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2016年3月26日 (土)

「家族はつらいよ」山田洋次監督作品

Kazokuha

松竹映画「家族はつらいよ」

出演 : 橋爪功、吉行和子、西村雅彦、夏川結衣、中嶋朋子、林家正蔵、妻夫木聡、蒼井優、小林稔侍、風吹ジュン、笹野高史、笑福亭鶴瓶 他
脚本 : 山田洋次、平松恵美子
音楽 : 久石讓
監督 : 山田洋次

現在、全国の劇場で公開中

悲劇と喜劇は背中合わせ。そういう事を改めて思わせてくれた作品です。久々に映画を観て笑わせて頂きました。「母と暮せば」で山田洋次監督は、戦争や原爆に触れたシリアスなドラマを作り上げたわけですが、その後に喜劇を持って来るという、何か山田洋次監督らしさを私は感じました。

一貫して「家族」を描き続けて来た山田洋次監督ですから、今回も変わらず「家族」がテーマです。極々平和な三世代家族と思われていた平田周造(橋爪功さん)一家。妻である富子(吉行和子さん)への誕生日プレゼントとして欲しいものを周造が尋ねると、富子は周造に「450円のプレゼントをお願い」と申し出ます。

「450円?」と訝しげに思う周造。すると富子は自分への誕生日プレゼントはこれをお願いしますと、すでに自分は署名捺印を済ませている「離婚届」を周造の前に突きつけるのです。びっくり仰天の周造!

おまけに長女・成子(中嶋朋子さん)が夫と別れたいと実家である平田家に泣きついてくる始末。(笑)
成子を追い掛けて来た夫の泰蔵(林家正蔵さん)が周造に執り成しを願い出るも、周造自身も妻から離婚を申し出られていると暴露し、平田家は大変な騒ぎに。(^^)

さて、世のご主人様。妻から誕生日プレゼントととして離婚届に判を押してくださいと言われたら、どうします?(^^)

笑えたのが富子のこの言葉。
「あなたと一緒にいる事が私のストレスなの!」

何十年も不満ひとつ言わず、健気に夫に尽くして来た、言わば古き良き時代の「日本の妻」を務めて来た富子だからこそ重みを感じるこの言葉。

しかし、最後は山田洋次監督らしい結末です。既婚者も未婚者も、男性も女性も、是非観て頂きたい問題作です。(笑)

ところどころ、寅さんシリーズを思い起こさせるシーン(例 : 周造が階段でこけたり)もありますし、何気なく背景に「東京家族」のポスターが貼られていたり。(^^;

その名作「東京家族」の出演者でコメディーを作ってしまうという・・・、山田洋次監督ならではの発想ですね。(^^)

そうそう、メインタイトルのアニメーションはイラストレーター横尾忠則さんの手によるものですが、その後の平田家の騒動を暗示させる面白い作りでした。

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コメント

おはようございます。
山田洋次監督の喜劇、これは面白いに違いないと思っていましたが、
ストーリーの始まりを読ませていただいただけで、すでに面白い♪ 
この先はどうなるのかしら^^
お写真のポスターに「男はつらいよ」から20年とあるのを見て
もうそんなにたってしまったのかと驚きました。

おはようございます。
面白そうな映画ですね。(^^)
山田洋二監督らしい結末とのこと、この離婚話がどう展開していくのか気になります。^^;
>世のご主人様。妻から誕生日プレゼントととして離婚届に判を押してくださいと言われたら、どうします?(^^)
この答えを聞いてみたいような気がします。^^;
いつも素敵な映画をご紹介してくださって、ありがとうございます。m(__)m
是非、見てみたくなりました。(^^)

koukoさん、こんばんは。
はい、面白いです!(^^)
さすが山田洋次監督です。笑いのツボを心得ております。
是非、劇場へ足を運んでくださいませ。
寅さんが終わってそんなに経つのですね・・・。

Maruさん、こんばんは。
面白いですよ〜・・・・(^^)
久しぶりに劇場で笑いました。
結末は本当に山田洋次監督らしい終わり方です。
なるほどなぁ・・・・そうだよなぁ・・・と思いました、私。
でも、Maruさん宅は、平和で愛情溢れるお宅ではないかと想像しております。(^^)
是非、ご覧になってくださいませ。

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