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2021年3月24日 (水)

カラヤンによるフランクの交響曲

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フランク/交響曲 ニ短調

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
パリ管弦楽団

英EMI ASD 2552(オリジナル)

今日もフランクの作品です。

フランスの作曲家、セザール・フランク唯一の交響曲をカラヤンが指揮した1969年録音の名盤です。一般的に名盤と評価されているかはともかく、私的にはフランクの交響曲として最高の演奏と評価しています。

以前、クラシックのレコードについてオリジナル盤、初期盤ブームが来る遥か前、ジャズのオリジナル盤を求めていた事が切っ掛けでクラシックの中古レコードまで購入するようになった事を記述しました。

中古店の餌箱に、国内盤の中古と一緒に時折ヨーロッパ盤特有のペラペラのジャケット体裁の外盤がほとんど1,000円以下の価格で混ざっていたわけです。それらを見た時、ジャズでいうところのオリジナル盤なのでは? と思ったわけですね。でなければクラシックの中古を購入する事はなかったと思います。

今日のレコードもそうした中の一枚なのです。随分と久しぶりに聴いてみたのですが、やはり素晴らしい演奏です。余談ですが、この頃の英EMIの盤質はとても良いですね。

第一楽章の暗く重々しい楽想をカラヤンは見事に表現しています。オケの響きはフランスのオケとは思えないくらいで、パリ管弦楽団らしい華やかなイメージは微塵もなく、「あれ? ベルリン・フィルだったっけ?」と思ってしまうほどです。

ところが短い第二楽章の後の第三楽章冒頭、楽想がそういう雰囲気という事もありますが、一気に華やかさを伴ってオケが全合奏で鳴り出すところが実に見事な音楽になっているのです。

カラヤンがパリ管弦楽団を指揮する事になった経緯について実際のところ詳しい事は知りませんが、フランスものを振る良い切っ掛けになったのではと思います。何故ならば、今日のレコードのような名演が生まれたのですから。

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