購入時にステップアップトランスが付いていたのですが、
部屋に200Vも引いていたので、そちらを使っていました。

良いアンプでしたが、難を言えばKT66が高価と言う事でしょうか。
共産圏の安い玉が手に入る以前は、入手難でした。

写真のQUADIIの奥に見える三極管は、多分2A3でしょうね。

koukoさん、こんばんは。
本当ですよね〜、特注品ともなればキャビネットだけで相当なコストが掛かっているでしょうね。これだけ見事なものですから。
音楽を少しでも良い音で聴きたかったのでしょう。
松本清張さんと同時に芥川賞を受賞していた事を、この資料を見て知りました。

Maruさん、こんばんは。
今時レコードコンサートなんて実に珍しい催し物だと思います。
でも、こうした貴重な遺品を使ってのコンサートですから、聴きたい人が多いようです。
私は大分前に五味さんの音楽、オーディオに関する著書を読んで共感するところが多く、その再生装置にも興味を持っておりました。
思わぬ形で五味さんの愛用機器で音楽を聴き、いたく感動しました。

スカルピアさん、こんばんは。
パラゴンは私も知っているのですが、メトロゴンは知りませんでした。
で、調べてみたら、作られた台数が少ないようで、かなり希少価値の高いスピーカーのようです。

ぽちさん、こんばんは。
おお、このアンプをお使いだったのですか!
それとご自宅に200Vを引いておりましたか。かなりのオーディオマニアでいらしたのですね。^_^
私、真空管の知識が無いのです。^_^;
「管球王国」という雑誌も刊行されるくらい、今は管球アンプが人気ですね。

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