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2021年3月20日 (土)

SACDを楽しむ(12)

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ヴィヴァルディ/ヴァイオリン協奏曲集「四季」
ヴィヴァルディ/協奏曲集「調和の幻想」作品3から

フェリックス・アーヨ(独奏ヴァイオリン)
イ・ムジチ合奏団
ESOTERIC ESSD-90238

まさかESOTERICさんからイ・ムジチ合奏団の「四季」が発売されるとは思いませんでした。ヴィヴァルディのファゴット協奏曲集の記事の中でも述べておりますが、クラシック音楽を聴き始めた頃(18歳)に何度も聴いていた演奏なのです。

当時アルバイトで貯めたお金に不足分を父が出してくれた事で購入出来た、懐かしいステレオの音とは違うような気がするなぁ(当然ですが)・・・などと思い出しながら聴いていました。演奏は今聴いても素晴らしいですね。自分にとって、「四季」の原点と言えるでしょう。

現在、拙宅にはカラヤンの新旧二つの録音、ミュンヒンガー盤、チョン・キョンファ独奏盤の「四季」が有りますが、改めて「四季」についてはイ・ムジチ合奏団がベストという感想です。

ミケルッチ独奏の新盤も聴いた事がありますが、イ・ムジチ合奏団の「四季」は今日ご紹介のフェリックス・アーヨ独奏盤が自分の好みに合います。

尚、DECCAのマークが付いていますが、オリジナル録音はPHILIPSです。PHILIPSがDECCAに吸収された事によります。

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Accuphase Special Sound Selection 3(非売品)

1. ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」〜ワルキューレの騎行
2. ショパン/幻想即興曲
3. ベートーヴェン/ヴァイオリン・ソナタ「春」〜第4楽章
4. プッチーニ/歌劇「ジャンニ・スキッキ」〜私のお父さん
他 全15曲

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Accuphase Special Sound Selection 4(非売品)

1. チャイコフスキー/バレエ「くるみ割り人形」〜ロシアの踊り
2. ベッリーニ/歌劇「ノルマ」〜清らかな女神よ
3. チャイコフスキー/バレエ「白鳥の湖」〜情景 ピアノ連弾版
4. モーツァルト/セレナーデ「グラン・パルティータ」〜フィナーレ
他 全17曲

以上二枚はアキュフェーズ製のSACDですが、オーディオ機器の音のチェック用に国内外のレコード会社から版権を買って製作しています。

以前、1と2をご紹介していますが、私もこれらのディスクで自分の装置のチェックに時々使っております。さすがに三次元的響きが聴こえる優秀な録音ばかりが散りばめられていますね。

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ヨハン・シュトラウス名演集

1. ワルツ「ウィーンの森の物語」
2. ワルツ「ウィーン気質」
3. トリッチ・トラッチ・ポルカ
4. シャンペン・ポルカ
5. ワルツ「南国のバラ」
6. 宝のワルツ
7. ワルツ「酒、女、歌」
8. 常動曲

カール・シューリヒト 指揮
ウィーン国立歌劇場管弦楽団
TOWER RECORDS TWSA-1004

私がシュトラウスファミリーのウィンナワルツが大好きになった切っ掛けを作ってくれた演奏です。勿論このSACDを聴いて、という事ではなく初めて聴いたのはレコードです。

会員制のレコードクラブから毎月送られて来るレコードの中にこの演奏があり、当時は指揮者カール・シューリヒトに知識がなく、二流、三流の指揮者だろうなんて思っていたものです。(^^;

演奏が良いのかどうかなんて最初の頃は分かりませんでしたが、ワルツやポルカの楽しさをシューリヒトの指揮によって教えられた結果になったのです。ワルツに耳が肥えた今(笑)、じっくりシューリヒトの演奏を聴いてみると、なかなか味があってシューリヒトらしい一見飄々とした感じを受けますが、大好きな「南国のバラ」も良いですし、「ウィーン気質」も楽しめます。

改めて申すまでもない事ですがウィーン国立歌劇場管弦楽団というのは、ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の母体です。

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モーツァルト/クラリネット五重奏曲
ブラームス/クラリネット五重奏曲

レオポルト・ウラッハ(クラリネット)
ウィーン・コンツェルトハウス四重奏団
ESOTERIC ESSW-90232

この演奏もまさかESOTERICさんから発売されるとは「四季」以上に思いませんでした。オリジナルは米ウェストミンスターレーベル(1949年設立のマイナーレーベル)ですが、親会社が二度三度と転々としている間にマスターテープが行方不明になってしまった事で有名な演奏なのです。

米ウェストミンスターのオリジナル盤(モーツァルトの方)は多少状態が悪くても中古市場では数万円、状態が良ければ10万円を超える金額が付けられています。LPレコードとしては例外的に稀少価値のあるレコードだと私も思います。何でもかんでも稀少価値が有るように見せてボッタクリ価格を付ける何処かの通販サイトとはまったく意味合いが異なります。

録音(1951年)が古いですから、既に著作権が切れた時点でオリジナル盤からダビングしたレコードが発売されています。実は私もそのレコード(ワーナーパイオニア盤)でウィーン・フィルの首席クラリネット奏者だったウラッハによる、モーツァルトのクラリネット五重奏曲を愛聴していたのです。

ところが、もう大分経ちますが、発売権を持っているMCAビクターがロスに在る倉庫でマスターテープを見つけたのです。で、ようやくマスターテープ起こしのCDが世に出ました。ESOTERICさんのSACDもそのマスターからのSACD化との事。マスターテープが見つかった事で、オリジナル盤の価値は多少落ちるのでしょうか?

このSACD入手後、オリジナル盤からダビングしたレコードとSACDとで聴き比べてみました。そうしたらSACDも良い雰囲気の音になっています。ダビング盤に負けません。マスターテープが発見されたとは言え、録音が1951年ですから磁気テープ特有の経年劣化も有るでしょう。テープがバリバリ新鮮なうちにレコードになったオリジナル盤からのダビング盤も結構いけてます。(^^)

それでも、これからはSACDで聴く事になるでしょう。余談ですが、イ・ムジチ合奏団の中古レコードを探していた時、私も持っているオリジナル盤からダビングしたワーナーパイオニア盤を二枚見ました。多分、オリジナルテープからのESOTERIC製SACDが発売されたので、それまで持っていたダビング盤を所有者の方は手放したのではないかと推測します。

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