« 2020年2月 | トップページ | 2020年4月 »
OO7/トゥモロー・ネバー・ダイ(Tomorrow Never Dies)
OO7シリーズ第18作 1998年3月公開(日本)
出演 : ピアース・ブロスナン(ボンド)、ジョナサン・プライス、ミシェル・ヨー、リッキー・ジェイ、ゲッツ・オットー、ジュディ・デンチ(M)、デスモンド・リュウェリン(Q)、サマンサ・ボンド(マネーペニー)
主題歌 : シェリル・クロウ
音楽 : デヴィッド・アーノルド
脚本 : ブルース・フィアスティン
監督 : ロジャー・スポティスウッド
満開の桜に思わぬ雪風景。生きている間に一度か二度くらいの絶好の機会! しかし、外出自粛要請。諦めました。
なので昨日は、自宅で映画でも見て過ごすのが良いと。で、久しぶりにピアース・ブロスナンがボンドを演じた作品を見ました。過去、何回か見てはいるのですが。(^^;
ところが、ブロスナンがボンドを演じた作品を拙ブログで採り上げるのは初めてでした。ブロスナンにとっては前作「ゴールデンアイ」に引き続いて自身、二度目のボンド役。ブロスナンのボンド像を確立した作品のように思います。
私、ロジャー・ムーアのボンドがあまり好みではありません。ファンの方、申し訳ありません。ムーアのボンドはコメディタッチで、シリアスなスパイ映画という感じをまったく受けなかったのです。もっとも脚本にも問題がありましたが。ムーアの後にボンド役を演じていたティモシー・ダルトンは結構好みだったのですが、人気がなくて二本で降板してしまいました。
さて、本作のストーリーですが、英国海軍のフリゲート艦が何者かによるGPSの撹乱により、中国領海で沈没。中国のミグ戦闘機による警告を受けたものの、沈没の原因はGPSを操った者による攻撃であった。
沈没の事は公式発表していないにも関わらず、メディア界を牛耳るカーヴァー(ジョナサン・プライス)発行の新聞「トゥモロー」がすっぱ抜きの記事を掲載。フリゲート艦沈没の前に不可思議なGPS電波をMI6のシンガポール支局が受信していたため、Mはボンドをカーヴァーの懐へ送る事に。
ボンド役2本目となったピアース・ブロスナン、コメディタッチ一本で突き進んでいたロジャー・ムーアと違い、ブロスナンは時にユーモアを交えながらも、シリアスな面も充分発揮しています。ショーン・コネリーのボンド像を引き継いでいる感じがします。
歴代のボンド役の中で、アクションシーンが一番下手だったムーアと違い、ブロスナンは身体の動きにも軽快さがあり、或る意味スマートなボンドを演じていますね。
ブロスナンの作品からMを演じる役者さんが女性(ジュディ・デンチ)に変わって面食らってしまったものですが、二本目となった本作品から違和感は大分なくなりました。しかし、Mの秘書、マネーペニー役は初代のロイス・マクスウェルが最高でした。秘書室でのボンドとのコミカルなやり取りは束の間の実に楽しいシーンだったです。^_^
ところで、ロジャー・ムーアの作品以降、敵役の俳優さんに毎回物足りなさを感じているのは私だけなのでしょうかねぇ?
どの俳優さんもある種の「凄み」を感じないのです。本作品のカーヴァーを演じているジョナサン・プライスはその最たる方ですね。ご本人には大変申し訳ないですが。
過去の作品を思い返してみれば、「ドクター・ノオ」のジョセフ・ワイズマン、「ロシアより愛をこめて」のロバート・ショウ、ロッテ・レーニア、「ゴールドフィンガー」のゲルト・フレーべ、「サンダーボール作戦」のアドルフォ・チェリ、「OO7は二度死ぬ」のドナルド・プレザンス、「女王陛下のOO7 」のテリー・サバラスと、皆さん個性的な敵役を演じていましたよね?
