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2019年3月16日 (土)

アキュフェーズ試聴会

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アキュフェーズ試聴会

丁度一週間前、某ショップとアキュフェーズ協賛の試聴会に行って来ました。今更ハイエンド機器の試聴をしても買えない自分(笑)には無駄な労力なんですが、試聴会の趣旨に俄然興味が湧いたのです。

それは、A級とAB級アンプの鳴き合わせという、楽しみな試聴会でした。もう一つはプリメインアンプ単体でスピーカーを鳴らした時と、そのプリメインアンプに単体のプリアンプを繋げた時とで、どう音の変化があるか、という何とも自分にとって興味深いイベントでした。

まさに先月、自分がセパレートからプリメインアンプに替えるか、それともプリアンプだけ替えるかで迷った事を、まるで私のためにやってくれるような試聴会(実際は遅きに失した感がありますが)だったので、これは行かねば・・・と。(笑)

以下の機器を使っての試聴会です。

スピーカー : 英B&W 802D3(¥3,600,000)
スピーカー : 伊ソナス・ファベール エレクタ・アマトール III(¥1,300,000)
SACD/CDプレーヤー : アキュフェーズ DP-750(¥1,200,000)
プリメインアンプ : アキュフェーズ E-650(¥730,000)
プリアンプ : アキュフェーズ C-2450(¥750,000)
プリアンプ : アキュフェーズ C-2850(¥1,280,000)
パワーアンプ : A-75(¥1,200,000)
パワーアンプ : P-7300(¥1,200,000)
パワーアンプ : P-4500(¥550,000)

何とも、溜息の出る組み合わせですよね・・・(笑)
最初にE-650単体とエレクタ・アマトールの組み合わせでSACD(クラシック&ジャズ)を使って再生。小型ブックシェルフスピーカーとプリメインアンプは一般的に最も考えられる組み合わせですね。しかし、小型スピーカーと言えど130万円もしますが。(^^;

不満のない良い音です。と言うより、実に素晴らしい音です。以降の組み合わせを聴かない限り、充分な音楽が聴けますから。

で、その後にプリアンプ C-2450を繋いでE-650のパワー部だけを使って再生。音源は同じSACDです。いや〜・・・やはり変わりますねぇ! 改めてプリアンプの重要性を実感しました。

アキュフェーズさんの方曰く、「プリメインアンプはプリ部とパワー部を同じ電源トランスで共有しているため、どうしてもお互いが干渉し合うので・・・。それとE-650のカタログをご覧頂くとお分かりになりますが、フロントパネルの後ろに一枚の基板が見えますが、あれでプリの役割をしています」と。

ですからアンプはセパレートにしてくださいね、と言われているような感じです。(笑)
ですが、E-650クラスなら単体でも高水準の音を聴けます。いえいえ、私が迷った時に試聴したE-480でも充分満足な音を出していた事を捕捉しておきます。

次はエレクタ・アマトール IIIを片付け、スピーカーは英国産のB&W 802D3(↑ 両脇の黒色)だけに固定。以下の順番で試聴します。

1. C-2450 + P-4500
2. C-2450 + P-7300
3. C-2850 + P-7300
4. C-2850 + A-75

プリアンプC-2450固定でパワーアンプをP-4500から上級機P-7300にした時の音は?
P-7300を固定してプリアンプを上級機C-2850にすると音は?
更にパワーアンプをAB級のP-7300からA級のA-75に替えると音はどう変わる?

1番から2番の組み合わせになると、明らかに音に厚みが出て来ました。それ以上に変化があったのが3番です。いやいや、パワーアンプを交換するより、プリアンプを交換した方が音の変化は大きかったです。

4番のAB級からA級アンプへの交換。これはもう、聞き手の好みに委ねられますね。今回の試聴音源を聴いて私が持った印象は、弦楽器と女性ボーカルはA級のA-75、音の立ち上がり的シャープさを求められるピアノや打楽器などはAB級のP-7300の方でした。金管楽器はどちらも良いですが、若干P-7300かな? という感じ。

オーディオにあまり詳しくない方にご説明しておきますが、A級、AB級というのは品質のクラス分けではありません。カメラの中古だったらABよりAランクの方が外観は良いですが。(笑)

アンプの場合は増幅の仕方の違いを表しています。技術的な事は省きますが、A級はプリアンプからの信号が来ていない時でも常時電気が流れていますので、A級アンプに替えると奥さんから「なんか最近、急に電気代が高くなったんだけど・・・」と言われる事必至です。(笑)AB級は信号が来た時だけ一気に働き始めるのですが。

それぞれの個性を端的に申しますと、A級は真空管アンプのような暖かみのある音で、AB級は如何にもトランジスタアンプという感じでしょうか。アキュフェーズさんもA級の動作そのもは管球式に似ているとおっしゃっておりました。

