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NHK-BS 4Kで放送されている「8K ヨーロッパ トラムの旅」を毎週楽しみに見ているのですが、ヨーロッパ各都市の街並みに溶け込むトラムは実に情緒があって良いです。
見ていて思うのは、ヨーロッパの各都市(国々)は歴史のある建造物を実に大切に保存しているという事。翻って日本はというと、東京を見れば分かるように無機質な建造物ばかり。
都内は僅かに都営荒川線(東京さくらトラム)が一路線残っているとはいえ、都内の中心位置ではないですよね。早くから車社会へと移行してしまったので、仕方ないと言えば仕方ないですが。
日本の大都市圏で路面電車が残っているところと言えば、他では大阪くらいですね。基本、路面電車が残っているのは地方都市になります。
函館の路面電車も味わいがあって好きな地域です。個人的には最新型のトラムより、古き良き時代の車両を好むのですが。
今週はブルガリアのトラムが放送されましたが、東ヨーロッパ(嘗ての社会主義国)らしい印象を受けました。
下田からの帰りは普通電車で帰って来ました。
伊豆急下田駅の改札を通ってホームに向かうと、真っ黒な「黒船電車」しか見えません。「あれ? 黒船って特急電車なのでは?」と思い、最後尾車両の車掌室前でホームを見ている綺麗な長身の女性車掌さんに「これ、普通電車なのですか?」とお訊きすると、「はい、そうです。ご乗車ください」との事で、「ラッキー♪」と乗車しました。(^^)
海側を見られるように造られている展望列車。運が良かったです。昨日の伊豆急下田駅の写真、通常は左に写っている電車ですから。
割増料金なしに乗車し、楽しみながら帰る事が出来るのですから、わざわざ高い料金を払って「サフィール踊り子」に乗る事はないか。(笑)
ちなみにサフィール踊り子を使うと「横浜 - 伊豆急下田」は2時間5分です。帰りは普通列車を使いましたが、「熱海駅」での乗り換え時間を含めても3時間(乗車時間2時間53分)で横浜に到着です。
しかし、今回は伊豆下田に行く事が目的ではなく、サフィール踊り子に乗る事が目的でしたので。
伊東駅に到着。ここからJRの管轄ですから、運転士さんと車掌さんが交代します。ガラス越しにホームを見ていたら、乗車時に話し掛けた女性車掌さんが小さなバッグを提げて目の前を歩いて行きました。
伊東駅を出ました。日も徐々に落ちて来ています。
熱海に到着しました。これからJR東海道線に乗り換えです。
東海道線ホームからみた黒船電車です。
鉄道の旅もなかなか面白いですね。
本年3月14日のダイヤ改正より運行が開始された「JRサフィール踊り子(東京 - 伊豆急下田)」です。
それまで運行していた「スーパービュー踊り子(251系)」に代わってデビューしています。
ずっと人気で、なかなか席が取れなかったのですが、そろそろ・・・と思ったものの左側の窓席(海側)が空いていなく、ようやく今になってネットから席を確保出来ました。
あ、GoToトラベルとは関係ありません。
以上2枚の写真は乗車以前、少し前に撮影していたものです。
横浜駅から終点「伊豆急下田駅」までの乗車です。
横浜駅6番線ホームに「サフィール踊り子」が入線して来ました。
黒光り(青光り?)する車両はなかなかカッコいいです。
横浜を出発すると、
熱海 - 伊東 - 伊豆高原 - 伊豆熱川 - 伊豆稲取 - 河津 - 伊豆急下田
横浜を出たら熱海まで止まらないんです。(^^)
