OO7/ゴールデンアイ
OO7/ゴールデンアイ
(原題 : GOLDENEYE)1995年12月 日本公開
英イオン・プロ制作 MGMユナイト映画配給
- 配役 -
ジェイムズ・ボンド : ピアース・ブロスナン
ナターリア・シミョノヴァ : イザベラ・スコルプコ
アレック・トレヴェルヤン : ショーン・ビーン
ゼニア・オナトップ : ファムケ・ヤンセン
ボリス・グリシェンコ : アラン・カミング
M : ジュディ・デンチ
Q : デスモンド・リュウェリン
マネーペニー : サマンサ・ボンド
主題歌 : ティナ・ターナー
音楽 : エリック・セラ
原案 : マイケル・フランス
脚本 : ジェフリー・ケイン、ブルース・フィアスティン
監督 : マーティン・キャンベル
五代目ボンド役、ピアース・ブロスナンの第1作になります。ちなみにタイトルの「ゴールデンアイ」は元の原作となったOO7シリーズの小説を書いていたイアン・フレミング(1908-1964)が晩年住んでいたジャマイカの別荘の名前であり、自身が英国海外秘密情報部(現MI6)のスパイとして所属していた時代の或る作戦が「ゴールデンアイ」というネーミングだったそうです。
当時、映画化の権利を持っていなかった「カジノ・ロワイヤル」以外、イアン・フレミングの原作すべてを映画化し終わっていたため、まったくのオリジナルストーリーによる作品。厳密には短編が残ってはいましたが。
同僚のOO6と共にボンドはソ連の兵器工場に侵入したものの、OO6は取り押さえられソ連の責任者に射殺されてしまう。しかし、ボンドは任務遂行し、兵器工場の爆破に成功する。
メインストーリーはそれから9年後となり、NATOの最新鋭ヘリコプターがデモンストレーション予定中に何者かに奪われ、その事件をボンドが追う事になる。
お馴染み、映画冒頭のガンバレル・シーン。ブロスナンの撃ち方はご覧のようなスタイル。長年音楽を担当していたジョン・バリーが「OO7/リビング・デイライツ」を最後にシリーズから完全に離れてしまったため、音楽に関しては著しく物足りません。このガンバレル・シーンでのジェイムズ・ボンドのテーマの扱い方に、早くも私は不満を持ってしまいました。
メインタイトル・デザインをこれまた長年担当していたモーリス・ビンダーが映画製作前に亡くなってしまったため、本作品からダニエル・クライマンという人が担当する事に。モーリス・ビンダーの手法を踏襲していますが、やはり何となく違いを感じます。(^^;
冒頭のガンバレル・シーンもモーリス・ビンダーが考えたものであります。
本作品から"M"の秘書、マネーペニーを演じているサマンサ・ボンド。マネーペニー役としては三代目の女優さんですが、やはり私としては初代のロイス・マクスウェルが最高だなぁ・・・。しかし、人間は誰しも年齢を重ねますから、仕方ありません。ロイス・マクスウェルさん、2007年9月に80歳でお亡くなりになっています。綺麗な方でした。
ボンドとナターリア・シミョノヴァ。
シリーズのボンド・ガールとしては、少々個性に欠けるような気が・・・。まぁ、好みの問題ですけど。
ポーランド出身で、元々はモデルさんだったようです。
本作品からボンドの上司"M"を演じる事になったジュディ・デンチです。「え!? 女性?」と思いましたけど、世界的に女性の社会的地位向上という時代の波に乗った配役だったのかもしれません。
という事で、ブロスナンボンド第1作のご紹介でした。
※ 劇中の写真は市販のBlu-rayディスクから使わせて頂いてます。
全部、観ました^^ゞ
コネリー氏 Dr.No
ムーア氏 For your eyes only
ブロスナン氏 Die another day
ダルトン氏 The Living Daylights
クレイグ氏 Quantum of Solace
俳優別に一本選ぶとしたら、こんな感じ。
どの作品も裏切らないですよね。
でも、ムーンレイカーはイマイチでしたね^^;
投稿: ROCKS | 2020年6月 9日 (火) 02時23分
ROCKSさん、こんばんは。
お、全部ご覧になられましたか。^_^
ムーアの「For your eyes only」は良いですよね。ムーア時代、こういう路線で続けていれば・・・という思いがあります。
ダルトンの「The Living Daylights」、好きな作品です。原作は短編なのですが、それを上手く広げていて、脚本が良かったと思います。
11月公開の新作、クレイグ氏の最終作ですが、出来は如何に・・・?
投稿: KONDOH | 2020年6月 9日 (火) 18時43分