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2019年3月 7日 (木)

アキュフェーズ C-2150

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Accuphase C-2150(2018年11月発売)

アキュフェーズのプリアンプ C-2150を最近購入しました。今迄、プリアンプ C-200とパワーアンプ P-300という、初代アキュフェーズブランドのセパレートアンプを愛用していましたが、止む無い事情からプリアンプを交代せざるを得なくなり、いろいろ検討した結果C-2150となりました。

当初はセパレートからプリメインアンプに纏めるつもりでアキュフェーズ E-370とE-480に狙いを定め、ショップでじっくり試聴(自分の愛聴盤持参)させて頂きました。聞き比べてみれば当たり前に上級機E-480の方が良かったので、ではE-480にするか・・・と、決めかかったのですが・・・。

お相手をしてくれたショップのベテラン店員さんに、「実は二案を考えていまして、ひとつはセパレートから思い切ってプリメインアンプへ切り替え。もうひとつは不具合が生じたC-200を現行のプリアンプに置き換える事」と私が申すと、

店員さん曰く、「お使いになっているのが初代アキュフェーズのセパレートですよね? 私もあの音は知っています。プリメインアンプに替えたらあの押し出すような音は出ないですよ。私としては第二案の方をお勧めします」との事。

ひと先ずもう一度じっくり思案します、という事でその日は帰宅する事に。

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Accuphase E-480(カタログから借用)

で、カタログをじっくり見ていたら、或るひとつの事に気が付きました。プリアンプとパワーアンプの二つを一つに纏めたのがプリメインアンプです。上の写真はこれにするかなぁ・・・と考えたプリメインアンプ E-480の内部の写真です。

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Accuphase P-4500(カタログから借用)

こちらが単体パワーアンプ P-4500の内部です。どうですか? 両者作りが似ていますよね?

方(E-480)やプリメインアンプ、方(P-4500)やプリアンプが無いと働かないパワーアンプです。プリアンプを内蔵しているプリメインアンプがほとんど見た目はパワーアンプのよう。プリアンプ部分は何処? という感じです。

今やメインソースは出力の大きいCDプレーヤーですから、現在のプリメインアンプのプリ部はほとんどおまけみたいなものなのですね。おまけと言っては大変失礼ですが、あのアキュフェーズさんの製品でもこうなのですから、プリメインアンプのプリ部にあまり大きな期待を持ってはいけないという事かも。まぁ、最上位機(E-650)クラスはまた別かもしれませんが。

要するに、プリメインアンプのプリ部は入力セレクターとボリュームなのだと思えば良いのではないかと。

そういえばCD時代を迎え、プリアンプ不要論を唱える人が増えまして、CDプレーヤーから直にパワーアンプに接続する人が評論家、ユーザー問わずいたものです。プリアンプを介するよりその方が音質的にメリットがあると。しかし、昨秋亡くなられたオーディオ評論家、菅野沖彦さんがそういった使い方に断固否定していた事を思い出しました。プリアンプは絶対必要だと。

いろいろアキュフェーズ・ユーザーさんのブログをあちこち検索していたら、プリメインアンプに別個体のプリアンプを繋ぎ、プリメインアンプのパワー部だけを使ってみたら音が化けたと。その方もプリメインアンプのプリ部に期待をしてはいけないと書いてありました。私が思った通りの事を感じた方がいらっしゃったという事です。

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Accuphase C-2150(カタログから借用)

こちらは私が購入したプリアンプの内部です。大きな筐体にプリ機能だけのアンプと、ほとんどパワーアンプのように見えるプリメインアンプとの違いは当然音に大きく出てくるわけです、当たり前の事ですが。

という事で、今回は多少(実際は相当)無理をしましたが、C-200に替わるプリアンプを購入したという顛末です。

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Accuphase P-300

現状、最新のアキュフェーズ製プリアンプ(グレードは別として)に最古のパワーアンプ↑を組み合わせて音楽を聴いています。ハイエンド・オーディオマニアからは一笑に付されそう。(^^;

