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2020年5月 8日 (金)

OO7/カジノ・ロワイヤル

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OO7/カジノ・ロワイヤル 2006年12月 日本公開

コロンビア映画、MGM映画配給

- 配役 -
ジェイムズ・ボンド : ダニエル・クレイグ
ヴェスパー・リンド : エヴァ・グリーン
ル・シッフル : マッツ・ミケルセン
M : ジュディ・デンチ
フェリックス・ライター : ジェフリー・ライト
ルネ・マティス : ジャンカルロ・ジャンニーニ
ディミトリオス : シモン・アブカリアン
Mr. ホワイト : イェスパー・クリステンセン

音楽 : デヴィッド・アーノルド
原作 : イアン・フレミング
脚本 : ニール・パーヴィス 他
監督 : マーティン・キャンベル

外出自粛なので、本家(英イオン・プロ)制作の「OO7/カジノ・ロワイヤル 」のBlu-rayを取り出して久しぶりに見ました。で、ダニエル・クレイグが登場した瞬間、「若い!」と。(^^;

当初4月公開予定だった新作「OO7/ノー・タイム・トゥ・ダイ(11月20日に公開延期)」でボンド役を降りるダニエル・クレイグですが、約13年の年月は隠せないものですね。人間、誰しも13年経てば顔つきは変わるもの。そろそろボンド役も引退時期だったのでしょう。

ところで、英イオン・プロはまだOO7シリーズを続けるのでしょうか? ハリー・サルツマンとアルバート・R・ブロッコリによって設立された英イオン・プロダクションは、イアン・フレミングのOO7シリーズを映画化する目的のために設立されたプロダクションでした。両名はすでに亡くなられており、ブロッコリの娘と娘婿によって継続されていますが、原作の全てがすでに映画化済みです。

よって、ティモシー・ダルトンの「OO7/消されたライセンス」以降、本作の「OO7/カジノ・ロワイヤル 」を除いてオリジナル脚本で映画が作られているわけですが、私にはもう「普通のアクション映画」という印象しかありません。ストーリーの面白さよりアクションの派手さで見せる映画になっているように思います。改めてイアン・フレミングの原作は面白かったなぁという思いが。

OO7シリーズの面白さは、原作を生かしたストーリーにジョン・バリーの音楽が被さってこそが私にとってのOO7シリーズなのです。

愚痴めいた事を言っても仕方ありません。(笑)

さて、本作はイアン・フレミングのOO7シリーズ全作品(小説)で唯一映画化の権利を持っていなかった英イオン・プロが、様々な経緯があって初めてイアン・フレミングの処女作を映画化する事が出来た作品です。ボンド役も前作までのピアース・ブロスナンからダニエル・クレイグに変わる事もあってか、それまでのシリーズをリセットし、新シリーズとしてスタートしました。

映画のストーリーは原作を生かしておりますが、時代に合わせて脚色しています。OO(ダブルオー)という「殺人許可証」を得たばかりのボンドはプラハで英国を裏切った支局長を射殺。

その後、マダガスカルでテロ組織の爆弾密造人を追っているうちに、密造人の携帯から「ELLIPSIS」というメッセージを知る。そこには国際的武器商人が絡み、さらには世界各国のテロ組織から預かった大金でマネーロンダリングをしていたル・シッフルという男に行き当たる。しかし、ル・シッフルはアフリカのテロ組織から預かった大金をボンドによって失う事に。

ル・シッフルは失った巨額の金を稼ぐために、モンテネグロの「カジノ・ロワイヤル 」で開催されるポーカー・ゲームに参加する事に。ボンドも後を追って参加し、巨額の金を賭けた対決の結果は如何に?

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ヴェスパー・リンド(エヴァ・グリーン)

OO7のナンバーを取得したばかりのボンドがMI6(エム・アイ・シックス)を辞職して結婚を考えるヴェスパー・リンド(MI6の財務担当)を演じているフランスの女優さん、エヴァ・グリーンです。正しい発音はグリーン(Green)ではなく、グレーンだそうですが、英語読みだとグリーンになるのでしょう。

OO7シリーズ登場のボンド・ガールにしては珍しく「知性を感じる美人」ですね。この人ならボンドでなくても男なら誰もが惚れそう。(^^)

さて、配役について。前作までのシリーズをリセットしたなら、ボンドの上司「M」を演じる役者さんも変えた方が良かったのでは? という感想を持っています。後の作品から登場するQやマネーペニーの役者さんもピアース・ブロスナン時代とは違うのですから。ジュディ・デンチの年齢を考慮したのか、後の作品で死なせる設定も無理がありましたし。

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ボンドカーについてはアストンマーチン DBS、そしてディミトリオスの乗っている車としてアストンマーチン DB5が登場。

そのディミトリオスと出会う場所がバハマのナッソーです。OO7シリーズファンならお分かりでしょう。「OO7/サンダーボール作戦」の舞台となった風光明媚な地ですね。海が綺麗です。実に久しぶりのロケになるのですね。

お馴染みのガンバレル・シークエンスはオープニングではなく、メインタイトル直前に見られるのですが、前作までとは違い、かなりデジタイズされた画像になっており、「ええ・・・!」という印象。

ダニエル・クレイグのボンド、最初は随分違和感を感じていましたが、見慣れて来たと思ったらボンド役を降りてしまったようで。シリーズを続けるとなると、また役者探しですね。

映画のラストはMr. ホワイトを前にしてボンドが、
「The name is Bond, James Bond」と名乗るところで終わるのですが、このまま次回作「OO7/慰めの報酬」に珍しく話しが続きます。

ところで原作はすべて映画化が済んでいる事は前述しましたが、個人的にはロジャー・ムーア時代の作品をリメイクしてもらいたいと思っています。ロジャー・ムーアの作品は原作とは程遠い漫画的な作品が多かったですからね。特に「OO7/ムーンレイカー」は酷かった。ボンドが宇宙に行って宇宙ステーション内で「スターウォーズ」に負けじとレーザーガンでピュンピュン!と撃ち合うという。あまりのバカバカしさに・・・以下自粛。(笑)

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コメント

今夜はGOLD FINGERでした。007、どれか選ぶとすれば、私は一位ダニエル氏、二位ブロスナン氏なのですが、コネリー氏の初期の作品は時間がゆっくり流れるのに物語はテンポ良く楽しめます。派手なデジタル仕掛けが無いのが逆に心地よい!というより、すべてアナログ仕込みなのが逆に凄いです。
このカジノロワイヤル、何度見たことか!

ROCKSさん、こんばんは。
ゴールドフィンガー、ご覧になられましたか。良かったでしょう?
フォートノックスなんて、ゴールドフィンガーを観て初めて知りました。米国の金塊貯蔵庫なんて、あの映画で知った方は多かったと思います。日本だけでなく。
さすがに中は見せてもらえないので、セットは想像で造られたそうですが。
ROCKSさんはダニエル一位ですか。ブロスナンも良かったですよね。本来ならばロジャー・ムーアの後の予定だったらしいです。実現していれば・・・です!
近年の映画はCGが多いですね。コネリー時代はすべて手作業ですからリアリティがありました。

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