車掌さんが常駐している最後部の車掌室です。伊豆急行線(私鉄)に入り、途中停車駅で撮影しています。長身の女性車掌さんでした。
伊東駅までがJRの管轄なので、伊東駅で運転士さん、車掌さんが伊豆急行線の方と交代します。
サフィール踊り子は8両編成で4号車はカフェテリア専用車となっており、軽食やコーヒーなどを頂けます。ただし、利用するには事前予約が必要で、私は乗車日の三日前にスマホで予約を済ませておりました。
尚、支払いもサフィール・ペイによる事前オンライン決済となります。
予約時間に4号車に行くと、席に案内されました。展望仕様の車両ですから、窓ガラス越しに流れる風景を楽しみながら食事をする事が出来ます。写真のミネラルウォーターは下田温泉の湧水でした。
私はこのヌードルを予約しておきました。
外苑に自身のお店を持ち、「ミシュランガイド東京2020」で二つ星を獲得している長谷川在祐氏監修によるヌードルです。
関西の方には少々しょっぱいかもしれませんが、なかなか美味しかったですよ。
5〜8号車は通路を挟んでの2:1仕様。
ちなみにサフィール踊り子は全席「グリーン席」なのです。(^^;
ですから利用するには乗車券、特急券の他に、グリーン券が必要になります。もっともネットから予約していましたから、券売機で発券された乗車券は一枚で済んでいます。
1号車は「プレミアムグリーン」で、先頭車ですから展望車両みたいな造りです。もちろん料金はそれなり。2号車、3号車は「グリーン個室」で、1〜4名用、1〜6名用というように個室も2種類のタイプに分かれています。
4号車は前述したようにカフェテリア専用車で、5〜8号車は普通の「グリーン車」です。お金があれば個室を一人、或いは夫婦、カップルで借り切る事も出来ますよ。それなりの広さを占有し、のんびり旅気分を味わえます。
私はもちろん普通のグリーン車です。(^^;
お空も見上げられるようになっています。(^^)
新幹線と同じく、こうした案内が各車両に。
さて、伊豆は過去数え切れないほど出掛けていましたが、全て車での旅行でした。伊豆半島を巡るには車でないと不便ですからね。
ですから列車を使って伊豆半島に向かうのは初めてなのです。車の時は常に運転手でしたから、流れる風景を楽しみながら・・・というわけにはいきません。
初めての列車旅。真鶴を過ぎたらずっと伊豆の海を見ながら旅気分を楽しめると思っていました。
ところが、実際はトンネルが多く、トンネルを抜けた山間でチラッと青い海と青い空が見えただけ・・・という。(笑)
函館に向かう新幹線もトンネルが多かったですが、常時海を見られるのは海沿いを走る車道だけですね。
鉄道は伊豆半島の山をぶち抜いて下田まで線路が敷かれている、と言っても過言ではないわけで、それを今回実感しました。
時折、車が走っている道路を俯瞰する度、「あぁ、この道路を車で何回も走ったんだよなぁ・・・」などと。(笑)
あっという間に伊豆急下田駅に到着です。横浜からの乗車時間は僅か2時間5分です。
初めてだった伊豆への列車旅、サフィール踊り子はなかなか快適でした。
このところ鉄道関係の撮影が多かったですが、珍しくこの日は久しぶりのストリートスナップです。
写真はライカボディのモノクロモードで撮影しての撮って出しです。リサイズのみ。
新型コロナウイルスの感染が広まっていますので、あまり外を歩きたくはないのですが。
必ずマスクをし、しょっちゅう手洗い、消毒をしています。
いったい・・・いつまでこんな事が続くのでしょうかねぇ・・・?
