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2019年3月15日 (金)

私の愛聴盤 第28回

2704

モーツァルト/ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

ピアノ・ソナタ全集からの一曲
1989〜1990年録音

独グラモフォン 4775200(CD 6枚組)

プリアンプを交換してから、ピアノの再生がC-200以上に良くなったので、以前から愛聴しているピリスのモーツァルト/ピアノ・ソナタ全集の中から、取り分けお気に入りの演奏である第10番を繰り返し聴いています。

一般的には次の第11番「トルコ行進曲付き」があまりにも有名なので、第10番は少し損をしているような気がしないでもないですが、私的にはこちらの曲の方が好きなのです。もちろん「トルコ行進曲付き」も名曲名演奏ですが。

ハ長調という調が聞きやすさに繋がっている事もあるかもしれませんね。ドレミファソラシドという、極く当たり前の誰もが口ずさみやすい調ですから。

第一楽章冒頭、第一主題からモーツァルトらしい明るい旋律が溢れ出て来るのですが、これをピリスが実に軽やかに歌うように弾いています。もう何回も聴いているせいか、外を歩いている時など鼻歌交じりに自然とメロディを口ずさんでいたりします。

あ、口ずさむと申しましても、実際にハミングするように声を出しているわけではありません。頭の中でメロディを口ずさんでいるのですよ。(笑)

余談ですが、ピリスのフルネーム表記、確か日本コロムビアから登場した時は「マリア・ジョアオ・ピリス」だったような。その後、「マリア・ジョアン・ピリス」になり、NHKでは「マリア・ジョアン・ピレシュ」と呼ばれています。

欧米の方の名前をカタカタ表記するのは難しいですね。特に初めて紹介される時は最初に名前を読んだ日本人によるカタカナ表記となってしまいますので、その方が誤った読み方をすると、そのまま日本に伝えられてしまうわけですから。

ポルトガル出身の女流ピアニスト、ピリスも英語的発音にしてしまうとPiresをピリスとかピレスとも読めてしまいますよね。ところで彼女も74歳。昨年で現役を引退し、後進の指導にあたっているそうです。ボーイッシュな髪型で若い時の写真を見ると精悍な美人という印象です。

第二楽章アンダンテ・カンタービレ、聞き手に語りかけるようなピリスの演奏を聴いていると、実に心地良くなり、「あぁ・・・良いなぁ・・・モーツァルトは」と、しみじみ思ってしまいます。

第三楽章アレグレットは第一楽章の軽快さが戻って来ます。第一楽章第一主題より更にリズミカルな旋律をピリスは巧みに強弱を付けながら弾いていきます。聴いているこちらの身体が思わずスイングしてしまいそう。(^^)

尚、ピリスはモーツァルトの楽譜指示通り、ソナタ形式提示部の繰り返しだけでなく、展開部から再現部までも指示通り繰り返しています。通常、提示部の繰り返しはしても、展開部以降の繰り返しを楽譜通り繰り返すピアニストは少ないのですが。

ピリスのモーツァルト、良いですよ!

いつも思うのですが、音楽って良いなぁ・・・。

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コメント

KONDOHさん、こんばんは。
ピリスさんの全集、私もあります。
内田光子さんの全集と迷って、こちらを選びました。
最近は聴いていなかったので、これから第10番、第11番を聴きます。
愛聴盤の紹介、ありがとうございます。

ななさん、こんばんは。
あ、全集をお持ちなんですね!
演奏、良いですよね・・・。
内田光子さんは協奏曲全集を持っていまして、時々聴いております。
そうそう、田部京子さんの「ます」も良い演奏でした。購入して良かったです。

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