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2017年1月28日 (土)

私の愛聴盤 第22回

Gulda

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲全集

フリードリッヒ・グルダ(ピアノ)
ホルスト・シュタイン指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

1970年6月、1971年1月、ウィーン ゾフィエンザールで収録

英デッカ・ハイレゾ音源(192kHz/24bit)

CD、SACDでも発売中

今日は私の愛聴盤をご紹介させて頂きます。グルダをソリストに迎えたベートーヴェンのピアノ協奏曲全集です。CDでも発売されておりますが、最近私はハイレゾ音源をダウンロード購入しまして、悦に入っております。何しろ、滅茶苦茶愛している演奏ですから。

全5曲、全てお気に入りですが、中でも第4番が取り分け気に入っております。実はこの曲は2回目の登場です。(^^;
ただ、今日は改めて全5曲のご紹介で。今迄、いったい何回聴いて来たか自分でも分かりません。

古典派の協奏ソナタ形式の概念に捉われる事なく、ピアノのソロから始まるお馴染みの第4番。グルダのピアノが主題を奏でた後、ウィーン・フィルの弦が静かに追って来るように始まる僅か十数小節を初めてこの演奏で聴いた時、「やられた!」と思ったものです。

グルダはジャズマンとも共演してジャズピアニストとしても活動していたせいか、クラシック音楽愛好家からは醒めた目で見られがちですが、このピアノ協奏曲全集は実に正統的な演奏です。とは申せ、第5番「皇帝」の第一楽章冒頭のカデンツァのように独自的解釈でアッと言わせたりもしますが、そういうところでさえ「やられた!」と、良い意味で感心させられます。

第二楽章冒頭、シュタイン指揮するウィーン・フィルがまた素晴らしい! 一聴、紋切り型のような解釈に聞こえるかもしれませんが、他の多くの指揮者では満足出来る演奏はありません(自分には)。

そして第三楽章です。弾むような弦の調べに乗って、ピアノがより一層楽しげに弾むように登場。ここでのグルダの演奏は自分には形容の言葉が見つからないほどで、ただただ素敵!としか申せません。テンポ、リズム、強弱、もう最高です!

長らく私はこの第4番をキングレコードから発売された特製重量盤「スーパー・アナログ・ディスク」で楽しんで来ましたが、これからはハイレゾ音源もまた充分楽しんで聴く事が出来ます。嬉しい!

一曲ずつご紹介しますと大変長くなってしまいますので第4番のご紹介だけに留めおき致しますが、第5番「皇帝」も素晴らしい演奏です。第3番も、そして第1番も、もちろん第2番もです。要するに全5曲、どれも感動する演奏なのです。(笑)

最後にバイロイト音楽祭で「指輪」を指揮した事もあるホルスト・シュタインの指揮について触れておきます。日本では凡庸な指揮者としてレッテルが貼られているシュタインですが、この全集では奇跡的とでも言って良いほど、大変素晴らしい解釈を聴かせている事を特筆しておきます。

ああ・・・、音楽って良いなぁ・・・。

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コメント

おはようございます。
今日もKONDOHさんの「愛」があふれた記事ですね^^
ハイレゾ音源のダウンロード、やったことがありませんが、
かなり音が違うのでしょうね。
私はこのところ逆行しておりましてLPを出してこようかと思っている今日この頃です^^:

おはようございます。
文章から、KONDOHさんの感動が伝わってきました。(^^)
今、YouTube で、ベートーヴェン/ピアノ協奏曲の4楽章を聴きながらコメントしています。
優しさ清らかさと、強さ情熱を感じるベートーヴェンらしい素晴らしい楽曲ですね。
最近は、クラッシックを聴いていませんので、聴く機会を与えてくださって、ありがとうございます。
好きな音楽に耳を傾けるゆとりのある時間、たまには持ちたいですね。
私は、バックグランドミュージックとして音楽を聴くばかりです・・・

koukoさん、こんばんは。
お恥ずかしいです。
自分の好きな音楽や映画を、ブログタイトルのように自由気まま、勝手気ままに書き記しているだけであります。
ハイレゾ音源、CDより気持ち柔らかく感じます。アナログに近づいたのでしょうか。
koukoさんはLPを聴こうとされていらっしゃるのですか?
良いですねえ・・・是非。(^^)

Maruさん、こんばんは。
少しでも私の感動が伝わったのなら、嬉しいです。
YouTubeでお聴きになりましたですか?
良い曲でしょう・・・?
私は全5曲の中では第4番をもっとも愛好しておりますが、その他の曲も皆名曲ですね。
主婦の方は家事でお忙しいと思いますので、なかなかゆとりがないかもしれませんね。でも、それだからこそ時間をお作りになってください。あ、写真撮影でゆとりを取っていらっしゃいますね。(^^)

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