政府は個々に対策を講じてくださいの一点張り。コロナを封じ込める対策は一切しませんから、本当に個人個人で気をつけるしかありません。バッハ会長の来日は単なるポーズですね。オリンピックなんて出来る状況ではないでしょう。
皆様もどうぞご注意を。
サラ・ヴォーン・ウィズ・クリフォード・ブラウン
1. バードランドの子守唄
2. パリの四月
3. ヒーズ・マイ・ガイ
4. ジム
5. ユーアー・ノット・ザ・カインド
6. エンプレイサブル・ユー
他 全9曲
サラ・ヴォーン(ヴォーカル)
クリフォード・ブラウン(トランペット)
ハービー・マン(フルート)
ポール・クイニシェット(テナー・サックス)
ジミー・ジョーンズ(ピアノ)
ジョー・ベンジャミン(ベース)
ロイ・ヘインズ(ドラムス)
1954年12月18日、ニューヨークで録音
ESOTERIC ESSE-90223
今日は珍しくジャズのSACDです。それも大分前の録音、しかもステレオではなくモノラル。
モダンジャズ全盛期、米エマーシー・レーベルに録音された一連のクリフォード・ブラウンの演奏は、私如きがあれこれくっちゃべる必要はないですね。ジャズファンなら誰もが知っている名盤揃いですから。
サラ・ヴォーンの名唱にクリフォード・ブラウンのトランペットが絡むこの名盤ですが、実を申しますと私はこのSACDで初めて聴きました。次のダイナ・ワシントンも。(^^;
ジャズを聞き始めてしばらくはジャズヴォーカルって苦手だったのです。ですから一連のエマーシーの録音もコンボ編成の盤しか購入していなかったのです。黒人歌手の独特な発声と声質がダメだったみたいです。
ダイナ・ワシントン・ウィズ・クリフォード・ブラウン
1. 恋人よ我に帰れ
2. アローン・トゥゲザー
3. サマータイム
4. 降っても晴れても
5. ノー・モア
6. アイヴ・ガット・ユー・アンダー・マイ・スキン
他 全8曲
ダイナ・ワシントン(ヴォーカル)
クリフォード・ブラウン(トランペット)
ハーブ・ゲラー(アルト・サックス)
ハロルド・ランド(テナー・サックス)
リッチー・パウエル(ピアノ)
ジョージ・モロウ(ベース)
マックス・ローチ(ドラムス)他
1954年8月3日、ロスアンジェルスで録音
ESOTERIC ESSE-90224
ですからジャズヴォーカルはジャズを聴き始めてから大分経って、それも白人女性歌手から少しずつ聴けるようになり、いつからか黒人歌手も聴けるようになったのです。なので、今では男女問わず黒人歌手のジャズヴォーカルは大好きです。(^^)
サラ・ヴォーン、最高です!(笑)
ダイナ・ワシントンの当録音は、エマーシー・レーベルと関係の深いミュージシャンをレコーディング・スタジオに集めての公開ジャムセッションです。
有名曲が並んでいます。私の好きな曲も入っていますし、楽しいジャムセッションの様子が伝わって来ます。
クリフォード・ブラウン・アンド・マックス・ローチ
1. デライラ
2. パリジャン・ソロウフェア
3. ザ・ブルース・ウォーク
4. ダフード
5. ジョイ・スプリング
6. ジョードゥ
7. ここにいるのは何故?
クリフォード・ブラウン(トランペット)
ハロルド・ランド(テナー・サックス)
リッチー・パウエル(ピアノ)
ジョージ・モロウ(ベース)
マックス・ローチ(ドラムス)
1954年8月、ロスアンジェルス、1955年2月、ニューヨークで録音
ESOTERIC ESSE-90225
思えばエマーシー・レーベルで最初に購入したレコードがこの録音でした。A面B面とも当時気に入って何度も聴いていたジャズの愛聴盤でした。
最近、ESOTERICさんからエマーシーの名盤4枚が纏めてSACD化されて発売。クリフォード・ブラウンファンとしては嬉しい出来事でした。
「ジョードゥ」の演奏が大好きで、メロディを思わず口ずさんでしまいます。(^^)
スタディ・イン・ブラウン
1. チェロキー
2. ジャッキー
3. スウィンギン
4. ランズ・エンド
5. ジョージのジレンマ
6. サンドゥ
他 全9曲
クリフォード・ブラウン(トランペット)
ハロルド・ランド(テナー・サックス)
リッチー・パウエル(ピアノ)
ジョージ・モロウ(ベース)
マックス・ローチ(ドラムス)
1955年12月、ニューヨークで録音
ESOTERIC ESSE-90226
クリフォード・ブラウンは若くして自動車事故で亡くなられたわけですが、もし無事に演奏活動を長く続ける事が出来ていたら、数々の名演奏を残していたでしょうね。
それを思うと実に残念であります。ジャズファンは彼が残した録音を楽しむほかありません。
