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2019年8月11日 (日)

スーパー・アナログ・ディスクの楽しみ(1)

3245
日本プレス

ブラームス/ピアノ協奏曲第2番 変ロ長調

ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
カール・ベーム 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キングレコード K38C-70020(廃盤)

アキュフェーズさんの純正PHONOボードを入手以来、またアナログレコードを聴くのが楽しくなっております。中でも以前、キングレコードさんからシリーズで発売されていた「スーパー・アナログ・ディスク」の音の良さを再確認。

そこで「SACDを楽しむ」とは別に、順次手持ちのスーパー・アナログ・ディスクをご紹介させて頂こうと思いました。すでに廃盤になっていますから、ご興味を持たれても中古レコード店でお探し頂くほかない事を予めお詫び申し上げます。

この記事を書く前、実際に中古が店頭に出ているのかどうか中古ショップとして知られているdisk unionさんに行ってエサ箱を見て来ました。そうしたら有りました! それもかなりの枚数。まぁ、発売点数も多かったですからね。なので、この記事もシリーズで掲載させて頂きます。

さて、前置きが長くなりましたが、最初の一枚はバックハウスのブラームスです。私、ブラームスのヴァイオリン協奏曲とピアノ協奏曲は若干冗長に感じてしまい、個人的にはあまり好んで聴いてはおりません。しかし、この演奏によるピアノ協奏曲第2番は例外なのです。聴く度に深い感動を受けます。この演奏に関してはまったく冗長さを感じません。

と言うより、逆に毎回緊張して聴いてしまいます。それくらいバックハウスのピアノが素晴らしい事と、カール・ベームの指揮ぶりがまた素晴らしいからです。録音も良いですし、こういう演奏こそ歴史的名盤と称して良いと思います。日本プレスなので盤質も文句ありません。

3246
日本プレス

ドヴォルザーク/交響曲第9番 ホ短調「新世界から」

イシュトヴァン・ケルテス 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キングレコード KIJC-9003(廃盤)

この盤も演奏、録音とも最高! 「新世界」はカラヤンが1960年代、独グラモフォンに録音した盤を私はベストワンとしていますが、カラヤンに勝るとも劣らない演奏がこのケルテス盤です。ケルテスはロンドン響とも録音していますが、そちらは聴いた事がありません。一般的にはこのウィーン・フィル盤の方が有名だと思います。

小学校か中学校か忘れましたが、音楽の時間に「家路」という歌を歌いましたね。「遠き山に 日は落ちて♪」という堀内敬三さんによる歌詞を覚えていらっしゃる事と思います。或いは下校時間にメロディだけが校内に流れていたり。あのメロディはこの曲の第二楽章から使われているのはあまりにも有名な事。

頭ごなしにクラシック音楽を嫌がる方、知らず知らずクラシックの名曲を聴いているものなんですよ。(^^)

この盤も日本プレス(日本ビクター)ですが、日本ビクターさんがアナログレコードのプレス工場を閉鎖してから一時このシリーズが中断してしまいました。プロデューサーの高和さんは世界各地で高品質なプレスが出来る工場を探し、見付けたのが米国の会社。で、シリーズ再開となりました。

3247
米国プレス

サン=サーンス/ヴァイオリン協奏曲第3番 ロ短調
ヴュータン/ヴァイオリン協奏曲第5番 イ短調

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
ローレンス・フォスター 指揮
ロンドン交響楽団
キングレコード KIJC-9160(廃盤)

この盤はシリーズ再開後に発売された米国プレス盤です。米国ジャズレーベルの盤質と比べたら天と地ほど違うくらい高品質ですが、それでも日本プレスと比べると若干スクラッチノイズは多いですね。ホントに若干ですが。

さて、サン=サーンスのヴァイオリン協奏曲第3番はこの演奏が極め付けのベスト盤です。私はこの演奏で曲の良さを知りました。最初の購入はノーマルプレスの通常盤でしたが、スーパー・アナログ・ディスクで発売して頂けたのは実に嬉しかったです。通常盤とは「音」が全然違います。

チョンさんのヴァイオリン、第一楽章冒頭からそれはもう凄いのです。それこそ切れば血が吹き出すのでは? と思うくらい激しく、それでいながら美しいヴァイオリンで主題が弾かれると、もうチョンさんの世界に引き込まれてしまいます。

優れた女流ヴァイオリニストは数多おりますが、現役でチョンさんを超えるヴァイオリニストはいないですね。私個人の感想ですが。事実、この曲でチョンさん以上にアパッショナートに弾くヴァイオリニストには未だ遭遇していません。男女問わず。

もう・・・ただ黙ってお聴きくださいと申すしかありません。

3251
日本プレス

ベートーヴェン/交響曲第7番 イ長調

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キングレコード KIJC-9004(廃盤)

元々は英デッカが米RCAと提携していた時に、米RCAレーベルで発売するために録音されています。我が国でもRCAレーベルの発売権を持っていた日本ビクターさんから発売されたようです。その時代を私は知りませんので、カラヤンについて書かれた本で知りました。

カラヤン壮年期の録音で、後年ベルリン・フィルと独グラモフォンに録音した演奏より落ち着いた味わいのある演奏です。オケがウィーン・フィルという事が多少なりとも影響しているのでしょう。木管楽器の音色が良いですね、ウィーン・フィルは。カラヤンのベト7はこの演奏を好みます、私は。

集中してアナログレコードを聴いていますと、やはりアナログの音は良いなぁという思いが強くなりました。

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