ちなみにアキュフェーズさんのプリアンプは4機種ありまして上から、

C-3850 プレシジョン・ステレオ・プリアンプ
C-2850 プレシジョン・ステレオ・プリアンプ
C-2450 プレシジョン・ステレオ・コントロール・センター
C-2150 ステレオ・コントロール・センター

というグレード別に分かれています。上位2機種にはプレシジョン・プリアンプという命名が。その下はプレシジョン・コントロール・センターと。で、私が購入した最下位機種は「プレシジョン」の付かないただのコントロール・センターです。うう・・・いいんだいいんだ、と僻む。(笑)

C-2150はショップに試聴機が無かったので、「エイヤ!」と、音も聴かずにショップに発注しちゃいました。アキュフェーズさんの製品なら悪いわけないだろうという事で。^_^

カタログのPDFはこちらに。

二日後に配送されて来まして、即設置。しばらく通電して暖気する事もせずに、いきなり電源オンで愛聴盤をプレイ。

一音が鳴った瞬間、「え! 何これ!」と。

予想以上の音の違い(C-200と比べて)に驚愕!

周波数レンジが上下に伸びたのは当たり前として、スピーカーの外側へも広がるステレオイメージ。更には前後の楽器の定位がC-200以上にハッキリとし、おまけに高さまで表現してくれるのです。プリアンプが替わるだけでこれだけ違いが出るんだ・・・と、ただただ驚き、喜びました。

以前、「私の愛聴盤」でご紹介したキョンファ・チョンさんの「コン・アモーレ」、ヴァイオリンの美音に酔いしれてしまい、繰り返し聴いています。C-200も充分素晴らしい音でしたが、C-2150はそれを上回る音を奏でてくれるのです。^_^

最下位機種でこれだけ良くなるなら、上の機種ならもっとだ・・・と、叶わぬ欲が出てしまいました。あははは・・・(^^;

更に驚いた事がアンプのS/N比。C-200は無信号でボリュームを回すと時計の針で10時を回る頃から徐々に残留ノイズがスピーカーから聞こえてくるのですが、C-2150は1時を回っても2時を回ってもノイズが全く聞こえて来ない。

断線しているのか(笑)と、3時くらいの位置で耳をスピーカーにくっつけてみたら、ほんの僅かですが、聞こえました。それ以上は怖くて回せません。いきなりボン! と来たりして。(笑)まぁ、無いでしょうけど。
実際のところは古いパワーアンプの方から出ている残留ノイズでしょう。

そもそも通常聴いているボリューム位置は8時から9時過ぎくらいの間でしか使っていませんから、1時、2時の位置で聴く事は絶対あり得ないのです。もしそんなボリューム位置だったら、とてつもない大音量です。いやいや最新機種のS/N比は凄いですね!

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コメント

KONDOHさん、こんばんは。
プリアンプの更新でより良い音になったようですね。
アンプ内部の写真、参考になりました。
また、プリメインアンプではC-200+P-300の音は出ないという説明に、C-200が優れたプリアンプだったことも分かりました。
週末は音楽を聴きながらゆっくりお過ごしください。

ななさん、こんばんは。
少し背伸びをしちゃいました。(^^;
しかし、今回の件でセパレートアンプの場合、プリアンプの重要性を知りました。
プリメインアンプですが、アキュフェーズさんの場合、プリアンプ、プリメインアンプを問わず、またグレードを問わずすべてライン入力専用設計なので、プリメインアンプの場合はプリ部が少し簡略化されたのだと思います。
PHONOはすべて別売のモジュールを購入する必要がありますので。
そうそう、肝心な事を忘れていました。アキュフェーズさんが特許を持っているAAVAと呼ばれるボリュームは素晴らしいです。ボリュームを絞っても左右のバランスはくずれないし、音も痩せません。何よりS/Nの良さに感嘆しました。

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