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2021年3月25日 (木)

スーパー・アナログ・ディスクの楽しみ(7)

5180
米国プレス

プッチーニ/歌劇「トスカ」

レナータ・テバルディ(ソプラノ)
マリオ・デル・モナコ(テノール)
ジョージ・ロンドン(バリトン)
ピエロ・デ・パルマ(テノール)

フランチェスコ・モリナーリ=プラデルリ 指揮
ローマ聖チェチーリア音楽院管弦楽団
ローマ聖チェチーリア音楽院合唱団
キングレコード KIJC-9101/2

久しぶりにキングレコードのスーパー・アナログ・ディスクをご紹介させて頂きます。

このシリーズでは数少ないオペラの全曲盤です。不世出のソプラノ歌手、マリア・カラスのライバルと位置付けられていたというレナータ・テバルディがトスカを歌った全曲盤です。

「歌に生き、恋に生き」は実に美しく歌っています。ただ、クライマックスでスカルピア男爵を刺し殺した後のトスカの内面的叫びは少々物足りないです。しかし、全体的には素晴らしい歌唱が聴けます。

黄金のトランペットと形容されたテノール、マリオ・デル・モナコの歌唱には感嘆するのみです。

5181
米国プレス

J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのパルティータ第2番
J.S.バッハ/無伴奏ヴァイオリンのためのソナタ第3番

チョン・キョンファ(ヴァイオリン)
キングレコード KIJC-9192

若き日のバッハです。最近、全曲を録音しましたが、やはり変化を感じますね。こちらの方が熱っぽいです。

近年、いろいろなヴァイオリニストが登場していますが、皆さんテクニックは凄いと思うものの、チョン・キョンファさんのように熱い演奏で聴き手のこちらに感動を与えてくれるヴァイオリニストが少ないのが残念であります。

5182
日本プレス

ワーグナー/楽劇「ワルキューレ」第1幕
ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」から
夜明けとジークフリートのラインへの旅
ジークフリートの葬送行進曲

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
セット・スヴァンホルム(テノール)
アーノルド・ヴァン・ミル(バリトン)

ハンス・クナッパーツブッシュ 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キングレコード K33C-70012/3

説明不要の名盤中の名盤。通常のレコード、スーパー・アナログ・ディスク、CD、ハイレゾ音源と、多種多様のメディアで聴いて来ましたが、何で聴いても素晴らしい演奏に変わりありません。

ワーグナーに関する限り、未だにクナッパーツブッシュを超える演奏は聴いた事がないというのも困りもの。現役の指揮者では全くと言って良いほど存在しませんね。

5183
スイス・プレス

ドヴォルザーク/交響曲第8番「イギリス」

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
キングレコード KIJC-9017

このジャケットはケルテスがロンドン交響楽団と録音した第8番の英DECCA盤に使われているジャケットですね。カラヤンの通常盤では使われていませんので、日本のキングレコードがスーパー・アナログ・ディスクだけに使ったようです。

カラヤンのドヴォルザーク、私は好みなので、この第8番も名演と思っております。

5184
日本プレス

ベートーヴェン/ピアノ協奏曲第5番「皇帝」

ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)
ハンス・シュミット=イッセルシュテット 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
第一家庭電器(キングレコード) DOR-0168

このスーパー・アナログ・ディスクは第一家庭電器さんがノベルティとしてお客に配っていたもので、勿論キングレコードさんが自社のスーパー・アナログ・ディスクと同じ行程でジャケットの体裁含め製作したものです。

バックハウスとイッセルシュテットによるベートーヴェンのピアノ協奏曲全集は昔から名演と評価がされている、言わば定番的レコードですね。この「皇帝」も素晴らしい演奏です。

個人的にはグルダとシュタインの方を第一と評価しておりますが、バックハウスがグルダより劣るという意味ではありません。

スーパー・アナログ・ディスクでバックハウス盤を聴けるというのは有り難いです。レコード会社からの一般発売とは違いますが。グルダの方は第3、4、5番の三曲がスーパー・アナログ・ディスクで一般発売されましたので、ファンとしては嬉しい限りです。

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