尚、今日ご紹介した4枚の他にエマーシー・レーベルには、超・・・超有名盤が有りますね。「ヘレン・メリル・ウィズ・クリフォード・ブラウン」です。そちらは以前、ESOTERICさんからすでにSACD化されていますので念のため。残念ながらそのSACDは持っていないのです。
2016年3月26日に開業した北海道新幹線。東京から北の大地に向かった際の終点である「新函館北斗駅」です。こちらは南口。新函館北斗駅は新幹線開通に伴って駅名を変更しており、旧駅名は「渡島大野駅(おしまおおのえき)」です。
現在は新幹線の駅としては「日本最北端」に位置していますが、札幌まで延伸する工事が現在続いています。2030年末開業予定だそうですが、順調に工事が終わるのかどうか。札幌とは申しても、実際の駅は小樽に近いそうですね。
駅前の郵便ポストです。(^^)
ビジネスホテルも在るのですね。新幹線開通に合わせて再開発した感じを受けました。
駅の位置としては函館駅より国定大沼公園の方が遥かに近いです。
私が利用した時の駅構内の様子を以下に。
そして、こちらは北口。
奇譚のない印象を申させて頂きますと、「南口に比べたらな〜んもないじゃん!」です。
このロータリーはタクシー乗り場でもあるのですが、私が北口に出てみた時、タクシーは一台も停車していませんでした。新幹線到着に合わせてタクシーが来るのかもしれませんね。
ロータリーから在来線のホームを見てパチリと。
少々寂しい気持ちを持って駅構内に戻りました。
構内のベンチにストーブが向けられています。試しにベンチに座ってみたら、暖かかったです。
新幹線が到着しないと在来線の改札付近はご覧のように静かでした。
帰りの新幹線到着まで、上の暖かいベンチで時間を潰し、17時25分発の「はやぶさ」で帰京しました。
今日は貨物列車のオンパレードです。
近いうちに桃太郎のキャラクターが文字の横に追加されるそうです。なので、「文字だけの今の姿が貴重になりますよ」と、撮影中に教わりました。↓ 下にご紹介した方の談話です。
以前、ほんの僅かな時間ここで貨物列車を待ちましたが、その時はロケハンでしたから一編成撮影しただけ。電車に乗り、その日の目的地に向かっています。
で、改めて後日撮影目的でここに来たわけです。
滞在時間一時間半弱ですが、結構貨物列車が通過して行きます。
最近、貨物列車の撮影に嵌っています。(^^;
この時、浜松から来たという貨物列車ファンの方とお話しする機会があり、貨物列車の知識が豊富で驚きました。
都内で撮影後ここへ来たそうで、目指す貨物列車があるとの事で、しばらくしたら小岩に向かうと話されておりました。私はこの後、自宅へ直行ですから貨物列車マニアとはとても言えません。(笑)
今年の4月から運行を開始した相鉄線の新型車両12000系が猛スピードで通過して行きました。
以前、拙ブログで記事にしておりますが、相鉄線とJRとで相互乗り入れをしましたので、相鉄線が初めて都内へ延伸する事が出来ました。相互乗り入れを開始する前は当然の事ながら、こんなところを走っていませんので。
LUMIX DC-S5のコンティニュアスAFで撮影していますが、連写したコマ全てジャスピンでした。パナはコントラストAFだけなのに結構やるなぁ・・・。
今日の写真の撮影場所はここです。新鶴見機関区となっておりますが、実際の場所は新川崎であります。
函館、二日目の撮影です。
前日は安直にスマホでの撮影でしたが、翌日はLUMIX DC-S5での撮影です。
路面電車大好き人間ですから、函館に行けば撮影したくなります。
しかし、朝から雨が降ったり止んだりの繰り返し。
この写真でお分かりになりますか? 雨から霙(みぞれ)になり、霙から今度は雪が混じって来ました。
いっその事、雪に変わってくれれば・・・と思ったものの、こちらの願望通りにはなりません。函館は道内でも温暖な地域らしく、年間の降雪量も道内で一番少ないそうです。
雨に濡れながら撮影しています。はい、単なる物好きです。(笑)
背後の車が路面電車と全く同じ速度で走っているので、前後のカットともまるで電車にひっついているように車の位置が変わっていません。(^^;
雨宿りのため、赤レンガ倉庫まで歩きました。
赤レンガ倉庫でぶらぶらした後、朝市へ行って昼食です。私、以前はいくらが苦手でした。何故かと申しますと独特の「臭み」が苦手だったのです。
ところが十年ほど前、初めて北海道でいくらを食したら、全然臭みを感じないのです。そのせいか、実に美味しく食べる事が出来ました。以後、いくらは北の大地以外では食べていません。都内や横浜では絶対食べません。↑ このいくらも美味しかったです。(^^)
要するに鮮度の問題なのでしょうね、臭みを感じるか感じないかは。(個人の感想)
函館に行ったら、イカです。これはイカ刺しメインの定食。ウニもとろけるような味わいが何とも言えません。あぁ・・・美味しかったぁ!
