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2019年10月25日 (金)

SACDを楽しむ(8)

3482

ロッシーニ/歌劇「セビリャの理髪師」全曲

フィガロ : ヘルマン・プライ(バリトン)
ロジーナ : テレサ・ベルガンサ(メゾソプラノ)
アルマヴィーヴァ伯爵 : ルイジ・アルヴァ(テノール)
バルトロ : エンツォ・ダーラ(バス)

クラウディオ・アバド 指揮
ロンドン交響楽団
アンプロジアン・オペラ・コーラス
ESOTERIC ESSG-90092/93

「SACDを楽しむ」、なんだかESOTERIC盤が多くなっていますが、やはり良いものが多いので必然とそうなってしまいます。ご容赦。

さて、今日最初はロッシーニの代表的作品である歌劇「セビリャの理髪師」です。フランスの劇作家、ボーマルシェが書いた戯曲をロッシーニがオペラ作品としたものですが、「セビリャの理髪師」は「フィガロの結婚」の前の物語なのです。まぁ、クラシック音楽ファンなら良くご存知とは思いますが。

で、この作品のベスト盤と称して良いと個人的に思っている録音が主役のフィガロをヘルマン・プライが歌い、アバドが指揮している当演奏です。アバドの軽妙な解釈はロッシーニ作品にピッタリで、米RCAにロッシーニの序曲集を録音しているのですが、これも最高! 私にとってロッシーニを聴くならアバド、と言っても過言ではありません。そのくらい素晴らしいロッシーニを聴かせてくれるのです。

そしてフィガロ役はこの方を置いて他におりません。そうです、ヘルマン・プライです。第1幕が始まってアルマヴィーヴァ伯爵が登場した後、軽快な音楽に乗ってフィガロが登場し、アリア「おいらは街の何でも屋」を歌うのですが、「よ! 千両役者!」と声を掛けたくなるほどの名唱です。

以前は国内盤のレコードで楽しんでおりましたが、今はこのESOTERIC盤です。

3483

モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」全曲

フィガロ : ヘルマン・プライ(バリトン)
スザンナ : エディット・マティス(ソプラノ)
アルマヴィーヴァ伯爵 : ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(バリトン)
ロジーナ(伯爵夫人): グンドラ・ヤノヴィッツ(ソプラノ)
ケルビーノ : タティアーナ・トロヤノス(メゾソプラノ)

カール・ベーム 指揮
ベルリン・ドイツ・オペラ管弦楽団・合唱団
ESOTERIC ESSG-90089/91

「セビリャの理髪師」から数年後のお話しが「フィガロの結婚」です。当然フィガロが主役ですから、ヘルマン・プライが歌わなければなりません。(笑)

純粋に演奏、歌唱(歌手)だけを考えるとウィーン国立歌劇場初の日本引っ越し公演時の演奏(プライのフィガロ、ベーム指揮)になるのですが、レコードの為の録音としては本演奏以上の録音はありません。こちらの演奏も国内盤のレコード、その後CDで楽しんでいましたが、ESOTERIC盤入手後にCDは手放しました。レコードはヘルマン・プライさんにサインを頂いているので、絶対手放せません。(^^)

近年、この作品の舞台上演では現代の設定として演出される事が多いようですが、物語の内容を考慮すると私はどうしてもそうした演出に違和感を感じるのです。

3484

ブラームス/ハンガリー舞曲集(全曲)

クラウディオ・アバド 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ESOTERIC ESSG-90200

ESOTERIC盤リリースに関しての総合責任者である大間知(オーディオメーカー ESOTERIC顧問)さんはアバドがお好みなのでしょうか、アバドの録音が結構多いですね。でも、そのお陰で「セビリャの理髪師」がESOTERIC盤として発売されたのかもしれませんので、有難いですが。

ハンガリー舞曲集なんて一般的に良く聴かれる第5番(演奏会のアンコールとして等)を除けば比較的地味な作品ですが、そうした作品の録音がESOTERIC盤として発売されるくらいですから、やはりご贔屓の指揮者なのでしょう。しかし、そういう事とは関係なく、ウィーン・フィルの素敵な音色で楽しめる演奏です。

3485

ショパン/ピアノ・ソナタ 第2番、第3番 他

マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)
ESOTERIC ESSG-90172

現役のピアニストでもっとも私が贔屓にしている方がアルゲリッチさんです。女性とは思えないアグレッシブな打鍵は生演奏を聴いた時、驚愕と同時に大変な感動を受けたものです。しかし、ピアニッシモの表現は実に繊細。本当に素晴らしいピアニストです。

メインレパートリーであるショパンは沢山の録音が残されていますが、ソナタの2曲も名演です。独グラモフォンに録音したソロ作品をすべてESOTERIC盤で出してもらいたいです。(笑)

3486

NIGHT TRAIN

ナイト・トレイン
我が心のジョージア
バグス・グルーヴ
昔はよかったね
自由への賛歌
他 全11曲

オスカー・ピーターソン(ピアノ)
レイ・ブラウン(ベース)
エド・シグペン(ドラムス)
TOWER RECORDS PROZ-1119

このSACDもTOWER RECORDSさんが2018年に本国のアナログ・マスターテープから新規にダイレクトでDSD化しております。世界初SACD化のようです。

私が改めて説明する必要のない、ジャズファンお馴染みの名盤です。オスカー・ピーターソン、レイ・ブラウン、エド・シグペン、黄金のトリオと言って良い、素晴らしいピアノ・トリオを聴く事が出来ます。何度も申していますが、TOWER RECORDSさんは良い仕事をしてくれますね!

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