1番から4番までの組み合わせを同じ音源で試聴した後、今度はプリアンプとパワーアンプどちらを上位(クラス)にした方が音は良いか、というテストです。

5. C-2850 + P-4500
6. C-2450 + P-7300

この比較、私は5番の方が良かったと思います。実に興味深いテストでしたが、アキュフェーズさんの方も、ショップの方も僅差で5番の組み合わせを支持していました。プリアンプの重要性をこのテストで再度確認した思いです。

アキュフェーズ試聴会、なかなか有意義な試聴会でした。

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タワーレコード試聴会

第二部はタワーレコードさんからクラシック担当とジャズ担当のお二方が見えられ、そこへオーディオ評論家W氏が混じっての試聴会。

タワーレコードさんは往年の名演奏(クラシック&ジャズ)をSACD化して独自に販売していますが、そのSACDと発売中のノーマルCDとを鳴き合わせするという、これまた興味深い試聴会です。

試聴に使われた機器は以下の通り。↑ この写真の組み合わせ。

スピーカー : 英タンノイ ウエストミンスターロイヤル/GR(¥6,000,000)
スーパーツイーター : 英タンノイ Prestige GR(¥550,000)
SACD/CDトランスポート : ESOTERIC Grandioso P1X(¥3,500,000)
D/Aコンバーター : ESOTERIC Grandioso D1X(¥3,500,000)
プリアンプ : 米マッキントッシュ C-2600(¥980,000)
モノラルパワーアンプ : 米マッキントッシュ MC611x2(¥4,200,000)

電卓を入れてみてください。全て税抜き金額です。(^^;
ESOTERICはTEACから派生した高級ブランドで、現在は独立採算として別会社となっています。日本のメーカーですよ。SACD/CDトランスポートとD/Aコンバーターとのセットでプレーヤーシステムとなりますが、計700万円のSACD/CDプレーヤーは国内最高価格になります。ちなみに外国メーカーの製品ですが、¥14,000,000のSACD/CDプレーヤーが日本国内で発売中です。

もし、拙ブログをご覧の方で、ESOTERIC Grandiosoを購入された方がいらっしゃったら是非お教えくださいませ。^_^

さて、昨今往年の名演奏(クラシック、ジャズを問わず)を新規にリマスタリング(DSD化)をし、SACDで発売される点数が増えつつあります。ESOTERICを始め、ハイエンドオーディオ雑誌を刊行しているステレオサウンド社も独自に発売していますが、CDショップのタワーレコードさんも以前からSACD化については熱心でした。

タワーレコードさん曰く、「他社さんがPCMからDSD変換している音源も、当社は全てマスターテープからダイレクトにDSD化しております」と。これは良い事を聞きました。やはりPCM(192kHz/24bit等)からDSDに変換するより、ダイレクトにDSDマスターを作った方が良いですからね。

特に米コロンビア、独グラモフォン(あともう一社何処だったか)は2チャンネル・マスターテープのもう一段前、録音時のアンペックス3チャンネルレコーダーの録音テープからDSDマスターを作っていますとの事。これは凄いですね!

3チャンネルで録音されたテープをリミックスして2チャンネル・ステレオテープを作り、それを通常マスターテープとしてカッティング用に使われるのですから。そのマスターテープより新鮮な、正しく3チャンネル・オリジナルテープを2チャンネルにリミックスしながらDSDマスターを作っているとは。

ただ、英デッカだけは3チャンネル・マスターテープを絶対貸し出してはくれないそうです。英デッカも独グラモフォンも今は同じユニバーサルグループなんですけど・・・と申していました。まぁ、英デッカは正しいですね。万一、3チャンネルテープに事故が起きたら取り返しのつかない事になりますから。

長くなりましたが、通常のCDとSACDとの鳴き合わせですが、どれも明らかにSACDの方が良かったです。空間表現が違いますね。タワーレコードさんのSACDは何点か購入していますが、これからは今迄以上に注目したいと思います。

余談ですがタンノイの大型スピーカー、クラシックよりジャズの方が良い鳴りっぷりでした。タンノイと言えばクラシック、というイメージが一般にはありますが、エージングが進んでいないのか、クラシックはイマイチでした。或いはマッキンとの相性でクラシックが合わないのか。アキュフェーズを組み合わせて聴いてみたい。

それと350万円もするESOTERICさんのSACD/CDトランスポートですが、ESOTERICさんご自慢の独自メカニズム上仕方ないのかもしれませんが、トレイの動作音が離れた場所に座っている私のところまで結構聞こえて来て、やや興醒めでした。アキュフェーズ DP-750は実に静かでしたが。

最後に二つの試聴会で聴いた「音」について率直な私の感想ですが、アキュフェーズ試聴会で聴けた音には感銘を受けましたが、タワーレコード試聴会で聴けた音には何の感動も感銘も受けませんでした。スピーカーケーブルやピンケーブルもそうですが、高い方が必ずしも良い(好みの)音とは限らないという事ですね。

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