最新作「OO7/ノー・タイム・トゥ・ダイ」の敵役も観る前から「どうなんだろう?」と、疑問を感じる俳優さんですし。ハイ、しょうもない自分です。(笑)
本作品の音楽を担当しているデヴィッド・アーノルドですが、ジョン・バリーのスコアを踏襲していて、OO7シリーズらしさはまぁまぁ感じます(おお、生意気)。それと、シェリル・クロウの主題歌が良いです。
ブロスナンのボンド、未だご覧になっていらっしゃらないようであれば、是非ご覧ください。あ、最近はレンタル屋さんも市中に無くなっているようですね。であれば、ディスクをご購入して。^_^
BASIE MEETS BOND
A面
1. 007(ロシアより愛をこめて)
2. ゴールデン・ホーン(ロシアより愛をこめて)
3. ガール・トラブル(ロシアより愛をこめて)
4. キングストン・カリプソ(Dr. No)
5. ゴールドフィンガー
B面
6. サンダーボール作戦
7. ロシアより愛をこめて
8. Dr. Noのファンタジー(Dr. No)
9. マンゴーの木の下で(Dr. No)
10. ジェイムズ・ボンドのテーマ(Dr. No)
トロンボーン : グローヴァー・ミッチェル、アル・グレイ 他
トランペット : アル・アーロンズ、ジョージ・コーン 他
サックス : エリック・ディクソン、エディ・デイヴィス 他
ギター : フレディ・グリーン
ドラムス : ソニー・ペイン
ベース : ノーマン・キーナン
ピアノ : カウント・ベイシー
以上、カウント・ベイシー・オーケストラ
米UNITED ARTISTS UAS 6480(オリジナル盤)
007シリーズの最新作「No Time to Die(邦題 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ)」ですが、当初は4月10日公開予定でした。しかし、新型コロナウイルスの影響で11月20日公開と、半年以上も延期されてしまいました。やはり・・・です。
で、今日はその007シリーズの音楽を演奏したレコードの紹介です。ただし、当たり前なサウンドトラック盤ではなく、ジャズファンならどなたもご存知のビッグ・バンド、カウント・ベイシー・オーケストラの演奏・録音なのです。
音楽ファンの間では極めて珍しい演奏を収めた盤を「珍盤・奇盤」と言いますが、今日ご紹介のレコードなどはまさにその「珍盤・奇盤」の最たる一枚ではないでしょうか。
A面冒頭の「007のテーマ」は例のエレキ・ギターによるテーマではありません。「ロシアより愛をこめて」の劇中、トルコ支局のケリム・ベイに連れられてボンドがジプシーのキャンプを訪れていた際、ロシアのスパイ、クリレンコ率いる殺し屋軍団が襲って来た時に流れていた音楽。
「サンダーボール作戦」でもボンドと米海兵隊が水中銃を使い、マイアミの海中でスペクターと戦うシーンで流れています。以降の作品でも、時々流れて来る軽快な音楽です。
2曲目はオリジナル・サウンドトラック盤にも収録されていますが、劇中では使われていません。3曲目はジプシー・キャンプで一人の男を巡り、二人の女が決闘するシーンで流れています。場面に合った、シリアスで劇的な音楽。
レコードのレーベルです。
9曲目は、劇中で貝を拾っているビキニ姿のハニー(ウルスラ・アンドレス)を眩しそうに見ながらボンド(ショーン・コネリー)が歌う曲で、コネリーの歌が聴けるという、珍しいシーン。しかし、ウルスラ(アーシュラ)・アンドレスのプロポーションは素晴らしいですね。^_^
B面最後はお馴染みのジェイムズ・ボンドのテーマ。収められている作品が第4作「サンダーボール作戦」迄なので、このレコードの録音年代がほぼ分かります。レコードはもちろん中古での購入ですが、ジャケット、盤質とも大変状態が良いです。
映画の配給がUNITED ARTISTS社。レコード会社がUNITED ARTISTSレーベル。成る程と思いますが、御大カウント・ベイシー率いるビッグ・バンドに演奏させているところがこのレコードのミソ。
もっともオリジナルのジョン・バリー・オーケストラの演奏もビッグ・バンドですよね。テーマを奏でるエレキ・ギターだけが異質で、ファズとサスティーンの効いた音色が何とも言えないです。何十回、何百回、何千回聴いても飽きない、映画音楽の名曲中の名曲。
こちらのレコードの演奏はベイシー独特のシングルトーン、まるで人差し指一本で弾いているように聴こえます。その個性的ピアノが007シリーズの音楽に寄り添っている演奏、聴きものの一つです。(^^)
007シリーズはジョン・バリーが離れてからはまるで別物の映画になってしまいました。それだけジョン・バリーの音楽が映画の雰囲気にピッタリの曲、アレンジ、演奏だったので。
不幸があって、しばしお休みしましたが、ブログを再開させて頂きます。
ですが、新型コロナウイルスの影響で社会は自粛ムードが横溢しています。
そういう中、東京は感染経路を特定出来ない感染者が増加しています。オリンピック開催を考慮して検査を敢えて避けていたツケが回って来たのだと個人的には思っています。
JR高輪ゲートウェイ駅オープン時のあの騒ぎ。症状が出ていない感染者が、知らず知らずウイルスを撒いていた可能性大と危惧しています。駅という環境は密室空間ではないですが、飛沫感染、接触感染は充分考えられます。
で、自粛ムードの中、用事もなくあちこち出歩くのも憚れます。なので、拙ブログはしばらく記事更新は不定期とさせて頂きます。
写真は先日、久しぶり(今年初)に訪れた大さん橋から撮影していますが、今も大黒埠頭に「ダイヤモンド・プリンセス」が停泊しているのが見えます。未だ乗員は船内に隔離されているようで。
東海道線の貨物列車を撮影しようと出掛けた時の写真です。他の乗客の邪魔にならないよう、ホーム端っこで撮影しています。
貨物の時刻表を調べ、余裕を持って目指すホームへ。ボケーっと立っていると時間が長く感じるので、走って来る在来線の撮影を少ししてみました。
ただ撮影するのも面白くないと思い、スピード感を出すためにズーム流しで撮影する事に。
通常は横から被写体の移動に合わせてカメラを左右に振るわけですが、カメラは振らずに走って来る電車の先頭に合わせてレンズをズーミングして撮影しています。ホーム上ですからもちろん手持ちでの撮影です。
で、目的の貨物列車ですが、待てども待てども来ません。たまたまその時間帯は貨物の都合で走らなかったのかもしれません。空振りで帰って来ました。(笑)
SONY α7R IV
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
SIGMA MC-11
もう、9年も経ってしまったのですね。
時の進みは早いものです。しかし、津波で大破した福島第一原発の廃炉処理は遅々として進まないようです。
汚染水は後2年もすればタンクは飽和してしまうそうで、現在、海へ流す事が話し合われているらしいです。また、海を汚染するのですか。漁業に影響が・・・。
更に、大量の汚染土は未だに放置されたまま。それでも国、一部自治体は原発を進めたいのでしょうか?
