EF 400mm F5.6L USMをSIGMA MC-11で使ってみる
すっかり夏羽に変わっているオオジュリン。撮影場所は十数年振りに訪れた東京港野鳥公園です。デジスコで野鳥撮影を始めた頃、何度か訪れておりましたが、実に久しぶりで懐かしかったです。
映画「いそしぎ」のタイトルにもなっているイソシギです。私は見ていないのですが、テーマ音楽が素敵です。大好きな曲で、過去ジャズメンも演奏していますね。
さて、今日は鳥さんのご紹介と言うより、キヤノン製でフィルム時代に設計された超望遠単焦点レンズをシグマさんのマウントアダプターを介してSONY α7R IIIで使ってみるという、二回目のテスト撮影を掲載してみます。
コサギが小魚を捕食した瞬間です。ほぼ正面から撮影出来ました。
(SONY α7R III 主な仕様)
有効画素数 : 35mmフルサイズセンサー 4240万画素
連写速度 : 最高 10コマ/秒(メカ、電子シャッター共)
ファインダー : EVF 約369万ドット
ファインダー倍率 : 0.78倍
手ぶれ補正 : イメージセンサーシフト方式5軸補正 5.5段(αシリーズ最大)
重量 : 572g(本体のみ)
SONY α7R IIIには幾つかのAFモードがありますが、そのうちこのレンズでは「ゾーンAF」と「ロックオンAF : 拡張フレシキブルスポット」が使えませんでした。
シグマさんのCanon EF - SONY Eのマウントアダプターは「シグマ製キヤノン EFマウント」のレンズでしか動作保証(それも機種限定)しておりませんので、キヤノン製EFレンズでAFが効かない、迷うといった事は使い手の自己責任になりますから仕方ありませんね。
羽田空港が近いので、次々と飛行機がアプローチしている様子を野鳥公園から見られます。
オートフォーカスの動作ですが、真ん中の測距点を使えば爆速ではないもののある程度普通に使えますが、中心から外れた測距点では迷う事が多々ありました。上のイソシギ、AF-Cモードで撮影していますが、こちらに向かってちょこちょこ歩きながらの採餌の様子は撮影した十数枚、ジャスピンで捉えておりました。
以上、ここまでは東京港野鳥公園での撮影で、次の写真からは羽田空港第2ターミナル展望デッキでの撮影になります。
野鳥公園では飛びもののテストを出来なかったので、羽田の展望デッキで飛行機相手でテストしてみました。
測距点は中心からやや左側を選んでいます。
飛行機のように一定方向しか動かない被写体には全く問題なくAFは食い付いて行きます。
問題は野鳥のようにランダムに飛ぶ被写体の時どうか・・・ですね。チャンスがあればテストしてみたいと思っています。気温が上がって、こちらでは猛禽類を見られる機会がぐっと減っているのが残念。飛翔する猛禽類は最適な被写体なのですが。
ちなみにシグマ製100-400mmと150-600mmはランダムに動く被写体に対しても、全く問題なく動作しています。何より、α7R IIIのAF追従能力の素晴らしさは感動ものです。
政府専用機がハンガーまで、トーイングカーに牽引されているところを撮影。
新型ジャンボを採用しているルフトハンザドイツ航空機のテイクオフです。離陸からピントはすべてジャスピンで来ております。
しかし、ソニー製ミラーレスカメラでキヤノン製レンズがオートフォーカスで使えるというこの便利さ。シグマさんには感謝ですね!
撮影は全て手持ちで行なっています。レンズには光学手ぶれ補正機能は内蔵していませんが、α7R IIIのボディ内手ぶれ補正が機能しています。
もし、マウント替えを考えているキヤノンユーザーがいらっしゃるなら、ソニー Eマウントへのマウント変更がしやすくなったのではないかと思います。(^^)
SONY α7R III
Canon EF 400mm F5.6L USM
Canon EXTENDER EF 1.4x III(1〜5枚目)
SIGMA MC-11
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