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2019年4月 6日 (土)

中華製格安USB-DACに驚愕!

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DSDファイルをネイティブで再生(TOPPING D10 USB-DAC)

USB-DACって、どういう製品だかご存知でしょうか?
早い話しがDAコンバーター(digital-to-analog converter)なんですが、USB入力を持ったDAC、デジタル信号をアナログ信号に変換する機器です。例えばPCオーディオやネットワークオーディオで音楽のファイル再生をする際、ハイレゾファイル(FLAC、WAV、DSD等)やCDをリッピングしたデジタルファイルをアナログに変換する役目を担い、そのアナログ信号をオーディオアンプに送る機器です。

音楽ファイル再生には下記のような機器が必要になります。

PC & Mac → USB-DAC → アンプ → スピーカー
NAS → ネットワークプレーヤー(若しくはUSB-DAC)→ アンプ → スピーカー

USB-DACにヘッドフォン出力があればヘッドフォン、イヤフォンでも聴けますが、オーディオ機器ですからDACの価格もピンキリです。英dCSというメーカーからは4,270,000円(税抜き)という価格のDACが日本で発売されていますが、今日ご紹介するTOPPING D10というDACを私は9,600円(税込)という金額でAmazonにて購入しました。

ちなみに4,270,000円も9,600円も機器の役目はほぼ同じです。方や富裕層のハイエンドオーディオマニア向け価格、方や激安価格の中華製ですから子供騙しの玩具かい?
・・・と思ってしまうくらい、とんでもない価格差ですね。(笑)

9,600円という驚愕価格ですが、DSDファイル(SACDのフォーマット)をPCMに変換する事なく、ネイティブで再生してくれるのですから本当に驚きます。

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PCM 192kHz/24bitファイルを再生

しかし、その格安中華製USB-DACがネットで話題になっていまして、騙されたと思って私も購入してみたわけです。

D10に使われているDACチップはオーディオユーザーにはお馴染みESSテクノロジー社のES9018K2Mという、ES9018のモバイルバージョンです。ES9018というチップはアキュフェーズのSACD/CDプレーヤー DP-720(¥1,100,000)にも使われていました。まぁ、ESSのチップは採用しているメーカーが多いですからね。

ES9038という最上位のDACチップはアキュフェーズ製DC-950(1,200,000円)というDACにも使われていますが、そのES9038のモバイルバージョンを使ったTOPPING D50が27,000円で購入出来ます。そちらにするかなぁと考えたのですが、もしいきなりハズレだったらと思い(笑)、価格的に無難なD10にしました。

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TOPPING D10のボディ後面

私は昨年三月から、アイオーデータ機器社製「Soundgenic HDL-RA2HF」というオーディオ専用のNASを使っているので、これにD10をオーディオ用USBケーブル(オヤイデ電気製)で直に接続し、D10からは通常のRCAケーブルを使ってアキュフェーズのプリアンプ C-2150に接続しています。現状、D10よりケーブル類の方がお高い。(笑)

初めて音出しをした際、私の印象は「マジ?」というものでした。

およそ9,600円の機械とは思えません! 改めてデジタル機器の価格って一体何を根拠に付けているの? と本当に思いました。

多分、数百万円もするDACとブラインドで聴かせたら、絶対9,600円のDACとは思われないでしょう。場合によっては9,600円のD10の方が音は良い(好み)という人も出るかもしれません。いや、絶対そういう人は出るでしょう。ハイエンドオーディオ雑誌でよいしょ記事しか書かない評論家に目隠しで聴かせたいものです。

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アイオーデータ機器社 Soundgenic HDL-RA2HF(2TB HDD)

このオーディオ専用NASにD10を直に繋げて聴いています。アイオーデータ機器社からはfidataというブランド名でハイエンドオーディオ用NASが発売されていますが、私には手が出ません。しかし、fidataもSoundgenicも機能は全く同じです。
ちなみに上記NASとD10の販売価格は以下の通り。

Soundgenic HDL-RA2HF ヨドバシカメラ参考価格 ¥35,640
TOPPING D10 Amazon価格 ¥9,600

数十万円も数百万円も出さなくても、以上の購入価格で音楽のファイル再生を楽しめるのですよ。それもかなりの「高音質」で。私はD10の購入後、それまで愛用していたパイオニア製DACと、DENON製ネットワークオーディオプレーヤーを売却しました。

