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2021年2月 9日 (火)

2枚の「JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN」

4977

TOWER RECORDS(impulse)PROZ-1108(SACD/CDハイブリッド)

4978

ESOTERIC(impulse)ESSI-90138(SACD/CDハイブリッド)

JOHN COLTRANE AND JOHNNY HARTMAN
ジョン・コルトレーン・アンド・ジョニー・ハートマン

1. THEY SAY IT’S WONDERFUL
2. DEDICATED TO YOU
3. MY ONE AND ONLY LOVE
4. LUSH LIFE
5. YOU ARE TOO BEAUTIFUL
6. AUTUMN SERENADE

ジョニー・ハートマン(ヴォーカル)
ジョン・コルトレーン(テナーサックス)
マッコイ・タイナー(ピアノ)
ジミー・ギャリソン(ベース)
エルヴィン・ジョーンズ(ドラムス)
1963年3月7日、ニュージャージーにて録音

今日はジャズファン向け、少々マニアックな記事です。(^^;

最近、この名盤に嵌っています。渋くて暖かみのあるヴォイスの持ち主、ジョニー・ハートマンとテナー・サックスの巨人、ジョン・コルトレーンが共演した米インパルスレーベルの録音です。1963年の録音ですから、もう半世紀以上も前の演奏です。録音からリアルタイムで聴き続けていらっしゃる方も多い事と思います。羨ましいですね。

さて、拙宅には2枚のディスクがありまして、上記ジャケット写真の通り1枚はタワーレコードさんが発売したもの。もう1枚はESOTERICさんから発売されたものです。2枚のディスクはそれぞれマスタリングが違いますので、つい最近になって(音を)聴き比べてみました。

この名盤を聴きたくなった際、どちらかというとタワーレコード盤を聴く機会が多いのです。何故かと申しますとESOTERIC盤はインパルスの名盤6枚を集めたBOX仕様で発売しており、その中に当該ディスクも入っています。なので、箱から1枚を取り出すより、1枚もののタワーレコード盤を取り出す方が簡単だからです。(^^;

ところが先日、久しぶりにESOTERIC盤の方を聴いてみたら、「あれ? 感じが違う」と。

違いに気が付いたのはしばらくタワーレコード盤で聴き続けていたところへ、偶々ESOTERIC盤を取り出したからですね。繰り返し聴いていたタワーレコード盤の音色が耳に残っていましたので。

で、2枚を聴き比べてみたわけです。ちなみに発売されたのはESOTERIC盤が先。タワーレコード盤は2018年、米倉庫に保管されていたオリジナル・アナログ・マスターテープからダイレクトにDSD化し、マスタリングはニューヨークのスタジオでエンジニアのケヴィン・リーヴス氏が行っています。

対してESOTERIC盤はお馴染みJVCマスタリングセンターのエンジニア、杉本一家(2019年10月没)氏が行っています。ただ、ESOTERICさんがレコード会社から借り受けたマスターテープがどの世代なのかが分かりません。

さて、両者の音ですが、1曲目冒頭のピアノからもう違います。タワーレコード盤は如何にもステレオ録音初期を思わせるマルチモノの響きで、右チャンネルにあまり広がりを感じさせずに定位しています。対してESOTERIC盤は若干、本当に若干ですが左右に広がりを感じます。勿論右チャンネルに定位している事に違いはありませんが。

コルトレーンのソロにも音色にやや逞しさと深みを感じます。ジミー・ギャリソンのベースに関してはタワーレコード盤の方に若干ウッドベースらしい太い響きが出ているように思いますが。

何よりESOTERIC盤の方は高域をほんの少し持ち上げている感じを受けるのです。ピアノの音にキレがあります。それと極僅かですが、後付けでエコーが加えられているようです。ESOTERICさんが借り受けたマスターテープに元々入っていたのか、マスタリング時に加えたのかは定かでありませんが。

そのお陰なのかESOTERIC盤で聴かれるジョニー・ハートマンの声に艶があります。今、お前はどちらを選ぶ? と訊かれれば、ESOTERIC盤の方です。タワーレコード盤は世界初、オリジナル・マスターテープからダイレクトにDSD(SACDのフォーマット)化されていますので、オリジナルに近い音はタワーレコード盤の方だと思います。

でも、ESOTERIC盤で聴く1曲目や3曲目など、ハートマンの声に酔いしれてしまいます。ハートマンは男性ですけど。あ、変な趣味はないですよ。(^^;

しかし、どちらの盤で聴いても(勿論従来発売のCDでも)、素晴らしい歌唱と演奏が聴ける事に変わりはありません。最近の愛聴盤となっています。

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コメント

 こんばんは。

 amazon Primeと、mora qualitasに入っていました。ハイレゾのmoraの方で聴きました。
 ゆったり、まったり・・・落ち着いた気分で聴くことができました。
 紹介、ありがとうございました。

 ストリーミングサービスのmora qualitas・・・今月分、元が取れたような気がしました。

fujileica(pyosida)さん、こんばんは。
ストリーミングでお聴きになられたのですか。時代の最先端をお行きになられていらっしゃる事に敬意を表させて頂きます。
私もあれこれチェックしてみたのですが、未だ利用しておりません。
多分、自分の場合は利用料の元を取れないと思います。(^^;

 ストリーミングサービス・・・先端とは思っていませんでした・・・。

 今回、mora qualitasを見直しました。96kHz/24bitとともに、CD版もありました。
 以前、紹介されたオスカー・ピーターソン・トリオのも、ありましたので・・・。

 moraですが、最近ソフトのバージョンアップがされました。たまに、滑ることがあったので、これが改善されたら良いのですが、少し音質が変わったようです。
 mora・・・自分が好きなジャンヌ以外も聞くことができるのが、とても良いです。

 月1回、何か見つけたら、元が取れた気がします。

ストリーミングサービス、一番のメリットはディスクを購入するまでもない、或いは迷っているのだけど一度聴いてみて判断しよう・・・などという時は良いサービスですね。
昔はFM放送で流れてくる音楽を気に入ってディスクを購入したものです。
Amazonで一度お試しで聴いてみた事があるのですが、無料期間が終える前に解約しました。
ハイレゾ音源が聴ける方のサービスではなかったですが。

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