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2020年5月10日 (日)

SACDを楽しむ(10)

4137

ラロ/スペイン交響曲
サン=サーンス/序奏とロンド・カプリチオーソ 他

アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
マニュエル・ロザンタール 指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
TOWER RECORDS PROC-2201

フランスの作曲家、ラロのスペイン交響曲・・・交響曲と申しても、実質はヴァイオリン協奏曲ですね。交響的協奏曲といった曲ですが、この曲の演奏で私が好んでいるヴァイオリニストはアルテュール・グリュミオーです。チョン・キョンファさんの演奏と甲乙付け難いのですが。

タワーレコードさんによって、こうした往年の名演奏が高音質盤で復活するのは嬉しいですね。サン=サーンスの「序奏とロンド・カプリチオーソ」も好きな曲です。

4138

ショパン/ポロネーズ集

マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
ESOTERIC ESSG-90208

ピアニストとして大変なテクニシャンで、その演奏はどれも完全無欠という印象のマウリツィオ・ポリーニのショパンです。正直申しますと必ずしも好きなピアニストではありません。

ベートーヴェンのピアノ・ソナタも付け入る余地のない完璧な演奏で、私には少々冷たさすら感じるくらいです。

しかし、ショパンのポロネーズ集はその完璧さが曲想とマッチして、例外的に楽しめる演奏でした。以前持っていたCDを売却してこのESOTERIC盤を入手した次第。

4139

R.シュトラウス/楽劇「薔薇の騎士」

元帥夫人 : アンナ・トモワ=シントウ(ソプラノ)
オクタヴィアン : アグネス・バルツァ(メゾ・ソプラノ)
ゾフィー : ジャネット・ペリー(ソプラノ)
オックス男爵 : クルト・モル(バス)

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団
ESOTERIC ESSG90215/17

R.シュトラウスの「薔薇の騎士」、初めてCDで聴いた時は「有名なわりにはつまらないオペラだなぁ・・・」という感想を持ちました。ところが、数年前にWOWOWさんで放送(ライヴビューイング)されたものの、録画しっぱなしで見ていなかったメトロポリタンオペラのライヴ映像を、最近になってようやく見たのです。そうしたら・・・、

そうか・・・そういう事なのか・・・と、映像を見て初めてこのオペラの良さ(面白さ)を知ったのです。やはりオペラは実際のステージを見るもの。ただ、外来の歌劇場の引越し公演は目の玉が飛び出るようなチケット料金。なので、見たいと思ってもついつい敬遠してしまいます。なので、映像メディアに頼ってしまいます。(^^;

このところ、録画しっぱなしだったBS放送でのオペラを集中的に見ています。外出自粛要請ですからね。

さて、ご紹介の演奏はカラヤンにとって二度目の録音で、最初は英EMIでのステレオ初期の録音でした。それと同時期での映像(ザルツブルク音楽祭)が残されており、NHK-BSでハイビジョン修復されたものが以前放送されました。元帥夫人はエリザベート・シュヴァルツコップですが、綺麗でした。

音声だけで聴く本SACDも名演ですね。中でもアグネス・バルツァのオクタヴィアンが素晴らしいです。

4140

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第3番、第5番「皇帝」

アレクシス・ワイセンベルク(ピアノ)
ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1977年11月14日(No.3)、11月17日(No.5)東京・普門館でのライヴ録音
TOKYO FM TFMCSA-0040(シングルレイヤー)

こちらはカラヤンの日本公演でのライヴ録音。演奏会場所があのバカでかい普門館ですから、必ずしも音響的に満足出来るものではないですが、演奏の方はピアノを伴った交響曲という風情。

カラヤンのシンフォニッックなスタイルの中で、ワイセンベルクは為す術もなし、という印象。ただ、カラヤンが指揮したベートーヴェンのピアノ協奏曲は録音が少ないので貴重な記録かも。

4141

ブルックナー/交響曲選集(1993-2001)

朝比奈隆 指揮
東京都交響楽団
TOWER RECORDS TWFS90014/5(シングルレイヤー)

1993年から2001年にかけて、東京都交響楽団を指揮した朝比奈隆さんのブルックナー選集。5番、7番、8番、9番の4曲ですが、7番のみ年月違い(1997年と2001年)の二つの演奏が収録されています。

その7番、テンポの違いが大きく、大変興味深かったです。以前、大阪で二夜連続で聴いたベートーヴェンの第9交響曲、二夜それぞれテンポの違いが大きく、少々驚きを持って聴いた事を思い出します。

二日目の演奏会終了後、楽屋で直接朝比奈さんに「先生、今日は昨日とは違い、かなりテンポが遅かったですね?」と尋ねると、「うん、日本のオケも今日みたいな遅いテンポでも充分持ち堪えられるようになったからね」とのお返事でした。もちろん演奏は二日目の遅いテンポの方が素晴らしかったです。

しかし、ベートーヴェンの場合はテンポの大きな違いも楽想から納得出来るのですが、ブルックナーのような交響曲では比較的珍しいですね。

東京都交響楽団はNHK交響楽団に負けず劣らずオケのレベルが高いので、このブルックナー選集も楽しめます。但し、この選集は以前CDで発売されていたものをリマスタリングし、SACDとして発売されたものです。

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