D10の音を聴いてからは、パイオニアもDENONも必要が無くなったからです。D10の音の良さはDACチップES9018の最終アナログ変換データをコスト面から下手に弄る事なく出力しているからでは、と考えています。

蛇足ですがNASとは「Network Attached Storage」の略でして、ネットワーク上にファイルを置くHDD若しくはSSDですね。ここにハイレゾファイルやCDのリッピングファイルを置いておき、ネットワークプレーヤー等で再生して音楽を楽しむわけです。しかし、私はNASとD10を直に繋げていますので、ネットワークプレーヤーは必要なくなったわけです。

各メーカーから提供されている無料音楽再生アプリをiPadやスマホに入れ、Wi-Fi経由でNASに指示を与え、音楽を実に簡単に聴く事が出来ますよ。

D10の電源はUSBバスパワーなので、NASからのUSBケーブルで間に合ってしまいます。もし、D10が電源アダプター必要な機器だったら、更に音は良くなるかもしれません。オーディオ機器に電源は重要な役割がありますので。

如何ですか? 今日ご紹介の機器からファイル再生に挑戦してみては?

最後に、ハイエンドオーディオマニア向けのオーディオ用NASをご紹介しておきますね。

DELA HA-N1ZS20/2A(2TB SSD) 748,000円
fidata HFAS1-XS20(2TB SSD) 648,000円

DELAはパソコン周辺機器メーカーであるバッファロー社の製品(現在は子会社メルコの扱い)。fidataは同じく周辺機器メーカーのアイオーデータ機器社の製品です。オーディオ用NASの入門機として昨年私が購入したHDL-RA2HFを出してくれました。648,000円のNASと機能はまったく同じですし、音楽再生アプリも同じものを使います。

私が購入した3万円そこそこの製品と上記ふたつの製品ですが、さぁ、この価格差はいったい?

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コメント

私は最近S.M.S.LのMA-8に交換しましたがびっくりしました、それまではHiface2だったのですが。中華DACは恐るべしですよね

roxanne6さん、こんにちは。
中華製DACには驚かされました。
roxanne6さんはMA-8をお使いでしたか。D10と同じチップ、ES9018搭載ですね。
S.M.S.LからはES9038を使い、バランス出力まで備えたUSB-DACが出ていますね。これに私は惹かれています。(笑)

ご無沙汰しています。DACは長らくLuxmanDA100を使っています。今回マックを新調したので、それに合わせてDACをPOPPULSE社の5万円のものに替えてみました。慣らしが済んでないので評価はまだですが、十分に聴ける音でしたよ。ケーブルは20cmにして、レイアウトに苦労しましたが転送ロスは最小限にできました。

SU-8ですね、これはいいようですね、

ROCKSさん、こんばんは。
DA100は知っていますが、POPPULSE社のDACは知りませんでした。
ネットで調べたら人気があるようです。
ケーブルは短いに越した事はないので、工夫されていらっしゃいますね。
しかし、数十、数百もの金額を出さなくても、今は良い製品が沢山あります。

roxanne6さん、
はい、SU-8です。
もの凄い仕様ですね。(^^)

 こんばんは。

 遅ればせながら、先ほどamazonで注文しました。
 到着が、楽しみです。

pyosidaさん、こんばんは。
あら!
D10、購入されましたか!^_^
価格以上の音を出してくれると思います。
入力はUSB2.0タイプBのみなので、ご注意ください。

 こんばんは。

 昨日、D10が到着しました。
 妻が小田和正が好きなのですが、聞いてみました。今まで、ソロの要素が強いと思っていましたが、バックコーラスがそれなりの存在であること、楽器などもより鮮明となり印象が随分違うようになりました。

 CDがSACDに、それ以上の効果があった感じです。

pyosidaさん、こんばんは。
おお、そうでしたか!
良かったです・・・。音の感じ方、人それぞれ違いますので、私が良いと思っても良くないと感じる人がいるのもの事実。
しかし、中華製・・・安かろう悪かろうの悪印象を見事に消し去る良いものを出してくれました。
あとは耐久性でしょうか。

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