SACDを楽しむ(18)
モーツァルト/歌劇「魔笛」全曲
ザラストロ : テオ・アダム(バス・バリトン)
タミーノ : ペーター・シュライヤー(テノール)
パミーナ : ヘレン・ドナート(ソプラノ)
パパゲーノ : ギュンター・ライブ(バリトン)
夜の女王 : シルヴィア・ゲスティ(ソプラノ)
パパゲーナ : レナーテ・ホフ(ソプラノ)
第1の侍女 : ハンネ=ローレ・クーゼ(ソプラノ)
第2の侍女 : ギーゼラ・シュレーター(ソプラノ)
第3の侍女 : アンネリース・ブルマイスター(メゾ・ソプラノ
弁者 : ジークフリート・フォーゲル(バス)
オトマール・スゥイトナー 指揮
ドレスデン・シュターツカペレ
ライプツィヒ放送合唱団
録音 : 1970年6月27日 - 7月9日、ドレスデン、ルカ教会
TOWER RECORDS(DENON) TWSA-1089/91
懐かしい演奏が最新リマスターでSACDが発売されたので、思わず購入してしまいました。昔、レコードで繰り返し聴いていたのですが、数年前にまとめてレコードを大量処分した時に手放していたのに・・・(^^;
「フィガロの結婚(ドイツ語版)」のレコードも一緒に手放していたのですが、そのフィガロも同時にSACDで発売されました。
この「魔笛」は東西ドイツが分断されていた時期の録音で、東側のアーティストによる演奏です。歌手陣も優れた人を集めていますが、この演奏に関しては指揮者のスウィトナーを聴くべき録音と思っております。モーツァルトファンの方には是非お聴き頂きたい名演です。
J.S.バッハ/ブランデンブルク協奏曲(全曲)
カール・リヒター 指揮
ミュンヘン・バッハ管弦楽団
録音 : 1967年1月、ミュンヘン
ESOTERIC ESSA-90221/2
モダン楽器によるバッハの歴史的名演奏です。古楽器による室内合奏団が雨後の筍の如く現れる前の時代ですね、録音年代からすると。
フルートのオーレル・ニコレ、ホルンのヘルマン・バウマンと、ソリストにも名手を集めた演奏はリヒターのやや早目のテンポも相まって、緊張感を感じる名演です。
ショパン/12の練習曲 作品10、作品25
マウリツィオ・ポリーニ(ピアノ)
録音 : 1972年1月、5月、ミュンヘン
ESOTERIC ESSG-90239
ベートーヴェンでは完璧過ぎて近寄り難い演奏を繰り広げるポリーニですが、何故かその完璧さがショパンには上手くハマっているように感じるのです。
なので、この練習曲集も好きな演奏です。
メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲
サン=サーンス/ハバネラ
ラロ/スペイン交響曲
アルテュール・グリュミオー(ヴァイオリン)
ベルナルト・ハイティンク 指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団
マニュエル・ロザンタール 指揮
コンセール・ラムルー管弦楽団
録音 : 1960年5月、アムステルダム 1963年4月、パリ
ESOTERIC ESSD-90241
サン=サーンスとラロはTOWER RECORDSさんからもSACD化されており、そちらは以前ご紹介済みです。ですからこのESOTERIC盤の購入は随分迷ったのですが、結局購入してしまいました。
メンデルスゾーンのヴァイオリン協奏曲はハイティンクの凡庸な指揮が曲をつまらなくしており、ただグリュミオーのヴァイオリンソロを聴くだけの演奏になっています。
この盤のメインはやはりラロのスペイン交響曲です。この曲の演奏では第一に挙げるべき録音だと思います。TOWER RECORDS盤と音を聴き比べてみたのですが、大きな違いはなく、あまり気にする必要はないと思います。それより、ハイティンクのつまらない指揮が最初に入っているESOTERIC盤より、TOWER RECORDS盤の方を私はオススメしておきます。
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