路面電車の最後につまらないものをお見せしまして恐縮です。m(_ _)m
函館駅に到着した時、すでに暗くなっていましたがスマホを使って記念に路面電車を撮影。お天気は雨。
いや〜・・・懐かしい、久しぶりの対面です。
大分前ですが、重い業務用ビデオカメラ(テープ記録方式)と、これまた重いビデオ用三脚(7.5kg)を担いで函館の路面電車を撮影に来た時を思い出しました。今はそんな重い機材を使うなんてもう無理ですね。(笑)
さて、写真に興味のない人たちにとって、写真なんてスマホで充分とおっしゃいますよね。スマホでも綺麗に撮れると。
おっしゃる通り、確かに今のスマホは明るい日中なら充分綺麗に撮れます。ですが、こうした環境下で撮影するとスマホに搭載されている豆粒大のセンサーではダイナミックレンジの狭さが露呈してしまいますね。電車内、ビルの照明がどうしても白飛びします。
余談ですが、NHK-BS 8K4Kで放送されている「8Kベストウインドー」という番組が「8K ヨーロッパ トラムの旅(5.1chサラウンド)」というシリーズでヨーロッパの路面電車を8Kで撮影、紹介しています。ハンガリーのブダペスト、非常に美しい街ですね。ドナウ川沿いを走る路面電車にすっかり魅了されました。ブダペストの美しい街並みに比べると、都内や横浜の街並みは・・・以下自粛。
8Kで撮られた映像が美しいのは勿論の事、バックに流れる音楽がこれまた美しく映像に寄り添っています。
ちなみに拙宅のテレビは未だ2Kです。Blu-rayレコーダーだけ4K録画対応(某量販店が昨年発売の旧モデルを最近投げ売りしていた時に購入)。なので、録画だけ4Kで行ってます。しかし、8Kで撮られた映像をダウンコンバートされた2Kテレビで見ても、オリジナルの美しさは充分味わえます。8Kテレビも(4Kテレビもですが)随分と安くなって来ましたね。
兼ねてより函館新幹線に一度でいいから乗ってみたい!・・・と、思っていました。
それをようやく実現出来ました。東京駅から新函館北斗駅まで乗車。相変わらずの「乗り鉄」です。(笑)
東京駅を出て停車する駅はと申しますと、
上野 - 大宮 - 仙台 - 盛岡 - 八戸 - 新青森 - 木古内です。大宮を出ると何と仙台まで停車しないのですね。さすが「はやぶさ」と名乗るだけあります。
帰りの停車駅は更に少なく、
新函館北斗駅を出ると、新青森 - 盛岡 - 仙台 - 大宮、以上でした。往きは4時間10分、帰りは3時間58分です。
さて、大宮駅を出てしばらくするとかなり速度を上げている感じがしたのでスピードメーターアプリを立ち上げてみたら、上記速度を検出。速い!