先日、テレビの番組で知ったのですが、オリンピックの聖火リレーで通る道だけ綺麗に整備されていました。しかし、その整備された道から少し中へ入って行くと、震災時のまま未だに手付かずのところがあります。
安倍総理は「復興五輪」と、声高々に宣言しておられましたが、被災者にマイクを向けると「オリンピックなんて他国の事にしか見えない」、「その道(聖火リレー用の道)から少し中へ入ってみてください。テレビには映らないので、他国から福島は復興したと見られるでしょうね」といった悲痛な声が・・・。
住みやすいと思っていた日本、何処へ向かっているのでしょうか?
JR奈良駅から春日大社に向かって歩いていた時に寄ってみた興福寺です。こちらは初めて。
五重塔です。室町時代(1426年)に再建との事。国宝に指定されています。
こちらは南円堂。江戸時代(1741年)の再建。
事前の予備知識なしに訪れたのですが、有名な阿修羅像は興福寺だったのですね。(^^;
私はこちらのお地蔵(延命地蔵尊)さんに惹かれて・・・。この左手先には三重塔も。
鹿も屯しています。先日のニュースで見たのですが、奈良公園の鹿が近鉄奈良駅やJR奈良駅周辺まで来て道端の草や観葉植物を食べていました。インバウンドの激減で、鹿せんべいをくれる人がいなくなったからだそうで。
SONY α7R IV
LEICA Elmar-M 24mm F3.8 ASPH.
RAYQURL LM-SαE
新宿御苑から春の便りです。
月が見えています。ハクモクレンの大木が見頃でした。
毎年、綺麗な姿を見せてくれる修善寺寒桜です。
ひっそりと咲いていた沈丁花。
このボケが!
私「はい、すいません!」
お粗末でした。(笑)
うつむき加減にひっそりと咲く緋寒桜。これで花開いているのですよ。
なんという控えめな花なのでしょう。まるで私みたいです。(^^;
サンシュユも小さくて、一見すると花に見えないですね。
ソメイヨシノより少し早く満開を迎える陽光です。もう・・・今にも花が開きそうでした。
OLYMPUS OM-D E-M1 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL ED 12-40mm F2.8 PRO
神戸南京町でのお写んぽです。あ、撮影は年明けであります。
コブラ?
春節前に中国からの観光客は相当数、日本を訪れていたらしいですね。武漢市からも約9千人が、すでに日本に来ていたそうで。
実際、奈良公園は中国語しか聞こえて来なかった、と言っても過言ではないほど。関西滞在中はずっとマスクをしていました。
しかし、感染騒ぎは長続きしそうですね。東京都はお花見について、飲食を伴う宴会は自粛するようアナウンスしましたし。オリンピックは多分中止になると思います(個人的感想)。感染は世界的規模になって来ましたから。
猪八戒(孫悟空)の女装姿?(笑)
こちらは南京町ではなく少し離れた場所ですが、この様子に惹かれてパチリと。
RICOH GR II
JAL エアバス A350の特別塗装機、嵐JETを撮影出来ました。機体右側は2010年嵐JET初就航時の嵐が描かれています。
そして左側は20周年を迎えた現在の嵐が。
その後ろはB787ですが、JAL国内線のB787を見るのは初めてです。成田で国際線のB787は何度も見ていましたが。この日、JAL B787を3機見ています。B787ファンとしては羽田でJAL機が見られるのは嬉しいです。
さて、嵐JETを撮影していますが、私は未だに嵐の歌を聴いた事がありません。(^^;
十代の頃から音楽と言えばクラシックばかり聴いていましたので、男女問わずアイドルを追い掛けた事が一度として無かったのです。当然、ディスクも一枚として購入した事がありません。変人なのかなぁ?(笑)
今回は着陸した後の嵐JETでしたので、次回は離陸シーンを撮影したいと思っています。
SONY α7R IV
SIGMA 100-400mm F5-6.3 DG OS HSM Contemporary
SIGMA MC-11
最近のコメント