« 2020年7月 | トップページ | 2020年9月 »

2020年8月30日 (日)

ベートーヴェン生誕250年(4)

4442

ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ第4番、第5番「春」

ギドン・クレーメル(ヴァイオリン)
マルタ・アルゲリッチ(ピアノ)

1987年3月、ベルリンにて録音
独グラモフォン 4794647(CD)

とても面白い演奏です。面白いという表現は適切ではないかもしれませんが、一般的なヴァイオリン・ソナタという曲想とは違い、まるでヴァイオリンとピアノの対決を聴いているかのような演奏なのです。

丁々発止という言葉は、まさにこのような演奏に当て嵌まるのではないでしょうか。普通、ヴァイオリン・ソナタと言えばピアノはヴァイオリンの伴奏的役割と捉え、そうした演奏をするピアニストが多いですが、ここでのアルゲリッチは全く正反対。

「主役はアタシよ。ヴァイオリンは伴奏なの」とでもアルゲリッチが言ってるかのようで、ヴァイオリンとピアノは対等というより、クレーメルのヴァイオリンが地味に聴こえてしまいます。クレーメルも個性的なヴァイオリニストとしてクラシック音楽界では知られていますが、何故かここでは実に大人しく聴こえます。二人の勝負はアルゲリッチに軍配という感じです。(笑)

この演奏が私は大好きで、繰り返し聴いて来ていますので、当初は「私の愛聴盤」で採り上げようかと思っていたのですが、曲がベートーヴェンという事もあり、引き続き「ベートーヴェン生誕250年」でご紹介させて頂きました。

クレーメルとアルゲリッチはヴァイオリン・ソナタを全曲録音しておりまして、他の曲も非常に興味深い演奏が聴けます。上記のCD番号は独グラモフォンが自社の全録音と蘭フィリップス、ルガーノ音楽祭の録音を纏めた全48枚のCD BOXになります。

つい最近、NHK-BSでアルゲリッチ(アルゼンチン出身)さんのドキュメンタリーが放送されました。撮影はアルゲリッチさんの長女(プロの映像作家)でして、非常に興味深いドキュメンタリーでした。結婚は三回しているものの、いずれも籍は入れてなかったとの事。指揮者のシャルル・デュトワさんと別れたのはデュトワさんがヴァイオリニストのチョン・キョンファさんと浮気した事が原因だそうです。

今は長い髪もさすがに白くなっていますが(現在79歳)、映像のところどころで見られた、タバコを雑に吸っている姿は見たくなかったなぁ・・・ファンとしては。(^^;

以上、余談でしたが、ヴァイオリンとピアノがお好きな方は是非お聴きになってみてください。

2020年8月29日 (土)

チゴハヤブサの雛たち

4438
チゴハヤブサ(ハヤブサ目ハヤブサ科)

今日の写真は私の撮影ではありません。旭川のお友だちが撮影しております。

4439

夏鳥として北海道と東北北部に飛来してくるチゴハヤブサ。

ハヤブサの仲間ですが、一般的なハヤブサより少し小さい事が和名(稚児隼)の由来です。

4440

北海道などで繁殖し雛が大きくなり、気温が下がって来るとまた南へ帰ります。

雛にトンボやセミなどを餌として与えています。しかし、トンボもセミも成虫としての寿命は実に短いですからいい迷惑。セミなんて地中に2年も3年も潜っていたのに。(^^;

4441

雛たち、親鳥と変わらないほど大きくなっていますね。

今日の写真はセンサーに付いたゴミが写っていますが、撮影の後、オーバーホールに出す事になりましたのでご容赦を。

2020年8月25日 (火)

街風景

4434

東京・・・いや、日本を代表する街でのお気軽スナップ。

4435

4436

4437

お馴染みの交差点前で。

2020年8月24日 (月)

YOKOHAMA

4430

BAY QUARTERです。

4431

つい見上げてしまいます。

4432

緊急事態宣言下ではお休みしていましたが、今は通常通り営業しているようです。

4433

人もそこそこは・・・。

2020年8月23日 (日)

都市風景

4427

現在の都市風景、子供の頃に読んだ手塚治虫さんの漫画で描かれた風景のように感じます。

4428

4429

2020年8月22日 (土)

都市の路

4424

横浜でのスナップです。

4425

4426

コンクリートに囲まれた中を抜けるように造られた人間用の路。

2020年8月21日 (金)

線路は続く

4421

そういえば「青春18きっぷ」を最後に使ったのは何年前だったか。

4422

今はコロナが心配で下手に動けませんから、そんなきっぷも買えません。

4423

ローカル線に乗るのは楽しいです。

余談ですが、コロナと言えば小池都知事が何度となく「これからは with コロナ」という言葉を発していますが、「with コロナ」は英語圏の人にとっては「コロナに感染中」というような意味になるらしいですよ。

オリンピック開催都市の首長がこんな事を言ってたら、諸外国から東京は感染が怖い都市と思われてしまうかも。横文字をやたら使いたがる小池都知事、大丈夫かなぁ?