青函トンネルに入る前、車掌さんからトンネルの全長その他がアナウンスされました。トンネルですから真っ暗な中を猛スピードで走行しています。地上のトンネルを走行している時と全く同じ感覚でした。
車内の様子など撮影しようかと思ったのですが、それなりに人が乗車していたので遠慮しました。ただ、乗客は仙台、盛岡でかなりの人が降りてしまうのですね。
新函館北斗駅に到着してみると、残っていた乗客はとても少なかったです。下車してから「あ、記念に車内を撮影しておけば良かった」と。
新幹線ホームから次は「JRはこだてライナー・函館行」に乗って函館駅へ向かいます。この改札を通りました。私は左側の有人改札へ。(理由は後述)
はこだてライナーのホームです。「お、やはり外は涼しいなぁ」と、実感。
乗車する前に、はこだてライナーを記念撮影。
途中停車駅は、
七飯(ななえ) - 大中山 - 桔梗 - 五稜郭、以上です。乗車時間は20分。
車内の様子ですが、この通りがらがら。
函館駅に到着です。閑散としたホーム風景。
新函館北斗駅から乗車して来た人たちはこの程度です。少ないですね。改札に向かっています。
はこだてライナーを下車した時には気が付かなかったのですが、改札に向かうと隣のホームに「キハ40」が停車しているではないですか。久しぶりに見るキハ40、嬉しくなって記念に撮影。
改札を抜けて振り返り、改札方向を記念撮影。
函館駅に到着です。何年ぶりになるのだろう、函館駅を利用したのは。
新函館北斗駅で自動改札を通らず、有人改札で記念に乗車切符を頂きたいと申しましたら、「乗車記念」のスタンプを押してくれました。嬉しい、大事に保管しておきます。(^^)
次は宗谷本線と富良野線。(^^;
「本日天気晴朗ナレドモ波タカシ」
日露戦争下、ロシアのバルチック艦隊を日本海で迎え撃つべく、連合艦隊旗艦「三笠」から打電された有名な電文の一部です。大分前にも採り上げていますが。
もう随分前、司馬遼太郎さんの「坂の上の雲」を感動を持って読んだ事を思い出します。恥ずかしながらこの電文も「坂の上の雲」を読んで知りました。
以前、NHK大河ドラマで「坂の上の雲」が放映されましたが、当時ずっと見ていました。しかし、小説を読んだ時の人物イメージと大河ドラマで演じていた役者さんのキャラクターが全く合わず、不満を持って見ていました。(^^;
出撃当時はこの旗がたなびいていたのでしょう。
主砲、砲弾を撃つと・・・、もの凄い音だったのでしょうね。
東郷平八郎像。頭の切れる作戦参謀、秋山真之を部下にして連合艦隊司令長官もさぞかし心強かった事でしょう。
賑やかな鎌倉小町通に昨年オープンしたジャズ喫茶「Jazzの泉」です。初めて入ったのですが、従来のジャズ喫茶のイメージを覆すようなオシャレなお店です。
最近、某オーディオ誌にも掲載されておりましたので、ご覧になられた方もいらっしゃるかもしれませんね。内装は奥様が担当されたそうです。
レコードは長年、マスターがご自身の好みで聴き集めて来たコレクションを開店に合わせて全てご自宅から運んだそうです。ご自宅はなんと「みなとみらい」にお住まいで、鎌倉まで往復していらっしゃると伺いました。
お店を開く為に購入されたJBLのスピーカーを、ヤマハのアンプで鳴らされております。ジャズ喫茶でJBLは定番みたいなものですが、ヤマハのアンプを組み合わせていらっしゃるのは珍しいと思います。
「何かおかけしましょうか?」との事で、私は拙宅でも愛聴しているオスカー・ピーターソンの「プリーズ・リクエスト」をお願いしました。自分好みの音で、とても楽しめました。鎌倉を訪れたら、必ず寄りたいですね。
写真はマスターのご了解のもとに撮影しています。
たまプラーザを訪れたついでに、田園都市線を撮影してみました。
上の写真は2006年3月から導入されている東京メトロ半蔵門線と東急田園都市線直通に使われている50050系という車両のようです。「乗り鉄」だった自分は鉄道車両の知識がほとんどありませんので、今日の記事を掲載するにあたってネットで調べました。(^^;
