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2021年2月19日 (金)

私的厳選カートリッジ

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レコードを再生する時に使うカートリッジ、嘗ては20個もの数を持っていました。しかし、カメラと同じで幾つも持っていても使い切れません。で、絞りに絞り込んで最終的に上記の5個になりました。

昨年、ここに残した以外のカートリッジはすべてオーディオショップに買い取ってもらったのですが、最後まで悩んだのは「光悦」というカートリッジ。実に私好みの音を奏でてくれたのですが、針交換価格が異常に高価格になっており、手放しました。何より、光悦を作った名職人さんが大分前にお亡くなりになっておりますので、大枚叩いて針交換する気が失せました。

その職人さんが今も現役ならともかく、失礼ですが後継者では・・・。そもそも後継者になってからの製品価格は私からしたら異常な価格と言えます。あくまで個人的感想ですが。

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ortofon MC-Q20

MC型
出力電圧 : 0.3mV
周波数帯域 : 20Hz-25,000Hz
針形状 : Nude Fine Line
カンチレバー : アルミニウム
適正針圧 : 2.3g
自重 : 9g

クラシックのレコード再生はこのオルトフォンで決まりです。このカートリッジは自分が使っていたMC20がモデルチェンジをして現行製品となり、針交換で手元に来たわけです。

当初はこのボディ色に違和感を持ったのですが、奏でる音に不満はありません。クラシックはジャンル関係なくMC-Q20を使っています。

近年、カートリッジの新製品は数十万円、中には百万円を超える製品も出て来ています。なんだかなぁ・・・です。オーディオ誌は広告を貰っている手前、こぞってベタ褒めの絶賛記事を掲載していますが、数万円のものでも充分満足な音を出してくれます。下に掲載したAT-MONO3なんて2万円しないです。(^^)

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DENON DL-102(モノラルLP用)

MC型
出力電圧 : 3mV
周波数帯域 : 50Hz-10,000Hz
針形状 : 17ミクロン丸針
負荷抵抗 : 1kΩ以上
適正針圧 : 3g
自重 : 13g

以前、SPレコード用にDL-102のSP用を使っておりましたが、針交換に出したら5年くらい前に製造中止になっていたようです。で、代わりにLPレコード用が手元に来ました。

LPレコード用のDL-102は使った事がないのと、SPレコード用はオーディオテクニカの製品を持っていたので「ま、いいかLP用でも」と、受け取って来ました。使ってみたら、なかなか良いです。図太い音色は古いモノラルレコードと相性バッチリ! 気に入りました。

おまけにMC型であるのに出力はMM型並みに3mVもありますから、トランスやヘッドアンプで昇圧する必要がなく、使い勝手は最高です。

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audio-technica AT-MONO3/LP(モノラルLP用)

MC型
出力電圧 : 1.2mV
周波数帯域 : 20Hz-20,000Hz
針形状 : 接合丸針
負荷抵抗 : 40Ω以上
適正針圧 : 2.0g
自重 : 6.8g

で、こちらが以前から愛用していたオーディオテクニカのモノラルLP用カートリッジ。最近、針交換(MC型なので現物交換)しましたので、また使い続けます。

しかし、DL-102のLP用が来てからは出番が少なくなっているのです。まぁ、モノラル録音の後期もので使ったりしています。

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audio-technica AT-MONO3/SP(SPレコード用)

MC型
出力電圧 : 1.2mV
周波数帯域 : 20Hz-15,000Hz
針形状 : 接合丸針
負荷抵抗 : 40Ω以上
適正針圧 : 5.0g
自重 : 6.8g

こちらが現在SPレコード用として使っているAT-MONO3のSP用です。DENON DL-102より若干軽めの音ですが、問題ありません。

したがって手元にはAT-MONO3のLP用とSP用の2個所有している事になります。SP用も針交換で新品に交換済み。SPレコードを楽しんでいます。

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SHURE M44G

MM型
出力電圧 : 6.2mV
周波数帯域 : 20Hz-19,000Hz
針形状 : 円錐
適正針圧 : 0.75-1.5g
自重 : 6.7g

そしてこちらがジャズのステレオ盤を再生する時に愛用しているシュアーです。本体手前の針はJICO製の互換針。

元々DJ用にシュアーが発売したカートリッジですが、元気の良い音がモダンジャズ再生にピッタリで、ジャズファンに愛好者が多いのではないかと。横浜の老舗ジャズ喫茶「ちぐさ」も昔から使っているようです。

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78回転のSPレコードを再生する時に使っているベルトドライブプレーヤー。AT-MONO3のSP用が高速に回転するSPレコードの音溝をほじくっています。(笑)

多少波打っているようなソリのある盤も問題なくトレースしてくれます。これはトーンアームの性能にも依存しますけど。

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ジャズのモノラル盤はDL-102の出番。クラシックを再生する時、私はダイレクトドライブ機につい信頼を寄せてしまいます。何故か?

昔、クラシックの音楽仲間(オーディオには関心なし)から「大学の先輩に凄いオーディオマニアの人がいるのでKONDOHさんに紹介したいんだけど、どぉ?」と言われ、後日お宅へ一緒に伺いました。広い部屋に鎮座していた機器はJBLの大型スピーカーにMcIntoshのセパレートアンプ、レコードプレーヤーはLINNのLP12でした。アームはSMEの3009、カートリッジはシュアー。

レコードコレクションは?と思ってレコード棚を拝見すると枚数はあまりお持ちではなく、雑誌でジャンル問わず録音が良いと評価されたレコードが並んでいました。一通り聴かせて頂いた後、持参したレコードでベートーヴェンのピアノ・ソナタをかけて頂きました。針が内周近くになると、軽い回転ムラを感じたのです。ピアノの打鍵の後、録音したホールに余韻のように消え行く響きに「あれ?」と私は違和感を感じました。

レコードは最初と最後とも回転速度は一定です。したがって内周に近くなると外周より線速度が遅くなるわけです。ピアノのような楽器が一番苦手とするところで、レコードが33 1/3回転でムラなくきっちり回ってくれなければなりません。消え行く響きが僅かに波打つように揺れて聴こえたのです。

お使いのLINN LP12が調整不足だったのかもしれませんが、そういう点(回転の正確さ)ではダイレクトドライブの方に優位があると思います。それがダイレクトドライブに信頼を寄せる理由です。勿論ダイレクトドライブにも欠点はあります。ベルトドライブよりダイレクトドライブの方が優れているという意味ではないので誤解のないよう。

LINNのプレーヤー、基本仕様の3機種のうち最高級機は200万円(最下位機でも50万円ほど)を超えていますが、昔から仕様にワウ・フラッターの数値は発表していません。どうしてだろう? 訪問したお宅でLINNのレコードプレーヤーに小さな回転ムラを感じてから、LINNの製品に対して猜疑心を持つようになりました。まぁ、トラウマみたいなものです。(^^;

ベルトドライブはモーターのメンテは勿論ですが、ベルトのメンテも必要になります。ちなみに私が使っているベルトドライブ機も針が内周に来ると、危うさを感じます。(^^;
あ、訪問したお宅の方へはレコードプレーヤーに回転ムラを感じた事などは口に出していません。

ダイレクトドライブ機、私はTechnics機に信頼を寄せているのですが、現行品に装着されているトーンアームも高性能です。少なくとも自分が以前使っていた英SMEの3010Rよりずっと良いです。多分、SME愛好者からは相手にされないと思いますが。Technics機、理想はSL-1000Rですが、さすがに・・・(笑)

カートリッジの話しからレコードプレーヤーの話しに脱線しちゃいましたね。(^^;

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