2020年8月20日 (木)

潮の香り

4417

潮の香りを浴びて・・・。

4418

4419

4420

ちょっぴり異国情緒。

2020年8月17日 (月)

お馴染みの風景

4414

昨日の続きです。

4415

天使の梯子。

4416

いつもの小屋。

2020年8月16日 (日)

いつもの風景

4410

自分が好きな、いつもの風景。

4411

四季折々、それぞれの風景を楽しめる丘。

4412

ピークを過ぎて、やや草臥れた姿。

4413

抜けるような清々しい青空。

2020年8月10日 (月)

白糸の滝

4409

今日も滝の写真で、フィルム撮影です。

場所はお分かりでしょう、静岡県富士宮市の白糸の滝です。

2020年8月 9日 (日)

気分だけ冷風を

4408

フィルムで撮影しています。撮影場所は那須高原。少し前の撮影ですけど。

梅雨明け後、強烈な猛暑が続いているので、写真をご覧頂いて気持ちだけ涼しくなって頂こうかと。(^^;

2020年8月 8日 (土)

淡路島

4407

写真は正月明けに姫路城を訪れた際、車窓から撮影した淡路島です。

淡路島は、瀬戸内海の小豆島とともに一度は訪れてみたいと思っている島なのですが、未だ果たせていません。

流れる風景を見ながら、「これが明石海峡大橋かぁ・・・」と撮影しました。

2020年8月 7日 (金)

最後のインテルiMac?

4406

アップルさんからiMac 27インチモデルの新型(iMac 2020)が発売されました。と言っても筐体のデザインは従来通りで、搭載するCPUがインテル第10世代の新しいタイプに変わり、と同時にGPUも変更されて性能の底上げが図られたモデルですね。

ただ、アップルさんは年末に発売するMacからCPUについては独自のApple Siliconを搭載するとアナウンスしています。という事は、今回のiMacはインテルのCPUを搭載した最後のiMacになるという事ですか。

となると、BootCampでWindowsをMacに入れたい人は今回のiMacが最後のチャンス? 既存のアプリケーションも新CPUで使えるとアナウンスしてはいるようですが。

拙宅はMac miniとiMacを交互に買い替えて来ていますが、順番からすると次回購入はiMacになります。現在Mac miniを使用中なので。って、妙な事に拘る意味はないですね。(笑)

2020年8月 5日 (水)

森の哲学者の雛

4403
エゾフクロウ(フクロウ目フクロウ科)

森の哲学者とも言われるエゾフクロウの雛です。

4404

やはり可愛いですね。

4405

こちらは眠そうにしている親フクロウ。(^^)

2020年8月 4日 (火)

次期、超広角ズームは?

4402

ニッコールの超広角ズームレンズでの撮影です。

出目金のように膨らんだ前玉のため、フィルターは装着出来ません。取り扱いに神経を遣うレンズですが、ミラーレス用のZマウントではフィルターが装着出来るレンズになるようですね。

2020年8月 3日 (月)

NISSAN

4390

涼みに入ったショールームでの撮影です。(^^;

4391

4392

4393

2020年8月 2日 (日)

妙なところで

4388
キビタキ(スズメ目ヒタキ科)

美しい声で鳴くキビタキです。逆光で眼が・・・(^^;

4389
コチドリ(チドリ目チドリ科)旭川駅前にて

チミチミ・・・妙なところで出遭いましたね・・・水辺でもないのに。しかし、北の地でチミと遭うのは初めてですね。

2020年8月 1日 (土)

ベートーヴェン生誕250年(3)

4399

ベートーヴェン/ピアノ、ヴァイオリン、チェロと管弦楽のための協奏曲 ハ長調

スヴィアトスラフ・リヒテル(ピアノ)
ダヴィッド・オイストラフ(ヴァイオリン)
ムスティスラフ・ロストロポーヴィチ(チェロ)

