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2021年2月10日 (水)

4K8Kの事

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映画「マイ・フェア・レディ」(NHK-BS 8Kと4Kで放送済み)

緊急事態宣言下、家に閉じこもる日々で写真など撮りに行けません。なので、今日はテレビ放送についての雑談など。

2011年に東京タワー(関東圏)から電波が飛んでいた地上アナログ放送が終了し、現在は地上デジタル放送に移行されているのはどなたもご存知。ちなみにテレビ放送の解像度は以下の通りです。参考までにDVDソフトも載せておきます。

640 x 480 = 約30万画素(地上アナログ放送)
720 x 480 = 約34万画素(DVDソフト)
1,440 x 1,080 = 約155万画素(地上デジタル放送)
1,920 x 1,080 = 約207万画素(BS放送、Blu-rayソフト)
3,840 x 2,160 = 約829万画素(BS 4K放送、UHD Blu-rayソフト)
7,680 x 4,320 = 約3,317万画素(BS 8K放送)

以上、千単位の画素数を切り捨てています。

未だにDVDソフトが発売されていますが、地上アナログ放送時代のメディアなのです。解像度の低さがお分かり頂けると思います。・・・が、映像ソフトってあまり画質に拘らない方が多くいらっしゃるのと、今でもDVDプレーヤーをお使いの家庭がありますのでメーカーとしてもBlu-rayだけでなく、DVDソフトも出さざるを得ないのでしょうね。

何よりアナログ放送時代にはマルチパス歪みでテレビ受像機の映像が二重になったり三重になったりしていても、気にせず平気でブラウン管テレビを見ていましたよね。マルチパス歪というのは東京タワーから飛んで来る電波が途中の高層ビルや山などに反射し、真っ直ぐ届いた電波より遅れてアンテナに届くために映像が二重になったり三重になったりしたわけです。その点、デジタル放送では電波の強弱次第なので、映るか映らないかのどちらかになっています。

ところで、上の解像度比較をご覧頂くとお分かりになるのですが、地上デジタル放送は俗に言うフルハイビジョン(1,920 x 1,080)ではありません。水平解像度が1,440ドットしかありません。ですから4Kの液晶テレビや有機ELテレビどころか、フルHD(2K)テレビの解像度すら使い切っていません。もっとも、地上デジタル放送で解像度を重視する番組がそもそもありませんが。

ミラーレスカメラの中には8Kの動画を撮れるモデルが発売されていますが、現実問題、撮影した8K動画を8Kそのままご自宅で見られる方はまだまだ少ないと思います。ですが、8Kの液晶テレビもひと頃より大分安くなりました。8Kチューナー内蔵でなければシャープの8Kテレビ(60インチ)が実売25万円くらいまでになっていますから。

現在8Kの本放送はNHKだけです。8Kとは言わないまでも、4K対応の液晶、若しくは有機ELテレビは大分普及しているのではないかと思います。4Kの液晶テレビ、55インチサイズでも実売10万円を切っているものもあるくらいで(有名メーカー品)、倍速に拘らなければ入手しやすくなりましたね。

余談ですが、有機ELテレビをご購入された方は焼き付きにご注意ください。嘗てのプラズマテレビと同じく、有機ELは画素そのものが発光していますので、同じ静止画像が出っ放しのゲームなどを長時間やっていますと焼き付き(画面に残像が残る現象)を起こしますので。ノートリミングのシネマスコープサイズの映画、上下に真っ黒い部分がずっと表示されますが、あれもダメ。

さて、昨秋4K対応のBlu-rayレコーダーを入手以来、NHK-BS 4K放送の番組を録画しまくっています。民放の4K放送は地上デジタルで放送されたものを4Kにアップコンバートしているだけで、純然たる4K収録の番組はほとんどありません。せいぜいニュース番組くらいでしょうか。民放はお話しになりません。電波の無駄遣いです。

その点、NHKはオリジナルの4K収録です。4Kどころか8Kで収録した番組も多いので、私の録画はもっぱらNHKだけです。映画「マイ・フェア・レディ」は8Kでデジタル修復していますので、メチャクチャ高画質でした。8Kを4Kにダウンコンバートした4K放送で録画したのですが、それでも充分な高画質ぶりに驚嘆しました。元々オリジナルは70mmフィルムで撮影された映画でしたから、8Kによるデジタル修復の効果がより一層出ています。

カラーについても2Kの8bitから4Kでは10bitになりましたので、色の階調・・・言い換えればグラデーションが更に滑らかになっています。この辺りはカメラをやられていらっしゃる方にはお分かり頂けると思いますが。

