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2019年2月 2日 (土)

ジョコンダ・デ・ヴィート

2570

メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲 ホ短調、作品64
ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」〜前奏曲と愛の死

ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ウィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
トリノ放送交響楽団

1952年3月11日、イタリア・トリノでのライヴ録音

セブン・シーズ(キングレコード)KIJC-2008(廃盤)

2571

ブラームス/ヴァイオリン協奏曲 ニ長調、作品77

ジョコンダ・デ・ヴィート(ヴァイオリン)
ウィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
トリノ放送交響楽団

1952年3月7日、イタリア・トリノでのライヴ録音

セブン・シーズ(キングレコード)KIJC-2007(廃盤)

一昨年に続いて昨年秋、500枚ほどのアナログレコードを処分したのですが、その時に「あれ? このシリーズ、もしかしたら一度も針を落としていないかも」と思い、処分を思い止まったレコード群が有りました。

それはキングレコードから発売された「不滅のアナログ フルトヴェングラー/コレクターズ・エディション」という14点のアナログレコードです。

2572

ジャケットの帯にはこのように記されています。嘗て限定版として発売された「スーパー・アナログ・ディスク」という音質に拘ってカッティングされた特製重量盤のシリーズと同じシステムでカッティングされているのです。という事は、このシリーズも高和元彦(故人)さんプロデュースだなぁ・・・と思い、手元に残したのでした。

購入当時、フルトヴェングラーのレコードだから、取り敢えず買っておこう・・・というような気持ちで散財していたのでしょう。私、贔屓のアーティストは発売されたら買う、という主義なので、ダブっている音源が多いのです。当時、さすがにフルトヴェングラー熱は冷めていましたが、CD時代に発売されたアナログレコードという事で手を出したのでしょう。

イタリア出身の女性ヴァイオリニスト、ジョコンダ・デ・ヴィート(1907〜1994)で聴くメンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲ですが、耳タコになっている通俗名曲とも揶揄されるこの曲の演奏に惹きつけられました。特に第一楽章のカデンツァ以降、ググッとなってしまったのです。キョンファ・チョンさんのヴァイオリンを初めて聴いた時の感動が蘇って来ました。実に素晴らしい!

続く第二楽章がまたしっとりとした音色で、この曲を初めて聴いたような錯覚に陥ります。この演奏を聴いた後、もう一枚のブラームスも休憩をおかずに続けて聴いてしまったのです。正直申しますとブラームスのヴァイオリン協奏曲は少し冗長に感じるので、熱心に聴いては来ませんでした。

しかし、この演奏はフルトヴェングラーのバックが素晴らしい事も相まって、これまた久し振りにブラームスのヴァイオリン協奏曲を堪能出来ました。録音の方もライヴとはいえ、モノラルのテープ録音が発達していた時期なので、良い音で鑑賞に何ら問題ありません。フルトヴェングラーのライヴ録音って、音が良くないイメージがありますが。

ジョコンダ・デ・ヴィートは1962年で早々演奏活動に終止符を打ってしまっていたのですね。ジャケット裏の解説によると、ローマ・サンタ・チェチーリア音楽院の終身名誉教授(ヴァイオリン部門)に就いたそうです。もう5年か10年、演奏活動を続けていてくれたら、ステレオ録音で名演を聴く事が出来たかもしれません。

古い録音の紹介で恐縮です。しかし、自分が生まれる前の演奏を聴く事が出来るなんて、レコードって有り難いですね!

余談ですが、モノラルレコードはモノラル専用のカートリッジをお使いになる事をオススメします。ただし、ステレオ録音のレコードにモノラル専用カートリッジを使うのは基本、止めた方が良いです。

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