SACDを楽しむ(5)
ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調
マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)
ベルナルト・ハイティンク 指揮
ロンドン交響楽団
ロンドン交響楽団自主制作 LSO 0745
珍しい、ピリスさんの協奏曲演奏です。ロンドン交響楽団の自主制作盤でして、最近はオケの自主制作盤というのが多くなりましたね。録音は少々乾いたような音で、響に少々乏しいところがあります。それと、録音は新しいのに、何故かヒスノイズ、或いは残留雑音のようなノイズが若干聞こえるのが残念。これに気付くかどうか、あなたのオーディオ装置のテスト用に如何? (^^)
しかし、ピリスさんのピアノは綺麗に収録されているので問題ありません。第2番はベートーヴェンのピアノ協奏曲としては比較的地味な曲ですが、ピリスさんの演奏が素晴らしいので、曲そのものも充分楽しむ事が出来ますよ。
ベートーヴェン/交響曲第9番 ニ短調「合唱」
グィネス・ジョーンズ(ソプラノ)
ハンナ・シュヴァルツ(アルト)
ルネ・コロ(テノール)
クルト・モル(バス)
レナード・バーンスタイン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ユニバーサル ミュージック UCGG-9524(SACD専用)
昨年の大晦日に聴いた演奏です。CDも持っているのですが、SACDシングルレイヤー盤という事で購入してみました。バーンスタインの音楽は、ニューヨーク・フィルと決別し、ヨーロッパに渡ってから変わりましたね。
リムスキー=コルサコフ/交響組曲「シェエラザード」
ワレリー・ゲルギエフ 指揮
キーロフ歌劇場管弦楽団
PHILIPS UCGP-7007
今はもう消えてしまったレーベル、フィリップス盤です。ロシア音楽を本場の指揮者とオケが演奏していますが、キーロフ歌劇場は現在のマリインスキー歌劇場です。録音は2001年、さすがに音は良いので楽しめます。本来、SACDはこうした新しい録音にこそ向いているのかも。
ベートーヴェン交響曲全集
朝比奈隆 指揮
大阪フィルハーモニー交響楽団
EXTON OVCL-00354
今日はベートーヴェンが多くなりましたが、朝比奈さんの全集です。2000年に行われたベートーヴェン交響曲チクルスのライヴ録音で、嘗て各曲とも演奏日の異なる二日分を2枚組のCDとして収録し、発売していた音源です。
全9曲、それぞれ演奏が良いと思われる日の方を選び、リマスタリングを施してから6枚組のSACDとして再発売されました。これこそベートーヴェンの交響曲演奏の見本みたいなものです。
ショパン/ピアノ協奏曲第1番、第2番
アルトゥール・ルービンシュタイン(ピアノ)
スタニスラフ・スクロヴァチェフスキ 指揮
ロンドン新交響楽団
アルフレッド・ウォーレンシュタイン指揮/シンフォニー・オブ・ジ・エアー
SONY BMG 82876 67902 2
ショパンのピアノ協奏曲第1番でもっとも好きな演奏です。最初はアナログレコードで、そして今はこのSACDの輸入盤で楽しんでいます。この盤は安かったなぁ・・・。
サン=サーンス/交響曲第3番 ハ短調「オルガン付き」
ビゼー/交響曲 ハ長調
シャルル・デュトワ 指揮
モントリオール交響楽団
ESOTERIC ESSD-90188
ESOTERIC盤としては比較的新しい録音が選ばれていまして、まさに英デッカ・サウンドを堪能出来ます。オルガンが鳴ると、自分の部屋にその音響が満ち溢れて来ます。(^^)
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