こちらの車両は2018年3月から導入されている6020系です。東京オリンピック2020に合わせてデビューした2020系とほぼ同形ではないかと。
田園都市線をきちんと撮影したのは多分・・・初めてだと思います。拙宅の地域からですと田園都市線を利用する事は先ずありませんので。
こちらの車両は東急大井町線(急行)直通に使われている6000系ですね。
以上、ちょこっと「撮り鉄」をしてみました。
OO7/ダイヤモンドは永遠に
(原題 : Diamonds Are Forever)1971年12月 日本公開
英イオン・プロ制作 米ユナイト映画配給
- 配役 -
ジェイムズ・ボンド : ショーン・コネリー
ティファニー・ケイス : ジル・セント・ジョン
ブロフェルド : チャールズ・グレイ
フェリックス・レイター : ノーマン・バートン
ウィラード・ホワイト : ジミー・ディーン
ミスター・ウィント : ブルース・グローヴァー
ミスター・キッド : バター・スミス
M : バーナード・リー
Q : デスモンド・リュウェリン
マネーペニー : ロイス・マクスウェル
主題歌 : シャーリー・バッシー
音楽 : ジョン・バリー
原作 : イアン・フレミング
脚本 : リチャード・メイボーム、トム・マンキーウィッツ
監督 : ガイ・ハミルトン
初代ジェイムズ・ボンドを演じたショーン・コネリーさんがお亡くなりになりました。滞在先のバハマで最後は睡眠中、そのまま天国に召されたようです。晩年は認知症になってしまったそうですが、90歳という事ですから大往生ですね。フロリダのバハマは第4作「サンダーボール作戦」の舞台になったところで、コネリーさんお気に入りだったのかもしれません。
歴代のボンド役、やはり私は初代のコネリーさんが最高と思っています。最初に見たのが「サンダーボール作戦」でしたが、後年、第1作「ドクター・ノオ」を見た時、カジノの場で勝負していた女性から「ミスター?」と名前を問い掛けられると、初めてスクリーンにボンドの顔が映り、「ボンド、ジェイムズ・ボンド」と答えるシーン、「カッコいい・・・!」と、思ったものです。
今日ご紹介の「ダイヤモンドは永遠に」は「OO7は二度死ぬ」を最後にボンド役を降板してしまったコネリーさんが、イオン・プロ再交渉の結果「もう一本だけ」という約束でボンド役にカムバックした作品です。
前作「女王陛下のOO7」でオーストラリア出身のモデル、ジョージ・レイゼンビーをボンド役に抜擢したものの、世界的規模で興行は失敗に終わる事に。やはりボンドはショーン・コネリーでなければ・・・という事で、多額のギャラとコネリーさんが関係している故郷スコットランドの基金に支援を図る事でイオン・プロは再びコネリーさんとの交渉に成功。そして本作にボンドとして再び出演。
前作でボンドが真剣に愛したトレーシーと結婚式を挙げ、愛車のアストンマーチンでハネムーンに向かう途中、国際的犯罪組織スペクターのボスであるブロフェルド(実際はブロフェルドの秘書)にトレーシーが射殺されてしまい、ボンドは憎き敵であるブロフェルドを追っているところから本作のストーリーは始まります。
本作は南アフリカで発掘されるダイヤモンドが何者かによって大量に盗難され、市場にも出ていない事に関しMはボンドに捜査を命じる。行方不明になったダイヤモンドを追ってボンドはアムステルダムからロスアンジェルスへと。事件を追って行くとそこに現れた陰謀の首謀者はなんと・・・。
さて、せっかくコネリーさんがボンド役に復帰した本作ですが、コネリーさん演じる第1作から第5作までの緊張したスパイ映画という雰囲気はなくなり、何ともコミカルな映画に変貌していて、初めて見た時は随分とガッカリしたものです。登場人物のキャラクター、そしてセリフ回しもまるでコメディ映画タッチで、OO7シリーズを見ている気がしないのです。
久しぶりに見るコネリーさんの風貌も第5作までの頃と違い、やや太り気味で少し老けたなぁと。僅か数年で人間はこんなにも変わってしまうのかぁ・・・と感じたものです。風貌はともかくとして、この映画でコネリーさん演じるボンドのキャラクターも第5作までとは違い、前述したコメディ映画タッチで、これはもう脚本作りの失敗ではないかと。
