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2017年10月20日 (金)

忘れさられていたレコード

0910

ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」からの管弦楽曲集

A面
 1. ジークフリートのラインへの旅
 2. シークフリートの葬送行進曲
B面
 1. ブリュンヒルデの自己犠牲

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
ウィルヘルム・フルトヴェングラー指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(A面)
フィルハーモニア管弦楽団(B面)

録音 : 1954年3月(A面)、1952年6月(B面)
英HMV ALP 1016

最近、もう聴かないだろうと判断したアナログレコードを約1,000枚ほど処分したのですが、残す残さないの選別をしている際、「あれ? こんなレコード持っていたんだ・・・」と、自分でも持っている事を忘れていたレコードが結構ありました。(^^;

したがってレコードを持っていないと思い、購入した同じ音源のCDも結構あります。困ったものですねぇ・・・(笑)

もちろんレコードを所持している事を知っていて購入しているCDも結構ありますよ。CD BOXで購入しているものはレコードとのダブりが結構多いのです。

さて、その残す残さないの選別をしている時に自分が一番ビックリしたレコードが、今日ご紹介する歴史的な古い録音のレコード。録音そのものは国内盤(CD)で普通に入手出来る音源ですから別に珍しくもないのですが、出て来たレコードが初期盤だったからなのです。

それも一時神様のように崇めていた往年の名指揮者、フルトヴェングラーの初期盤です。

0911

これがレーベル。英HMV盤です。後の英EMIですね。HMVのニッパー犬がレーベルに大きく印刷されています。まさに英HMV 78回転SP盤からLPへの続きが垣間見られますね。

冒頭のジャケット写真を随分昔、フルトヴェングラーのディスコグラフィーで見て以来、お気に入りのジャケットだったのです。多分、その後に中古レコード店で見付け、購入していたのでしょう。もちろんメチャ安な価格で。

そんな珍しいレコードを所持していた事を忘れていたなんて・・・。如何にレコードを聴いていなかったかですね、長い間。(笑)

で、嬉しくなって改めて聴き直しました。フルトヴェングラーのワーグナーは必ずしも私の好みとは違うのですが、往年のワーグナー歌手、フラグスタートの名唱を聴くレコードです。

0912
東芝EMI WF-60032

で、東芝EMIから発売された国内盤を取り出し、オリジナル盤と聴き比べてみました。

帯域が自然なのは初期盤の方。国内盤は周波数レンジを広く聴かせようとしているのか、高域をやや持ち上げたイコライジングをしています。これはやはり初期盤の方が私は良いです。(^^)

余談ですが、第二次大戦終盤にベルリンを占拠したソ連が、ベルリンの放送局に残るフルトヴェングラーのライヴ録音テープと録音機をごそっとモスクワに持ち帰り、戦後ロシア国内だけでレコードとして発売されていたのです。その貴重な録音が西側に知られたのは・・・、

ソ連に旅行した英国人がその貴重なレコードを見付け、狂喜して買い込み、帰国後にその国営メロディア盤をダビングして「ユニコーンレーベル」として発売したわけです。それが日本国内(日本コロムビアと東芝EMI)でも発売され、大きな話題になりました。レコードからダビングしたテープでまたレコードが作られたわけです。明らかに違法行為ですね。それもレコード会社が。(笑)

1980年代になってようやくソ連が録音テープを西側に返却しましたが、それはオリジナルからコピーしたテープでした。したがってオリジナルテープから起こされたレコードはメロディア盤のみという事に。

後年、神田に在った新世界社という会社がメロディアと交渉し、日本国内限定という約束でメロディアが全録音を再プレスしてくれまして、オリジナルテープから起こされたレコードが日本で発売されました。当然私は全録音を購入しましたので、メロディア盤によるフルトヴェングラーの戦中ライヴ録音盤を今も所持しております。これは手放せません。(^^)

ちなみに戦中、ナチスドイツはすでにテープ録音を実用化していたのですね。ドイツには優れた科学者が如何に多かったかが分かります。それを平和利用していたら・・・と、改めて思います。

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コメント

おはようございます。
なかなかインパクトのあるジャケットですね。
1枚のレコード盤にも、いろいろな歴史があるものですね~。
新旧の聴き比べをしたり、そういったことも楽しみのひとつですね。
持っていないと思い買ってしまうこと、私はよく本でそういうことがあります^^

koukoさん、こんばんは。
このジャケット、なかなかインパクトがありますでしょう?
レコードグラフィーで見た瞬間、「あ、このレコード欲しい」と思ったものでした。
しかし、その後に購入していた事を忘れていたなんて・・・(笑)
koukoさんは本の購入で思い違いをされる事がおありなんですか?
凄い読書家なんですね。(^^)

ご無沙汰しています。こりゃまた、えらいコレクションですねぇ、、、
ロシア軍は色々やらかしていたのですね(*_*)☆\(-_-;)
コンタックスのカメラも工場と技術者をかっさらって行ったらしいし^^ゞ

ROCKSさん、こんばんは。
ロシア軍は音楽だけでなく、コンタックスの技術もかっさらって行きましたからねぇ・・・。
まぁ、お陰でBiogonのそっくりレンズが格安で手に入れられる事もありましたが。(^^;
フルトヴェングラーの戦中ライヴ録音は今となっては珍しくもないですが、一般的に入手出来るのはオリジナルテープからコピーされたものですから、露メロディア盤は貴重だと思います。

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