霞ヶ浦
先日、茨城県の霞ヶ浦で撮影したミサゴを掲載済みですが、今日はその霞ヶ浦を訪れた時の本編という事で。
土手沿いを歩いていたら、土手下から伸びている前方の木に猛禽らしき後ろ姿が。ほぼ平行目線。「トビかな?」と思いながらも立ち止まって一枚撮影。
で、音を立てずにゆっくりと近付き・・・、
ファインダーを覗いていると、顔を横に向けました。
「げ! オオタカじゃん!」
慌てて一枚撮影。しかし、細い枝が僅かに眼光鋭い目の上に被っているので私は少し姿勢を低くして撮影しようとした瞬間、土手下に飛ばれてしまいました。
距離10mくらいだったのでは? それじゃぁ逃げられますよね。(笑)
静かに土手下を覗いてみたものの、オオタカはいません。気がついたら河口を低空飛行で飛んでいるではありませんか。
慌てて撮影したのがこのカット。結局対岸に消えてしまいました。
ほどなく、広がる田圃横の道を歩いていると、今度はノスリと遭遇。これまた前方の木に止まっています。
しかし、都会の公園で見る人慣れした猛禽とは違い、少しでも近付けば飛んでしまいます。やはり警戒心が強いですね。前述のオオタカも同じ。
しばらく時間が経ってからですが、田圃の畦道を歩いていたら、右手からバタバタと猛禽が飛び上がったので慌てて撮影。しかし、真逆光での撮影だった事と、多分トビだろうと思って気にしなかったのですが、自宅のパソコンで見たら、何とノスリでした。
多分、捕まえた獲物を食べていたのでしょうね。そこへ私が歩いて来たので飛び立ったという事でしょう。
珍しい鳥さんを見られました。ヘラシギです。スプーン型の長い嘴を持ったシギです。もちろん私は初めての遭遇。
五、六羽いたのですが、少し近づいたら次々と飛ばれました。(笑)
雲にお日様が隠れましたが、端の方が彩雲となっています。
今まで沼地などで採餌しているところしか見た事のないタシギ。今回は珍しい飛翔シーンを撮影出来ました。もちろん飛んでいるところを見るのは初めて。タシギも飛べるんですね、って当たり前。鳥なんだから。(^^;
早い話し、私の影に驚いて鳴き声を上げながら飛び出したのです。私も歩いている時、タシギに全く気が付きませんでした。
タゲリも初めて見ました。群れている事が多いはずですが、この時は何故か一羽だけ。もっと近付きたかったのですが、警戒心が強く、飛ばれました。
タゲリの直ぐ前にアオサギがいまして、都会のサギ類とは違い、これまた警戒心が強くてアオサギが飛んだら一緒にタゲリも飛んでしまったのです。一応、飛んだ姿も撮影しましたが。
カワラヒワが群れで移動していました。その他、ホオジロも群れて。
最後はトビです。トビもタカ科の立派な猛禽類です。江ノ島のトビと違ってここでは人間の食べ物を狙ったりしません。(笑)
霞ヶ浦で見る野鳥たち、例外なく警戒心が強いですね。カモ類ですら岸近くにいても、人影に気付くと飛んだり、或いは泳いで沖の方へサーっと行ってしまいます。まぁ、これが本来の野生の姿ですね。
Canon EOS 7D Mark II
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
SONY α7R III + SIGMA MC-11(7枚目のみ)
都内に生息する野鳥類は人馴れしてとても可愛いですが、本来違うんですね。昨日行った不忍の池にいた鴨。都内では警戒心が強い方ですが、全く御構い無しに人影に反応して近寄ってきます。新宿御苑では池の鯉まで人馴れしてる始末ですしね(笑)
投稿: YOU | 2018年2月13日 (火) 07時21分
おはようございます。
多くの種類の野鳥がいるのですね。
こうして次々に見せていただくと、簡単に遭遇できるように思ってしまいますが、
実際は見つけるのは大変なのでしょうか?
鳥が大空を飛んでいる景色を眺めるだけでも、気持ちがリフレッシュされるでしょうね~。
投稿: kouko | 2018年2月13日 (火) 08時36分
YOUさん、こんばんは。
都会の公園で見られる野鳥は大なり小なり人慣れしておりますね。
渡って来た当初は結構警戒しますが、時間が経つにつれ、人間は害がないと分かって来ると結構近付いても平気になるようです。
投稿: KONDOH | 2018年2月13日 (火) 19時27分
koukoさん、こんばんは。
今の時期は沢山の鳥がシベリア方面から渡って来ていますから、非常に多くの種類を見る事が出来ます。
なので、私も毎年この時期は野鳥撮影が中心になります。
見付けるのは結構大変です。今日の記事の他にも撮影しておりますが、都会でも普通に見られる鳥はカットしています。
ちなみに今日の鳥たちの撮影に掛かった時間は、およそ7時間です。(^^;
投稿: KONDOH | 2018年2月13日 (火) 19時31分