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2020年2月 6日 (木)

羽田新ルート(新宿)

3839
西新宿にて

羽田空港の国際線、来月から年間通して4,000便程増やす計画だそうです。その為、南風の時は現在とはアプローチコースが変更になります。

従来は北風、南風に関わらず房総半島上空(若しくは千葉県北部)を通過するルートでした。南風の時は房総半島を通過後、東京湾を右に旋回し、湾上を左回りに飛んでB(22)コース、或いはCコース(16L)に着陸していました。もちろんD(23)コースも使われていますが。

関西方面から来る飛行機は、愛知県上空手前くらいから一旦太平洋上に進路変更し、伊豆七島上空から房総半島を左手に見ながら大きく左旋回して房総半島上空を横切るコースで羽田空港へアプローチしているのはご存知の事と思います。そんな無駄な飛び方しないで、本州上空を一直線に飛んで来れば距離も燃料も節約出来るのに、と思っている方がいらっしゃるかもしれません。

しかし、関東上空は「横田空域」というものが存在しているのです。太平洋戦争に負けた日本はアメリカ軍に進駐され、旅客機の飛行ルートはすべてアメリカの指示の元に作られていました。

で、未だ残っているのはその「横田空域」というもので、横田基地周辺の空域に関しては、日米地位協定に基づいてアメリカが支配しているのです。したがって日本国内であるのに、日本の旅客機は「横田空域」を避けて離着陸しているわけです。ですから関西方面から飛んで来る旅客機は「横田空域」に入らないよう、一度太平洋上にコースを変えているわけです。

羽田空港、都心方面に向いて離陸(Cコース34R)した飛行機は必ず右に急旋回していますよね? あれは「横田空域」を侵犯しないように急旋回しているわけです。Dコースが出来る前、関西方面に向かう飛行機も右に急旋回して東京湾から浦賀水道上空を急上昇し、相模湾上空から西に向かっていました。現在はDコースから同じコースを取っていますが。

で、羽田国際線増便に向けて日本政府は交渉の末、「横田空域」の一部を通過する許可を得、羽田空港へのアプローチコース変更となったわけです。現在南風の場合、15時から19時に限り、羽田空港への着陸便は新ルートでの試験着陸を行なっています。従来では考えられない埼玉県から都心上空を通るコースです。

中野から新宿や渋谷上空を通過します。冒頭の写真は西新宿上空を通過する旅客機を撮影しています。新宿通過時は、高度900m程のようです。品川上空では450mにまで高度が落ちていますから、結構機体は大きく見えると思います。

都心上空では羽田のAコース(16R)とCコース(16L)へアプローチする飛行機が少し距離を取り、ある程度平行して飛行する事も出来ます。この無駄のない飛行経路を取れる事によって、便数を増やせるのです。

大阪伊丹空港へアプローチ中の旅客機が、大阪駅上空を低空で通過するのと同じような感じで都心上空を通過する事になりました。

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コメント

おはようございます
品川で大きい音がしたので見上げたら旅客機がかなり低空飛行してました。
歩道橋の上にいたこともあり、大きい機体が見られました。

yutaさん、こんばんは。
品川で低空飛行の旅客機をご覧になられましたか。
高級住宅地の白金台上空を通過しますので、将来的に地価に影響するのか・・・?

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