私がNHKの4K放送で録画した番組の一部をご参考までに掲載してみます。

ヨーロッパ トラムの旅(8K収録)全26回
ベートーヴェン/交響曲第9番「合唱」ネルソンス指揮 ウィーン・フィル
Jazz from NewYork(クラブ Blue Noteでのライヴ8K収録)数回分録画
映画「マイ・フェア・レディ」8Kデジタル修復
映画「ウエスト・サイド物語」8Kデジタル修復
映画「ダークナイト」4Kデジタル修復 以下同
映画「地獄の黙示録」
映画「ターミネーター2」
映画「ミッション・インポッシブル」第1〜3作
映画「オズの魔法使」
映画「ジョーズ」
映画「乱」黒澤明監督
映画「羅生門」黒澤明監督
ウルトラセブン 4Kリマスター版(円谷プロ)

「ヨーロッパ トラムの旅」は8K収録ですから素晴らしい映像です。音声は5.1チャンネルなので、実に臨場感たっぷり。拙宅では7.1チャンネルのサラウンド再生を出来るようにしていますので、トラムの中からの映像時、見ている自分もトラムに乗車しているかのよう。停車案内のアナウンスが天井から聞こえて来ます。街中での映像では自分の周り360度から人の話し声、車が行き交う音、トラムが走り去る音が聞こえて来ますから、これまた自分がそこにいるかのようです。(^^)

ニューヨークのジャズクラブ Blue Noteでのライヴなんて8Kで収録し、音声は22.2チャンネルです。4K放送では5.1チャンネルになりますが、これも自分がテーブルで飲み食いしながらジャズの生演奏を聴いている感じです。私が録画したのはマッコイ・タイナーのグループ、ロン・カーター・トリオ、チック・コリアとハービー・ハンコックのデュオ等ですが、演奏は勿論の事、映像と音声も良かったです。その他、ノラ・ジョーンズのロンドンでのライヴもありました。

ウルトラセブンを見たのですが、アンヌ隊員を演じている菱見百合子さん、可愛らしいですね。年齢は自分より遥かに歳上ですがネットで調べてみると、お元気のようで何よりです。

いや〜・・・NHK-BS 4K放送は4Kの高解像度を生かした番組構成が本当に素晴らしいです。民放が今のままならいっその事こと、放送をやめてもらっても良いとすら思います。アナログ放送時代の2時間ドラマを再放送しているくらいで、そういう番組なら地上デジタル放送でも充分なわけです。まぁ、民放はスポンサーが付かないとお金を掛けられませんから仕方ないですが。

ところで、4K放送の高画質ぶりを今日は喧伝していますが、拙宅のテレビは未だ2Kの液晶テレビ(52インチ)です。あ、2Kのプロジェクターもあります。(^^;

Blu-rayレコーダーだけ4K録画対応なので、近い将来4Kか8Kのテレビを購入した時のために今からせっせと録画に励んでいるのです。今は4K録画した番組を2Kのテレビで見ている状況であります。お笑いください。あははは・・・(^^)

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コメント

ピクセラのチューナーカードでBSの録画をPCでしていたのですが、4Kの素晴らしさに
PCで録画できないか調査中です、何か良い方法はご存じでしょうか?
できればブルーレイに書き出したいものです

roxanne6さん、こんばんは。
どうでしょうねぇ・・・、仮に録画出来てもBlu-rayに書き出しは無理かもしれません。
デジタル放送になってからはコピー10という「デジタルコピーガード」が否応なく付いていますし。多分、PCで4Kは難しいのでは?
自分のMacには外付けUSB接続のBlu-rayドライブ(4K対応)を繋げているのですが、市販の映画等のBlu-rayソフトは再生出来ます。
しかし、テレビ録画したBlu-rayは「このディスクは再生出来ません」と、跳ねられてしまいます。
コピー10対象の録画ディスク、パソコンでは対応していないようです。読み書き未対応ではないかと。

HDDに録画って可能なんでしょうか?4Kチューナーをかませれば大丈夫なんでしょうか?

HDDって、パソコン内蔵のHDDという事でしょうか?
単体で発売されている4KチューナーはUSB接続の外付けHDDなら録画出来るはずです。
ただ、PC内蔵のHDDの場合は発売メーカーに訊いて頂かないと何とも言えませんです。
Blu-rayレコーダーにUSB接続した外付けHDDは勿論録画出来ます。

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