私の愛聴盤 第24回
コン・アモーレ
愛の喜び〜ヴァイオリン名曲集
ジプシーの女(クライスラー)
愛の悲しみ(クライスラー)
愛の挨拶(エルガー)
感傷的なワルツ(チャイコフスキー)
美しい夕暮れ(ドビュッシー)
夜想曲 第20番(ショパン)
ガヴォット(ゴセック)
愛の喜び(クライスラー)
ハンガリー舞曲 第1番(ブラームス)
他、全17曲
キョンファ・チョン(ヴァイオリン)
フィリップ・モル(ピアノ)
1985年10月 録音
ユニバーサル ミュージック UCCD-50061(CD)
久々に私の愛聴盤を今日はご紹介させて頂きます。今年初ですね。
女流ヴァイオリ二ストのキョンファ・チョン、大分前にもブルッフのヴァイオリン協奏曲を愛聴盤として採り上げておりましたが、こちらの盤は良く知られているヴァイオリンのための独奏曲を集めています。
協奏曲などでは時に激情的な演奏を魅せてくれるヴァイオリニストですが、今日ご紹介のCDはしっとりと聴かせてくれます。特に「愛の悲しみ」や「愛の挨拶」、そしてショパンのピアノ曲をヴァイオリン用にアレンジした「夜想曲 第20番」は、聴いていて背筋がゾクゾクっとシビれて来まして、それはもう大感動ものであります。
クライスラーの愛奏曲はクライスラー自身による録音をオリジナルのSP盤で持っていますが、その自作自演盤も素晴らしい演奏ですね。しかし、キョンファ・チョンの演奏はクライスラー盤をも上回る、超絶的名演と私は感じ入っています。
同じクライスラーの作品でも「愛の喜び」は曲名通りリズミカルに、楽しく歌い上げており、聴いているこちらもつい身体が動いてしまいます。(笑)
ジャズ用語で言うところのスイングするような感じでしょうか。
一曲一曲コメントを書き込むとまた長くなってしまいますので(笑)、音楽ファンはただ黙ってお聴き頂きたいです。
本当に素敵な演奏が鏤められておりますよ。
仕事中のBGMに平均律グラビアを流しています。今はエドウィンフィッシャー師匠と、その影響が大きいリヒテル師匠の演奏を毎日聴いています。バイオリンだと、BGMになり難い(感情的すぎて)けど、我慢できずにヘンリクシェリング師匠の演奏を流しています。KONDOHさんの流暢な解説を読んで、キョンファ・チョンさんのバッハを聴いてみたいと思いました。
投稿: ROCKS | 2018年9月15日 (土) 00時43分
ROCKSさん、こんにちは。
平均率をBGMですか!
フィッシャーの演奏は歴史的名演奏ですね。リヒテルも定番的演奏で、ファンも多いですね。
私は昨年、ようやくグレン・グールドの全録音を聴きました。何年も前に全録音をまとめたCD BOXを買ってはいたのですが、ずっとそのままになっていました。(^^;
で、グールドの平均率が気に入ってしまい、何度となく再生しておりました。それとゴルトベルク変奏曲を。
キョンファ・チョンさんのバッハも良いですよ!
投稿: KONDOH | 2018年9月15日 (土) 12時39分
KONDOHさん、こんばんは。
愛聴盤の紹介、久しぶりですね。
「愛の悲しみ」や「愛の挨拶」等、好きな曲が多いので、今度購入します。
今夜は、98年の東京ライヴ(第1夜、第2夜)を聴こうかと。
良いCDを紹介頂き、ありがとうございます。
投稿: なな | 2018年9月15日 (土) 19時32分
ななさん、こんばんは。
今年初めてでしたねぇ・・・。
ご紹介したい盤は沢山あるのですが、ついつい写真が先になっています。
98年の東京ライヴ2枚、良いですよねぇ・・・(^^)
やはり聴衆を前にしての演奏はさらに素晴らしいです。
第一夜のアンコールには「愛の悲しみ」が演奏されていますね。(^^)
今日ご紹介しているCDも気に入って頂けると思います。
投稿: KONDOH | 2018年9月15日 (土) 22時59分