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

1969年9月15-17日、イエス=キリスト教会(ベルリン)にて録音
独EMI 1C 065 10 2042 1(アナログレコード 廃盤)

以前、「SACDを楽しむ」のコーナーで当演奏のSACDをご紹介していますが、ベートーヴェン生誕250年という事で、久しぶりにアナログレコードを取り出してこの名演を楽しみました。

録音年が1969年9月という事ですから、多分・・・翌1970年の「ベートーヴェン生誕200年」に合わせて発売するための企画だったのではないかと思います。

現代ならアメリカとロシア、ドイツとロシア等のアーティストが共演しても、別に普通の事で話題にすらならないですが、当録音が行われたのは1969年です。まだまだ東西冷戦の真っ只中。

そういう中で東側のソビエト連邦出身で、世界的にも評価されていた三人のソリストと、西側のドイツ・オーストリア圏を代表するこれまた世界的指揮者カラヤンとベルリン・フィルが共演したのですから、録音当時クラシック音楽界では大変な話題になった事でしょう。

そもそもベートーヴェンの三重協奏曲って比較的地味な曲ですから、おそらく当録音によってこの曲もメジャーになったのではないかと。以後、様々なレコード会社で時代時代を代表するアーティストを使って録音されるようになりましたから。カラヤン自身も後年、独グラモフォンにアンネ=ゾフィー・ムター、ヨー・ヨー・マたちと再録音しています。

4400

レーベルを撮影しておきました。企画と録音はEMIですから西側の発売権は当然、独EMIと英EMIになります。ソ連側ソリスト三人はソ連国営メロディアレコード所属でしょうから、ソ連国内ではメロディアレコードから発売されたものと想像します。当時、日本ではメロディアレコードと契約があった日本ビクターから発売。その後、東芝EMIに発売権が移ったようです。

第一楽章冒頭、オケの低弦部によって第一主題が静かに奏されるのですが、カラヤンの解釈もベルリン・フィルの音色も実に素晴らしいです。カラヤンのベートーヴェン、特に交響曲の演奏では聴き手によって好き嫌いがハッキリ分かれると思いますが、少なくともこの曲でのカラヤンは非の打ち所がないと言って差し支えないでしょう。

この三重協奏曲、ベートーヴェンの作品としては若干パンチ力に欠けると思えますが、カラヤンはそういう弱さをまったく感じさせる事がありません。カラヤンの解釈にベルリン・フィルがまた完全無比とも言える合奏力で応えています。そこへリヒテル、オイストラフ、ロストロポーヴィチといった最高のソリストが交わるわけですから、実に聴き応えのある作品に変貌しているのです。

4401

ジャケット裏の写真です。録音時の様子が分かる貴重な写真です。ジャケットは比較的珍しい見開きの体裁です。日本盤では珍しくないですが、欧米では見開きジャケットは少ないですから。

短い第二楽章が終わり、第三楽章(ロンド形式)はチェロによる第一主題の提示で始まります。ロストロポーヴィチのチェロ、本当に素晴らしいですね。もちろんリヒテル、オイストラフも賛辞以外ありません。その三者をバックするカラヤンとベルリン・フィル。まさにこの演奏こそ超名演と称して良いのです。レコード録音の歴史の中でも大変貴重な演奏、録音と言えるでしょう。

6月、NHK-BSプレミアムでダニエル・バレンボイムの指揮とピアノ、アンネ=ゾフィー・ムターのヴァイオリン、ヨー・ヨー・マのチェロによる三重協奏曲の演奏が放送されました。オケはウェスト・イースタン・ディヴァン管弦楽団(私は初見)で、2019年10月、ベルリン・フィルハーモニーホールでのコンサートでした。

こちらのコンサートでの演奏もなかなか良かったです。映像を見ていると、チェロのヨー・ヨー・マは終始ヴァイオリンのムターを見ながら、ムターに合わせて弾いているように見えるのが微笑ましかったです。本来なら協奏曲については独奏者とオケによる丁々発止的演奏を聴きたいのですが、仲睦まじい演奏でした。

で、今日ご紹介の名演盤を知っている身としては、ついつい比べてしまうわけです。レコード録音って本当に素晴らしいですね。半世紀も前の名演を自宅で自由に繰り返し聴く事が出来るのですから。

お聴きになった事がない方、是非この演奏はお聴きになってください。国内盤のCDでも発売されておりますので。

« 2020年7月 | トップページ | 2020年9月 »