ただ、このコメディタッチは続く三代目ボンド役、ロジャー・ムーアのシリーズへずっと引き継がれます。初期の緊張感のあるシリーズとはまるで違う路線になりました。初期のような路線に戻るのは四代目ボンドを演じたティモシー・ダルトンに代わってから。
さて、一番の不満はボンドガールを演じているジル・セント・ジョンがまるで喜劇役者ですし、ボンドの宿敵ブロフェルドを演じているチャールズ・グレイも前作までブロフェルドを演じていた俳優さんと比較すると著しく貫禄に欠けます。ちなみに本作でブロフェルドを演じているのは日本が舞台だった第5作「OO7は二度死ぬ」でボンドが情報を得るために日本で接触したオランダの情報員、ヘンダーソンを演じていた俳優さんです。登場直後、スペクターにナイフで殺されてしまう、ほんのちょい役でした。
ちなみにイアン・フレミングの原作にはスペクターもブロフェルドも登場しません。「スペクター」の権利を持っているケヴィン・マクローリーから権利違反との抗議を受け、以後のシリーズからスペクターもブロフェルドも登場しなくなりました。以前、拙ブログでも触れた事がありますが、ケヴィン・マクローリーはイアン・フレミングの小説がどこからも映画化権の交渉が来ていない頃、「Thunderball」という映画向け用脚本をフレミングと共同執筆した人物です。
その映画用脚本はどの映画会社からも見向きされなかったため、フレミングは改めてOO7シリーズの小説として書き直し、発刊されたわけです。後年、イオン・プロが制作した「サンダーボール作戦」はマクローリーと共同執筆した映画用脚本の方ではなく、フレミングが単独で小説として書き直した方を映画化しています。なので、小説が書かれる前に映画用脚本を共同執筆していたマクローリーが自分にも半分権利があると主張し、訴訟問題に発展した事は有名ですね。
不満を感じた本作ですが、素晴らしかったのは主題歌を歌ったシャーリー・バッシー(黒人シンガー)です。第3作「ゴールドフィンガー」で素晴らしいダイナミックな歌唱を聞かせたシャーリー・バッシーが、「ダイヤモンドは永遠に」でも再び見事な歌唱です。「サンダーボール作戦」の主題歌も当初シャーリー・バッシーで録音されたものの、歌詞の中に映画タイトルである「Thunderball」という言葉がないという理由でプロデューサーからダメ出しされ、お蔵入りとなってしまいました。
ともあれ、コネリーさんが亡くなられたニュースを知り、本作のBlu-rayディスクを久しぶりに取り出してコネリーさんを忍びながら見ました。今日はコネリーさん追悼です。
コネリーさん、安らかにお眠りください。
OO7/ノー・タイム・トゥ・ダイ(原題 : No Time to Die)
最新作の公開がまたまた延期となりました。当初、本年2月に公開される予定でしたが、新型コロナウィルス感染のため、全世界4月へと公開が先延ばしされました。ところが感染は徐々に拡大へと繋がり、改めて11月公開へと延期されました。
しかし、ここに来て欧米では感染蔓延が再び深刻になっている事を受け、全米全英含め映画公開を先月、2021年4月にすると再々延期がアナウンスされました。先月、劇場で宣伝用に置いてあるチラシを頂いて来たのですが、その直後に公開延期のアナウンスです。
そもそも当初、監督の問題でゴタゴタがあってクランクインも予定より一年遅れていました。ようやく2019年に映画が完成し、2020年全世界で公開するはずだったのに・・・。イオン・プロとしては興行収入の受け取りが遅れるでしょうから、次回作(作る予定なら)もますます遅れてしまうのでは?
ニュースを見ているとヨーロッパの感染が再び広がってロックダウンを再度実行する国が出ています。どう考えても来年の東京オリンピック開催は絶望でしょうね。で、シリーズ最新作、来年4月本当に公開されますかねぇ? もう、いっその事Blu-rayを映画公開に先駆けて発売してみては?
さすがにそれはないか。(^^;
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