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2021年6月22日 (火)

SACDを楽しむ(16)

5519

モーツァルト/歌劇「ドン・ジョヴァンニ」

ドン・ジョヴァンニ : サミュエル・レイミー(バリトン)
レポレッロ : フェルッチョ・フルラネット(バス)
騎士長 : バータ・ブルチュラーツェ(バス)
ドンナ・アンナ : アンナ・トモワ・シントウ(ソプラノ)
ドン・オッターヴィオ : エスタ・ウィンベルイ(テノール)
ドンナ・エルヴィラ : アグネス・バルツァ(メッゾ・ソプラノ)
マゼット : アレクサンダー・マルタ(バス)
ツェルリーナ : キャスリーン・バトル(ソプラノ)

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団
ベルリン・ドイツ・オペラ合唱団

録音 : 1985年1月、ベルリン

ESOTERIC ESSG-90209/11

ESOTERICの大間知さんはカラヤンがお好きなのか、カラヤンの録音が毎回のようにリリースされますね。で、今回の「SACDを楽しむ」は比較的最近発売されたカラヤン盤を採り上げてみました。

ちなみにこの「ドン・ジョヴァンニ」は、嘗てESOTERIC盤SACDのマスタリングを担当していた杉本一家氏の生前最後(2019年10月没)の仕事になっております。

「ドン・ジョヴァンニ」の録音盤は古くはフルトヴェングラー指揮によるザルツブルク音楽祭のライヴ盤、ジュリーニ盤、クレンペラー盤と、名盤が多いのですが、このカラヤン盤も名演です。個人的にはアグネス・バルツァによるドンナ・エルヴィラが素晴らしいと思っています。

5520

プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」

トゥーランドット : カーティア・リッチャレッリ(ソプラノ)
皇帝アルトゥム : ピエロ・デ・パルマ(テノール)
ティムール : ルッジェロ・ライモンディ(テノール)
王子カラフ : プラシド・ドミンゴ(テノール)
リュー : バーバラ・ヘンドリックス(ソプラノ)
ピン : ゴットフリート・ホーニク(バリトン)
ポン : フランシスコ・アライサ(テノール)
パン : ハインツ・ツェドニク(テノール)
役人 : ジークムント・ニムスゲルン(バス)

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団

録音 : 1981年5月、ウィーン

ESOTERIC ESSG-90243/4

カラヤンにとって、生涯一度も歌劇場で指揮する事のなかったオペラです。カラヤンのオペラ録音は公演と並行してレコード録音する事の多い指揮者でしたから、そういう意味ではこの「トゥーランドット」は珍しい録音になりますね。

トゥーランドット姫はビルギット・ニルソンのようなドラマティック・ソプラノに歌われる事が多い作品ですが、カラヤンが選んだトゥーランドット姫はリリックな声質のソプラノ、カーティア・リッチャレッリでした。

しかし、カラヤンは「トスカ」でもリッチャレッリを起用しておりますから、晩年のカラヤンは歴代の名ソプラノとは違う表現を試みたのかもしれません。

「ドン・ジョヴァンニ」と「トゥーランドット」、どちらもデジタル初期の録音ですからCDと同じフォーマットで録音されています。なので、せっかくSACD化されても、あまりメリットはありません。デジタルファイルのアップコンバートになるだけなのですが、その際のマスタリングをどうするかがエンジニアの腕の見せどころ。

5521

R.シュトラウス/交響詩「英雄の生涯」、交響詩「死と浄化」

レオン・シュピーラー(ソロ・ヴァイオリン)
ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1985年2月、ベルリン

ESOTERIC ESSG-90227

5522

R.シュトラウス/アルプス交響曲、メタモルフォーゼン

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1980年12月、1982年1月、ベルリン

ESOTERIC ESSG-90240

R.シュトラウスの作品がオペラ(薔薇の騎士)含め、続けてリリースされているのですが、こちらもデジタル録音です。

SACD化するならアナログ録音でお願いしたいと思っておりますが、こればかりはどうにもなりません。カラヤンのメジャー録音(独グラモフォン、英DECCA、英EMI)はCDのBOX物で全録音を入手し、NASにリッピングした後、すべて売却しています。ン百枚ものCDを持っていても邪魔になるだけなので。(^^;

デジタル録音のSACD化は正直なところ、CDに比べて圧倒的に大きなメリット(音質面で)は感じられないので、毎回購入を迷いながらもつい購入しております。(笑)

まぁ、最新のデジタル機器を使ってのマスタリングですから、まったくメリットがないわけでは勿論ありません。今日ご紹介のSACDもCD(リッピング音源)とじっくり聴き比べてみれば、やはりデジタル録音初期のデジタル臭さは無くなり、弦楽器の響きにも艶が感じられます。

ところで、高音質ストリーミングでハイレゾ音源を聴くようになってから考えてしまいました。毎月僅か980円でハイレゾ音源を聴き放題出来るのに、わざわざ一枚4,000円近い金額を出してSACDを購入する意味はあるのかと。

厳密に聴き比べればまだまだSACDの方が若干上回りますが、相手は電波ですから。しかし、その配信も利用方法(機器、接続等)を今後考えて行けば幾らでも音質アップの手はあります。

う〜む・・・(笑)

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