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2021年3月17日 (水)

クレンペラーのエロイカに感動!

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ベートーヴェン/交響曲第3番 変ホ長調 作品55「英雄」

オットー・クレンペラー 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

1955年12月、録音

英COLUMBIA 33CX 1346(1N/1N 初版オリジナル)

私のレコードコレクション、クレンペラーの録音は他の有名指揮者に比べると少ないです。なので、自慢出来るようなレコード、CDは有りませんが、今日ご紹介の演奏にはとても感動しました。クレンペラーらしい、とてもオーソドックスな指揮ぶりですが、大変素晴らしい演奏です。

ちなみにこの録音はステレオで全集録音する前、1955年のモノラル録音であり、ステレオ盤は有りません。某通販サイトではこの時代のレコードが幾らくらいで販売されているのか見てみると、このレコードも出ていますが「売り切れ」になっていました。

ところがミスを二箇所、見付けてしまいました。先ずレコード番号が「33CX1345 モノラル」と表記してありますが、正しくは「33CX1346」です。レーベルの写真も掲載しているのですが、そのレーベル写真には「1346」とハッキリ見えます。

更に、「1959年の優秀録音です。」となっておりますが、前述したようにこのレコードの録音は1955年に行われております。1959年、ステレオ録音のモノラル盤と店主は勘違いしているようです。しかし、いい加減な通販サイトですね。金額も8,800円という異常な高価格。購入された方は騙されて購入したのと一緒。

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センターレーベル

濃紺に金文字のレーベルで、英COLUMBIA(後、英EMIに)のオリジナル盤です。↑ このレーベル写真の下、マトリックス番号も写るように撮影しているのですが、お分かりになりますか?

「XAX 870-1N」と印字されています。マトリックス番号が「1」なので、完全なる初版オリジナルとなります。(^^)

実は購入時、同じレコードが2枚店頭の餌箱に有りまして、レジで検盤させてくれるお店なので見させて頂いたら、最初に見た盤のデッドワックスに「3N」という文字がチラッと見えました。その時はあまり気にしなかったのですが、もう一枚の方を見る際に念のため同じ部分を確認したら、「1N」になっていたので「あ、これはマトリックス番号だ!」と思い、黙って「1N」の方を購入しました。(笑)

いや〜・・・モノラル録音ですが、とにかく音が良いです。奥行き感も感じられますし、演奏が素晴らしいだけに購入して良かった!・・・という嬉しい気持ちでいっぱいです。
尚、イコライザーカーブはCOLUMBIAカーブなので、LUXMAN製真空管フォノイコライザーのLOWを-4dB、HIGHを-2dBにするとバランスの良い音になりました。

この当時のフィルハーモニア管弦楽団の主席ホルン奏者は名手、デニス・ブレインです。第三楽章のトリオやその他で素晴らしいホルンが聴けます。第四楽章の終盤、突然ホルンが強奏で出て来た瞬間、「おお!」と感嘆したり。本当に素晴らしいです。

ステレオ録音の方はCDで交響曲全集が拙宅に有るのですが、「英雄」に関しては今日ご紹介のモノラル録音の方が凝縮された感じで、私はこちらの方が好みです。

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ジャケットも前ユーザーさんが大切に扱っていたようで表裏とも大変綺麗です。半世紀以上も経っているようには見えません。勿論レコード盤の方もとても状態が良いです。

購入価格は1,400円でした。私、例えオリジナル盤、初期盤とは言ってもクラシックに関しては一枚1,500円以上の中古レコードは買わない主義を貫いておりますので、1,400円の金額でも実は餌箱の前でしばし思案してしまいました。(笑)

以前申し上げたように、クラシックのLPレコードに稀少価値はないと思っているからで、古いレコードに1,500円以上出すならCDで良いと考えております。

しかし、今は演奏の素晴らしさに購入しておいて良かった・・・という気持ちであります。

ちなみにプライス票に「SAXとは別録音」と表示してあったのです。「SAX」というのはステレオ盤に付けられている一連のレコード番号、頭のアルファベットです。で、最近webで調べてみたら、1955年の録音でその後のステレオ録音とは別の演奏という事を改めて知りました。親切なレコード店ですよね。価格も良心的だし。

良い演奏に巡り遭えて幸せです。(^^)

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