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2021年8月10日 (火)

オーディオ用USBケーブルの事

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USBケーブル

左 : オヤイデ電気製 d+USB class A/1.0(販売終了)
中 : エレコム製 オーディオ音楽用 USB2.0
右 : インクジェット・プリンタ付属USBケーブル

以前、富裕層のオーディオマニアの方が電源ケーブルやラインケーブルに大枚注ぎ込んであれやこれやと取っ替え引っ替えし、僅かな音の変化に一喜一憂している方々に対し、電線病を患っているという意味の記事を書かせて頂きました。

俳優の高橋克典さんはオーディオ専用の電柱(マイ電柱)をご自宅の庭に建てたりするほどのオーディオマニアとして有名ですが、500万円もする電源ケーブルを買って帰宅したら、奥様に怒られたとか。電線病を自ら楽しんでいらっしゃるのでしょうね。(^^)

さて、オーディオ用に使うケーブルで一番音の変化があるのはUSBケーブルではないかと私は思っています。PC、MacとUSB-DACとを繋いだり、オーディオ用NASとUSB-DACを繋いでハイレゾ音源を再生する為に使う接続ケーブルがUSBケーブルです。

しかし、元々USBはパソコンのインターフェースとして使われていたSCSIの後継として登場したインターフェースで、音楽(オーディオ)用として使われる事は想定していなかったでしょう。USBケーブルはデータ信号用と電源用の二つの線が一本のケーブルの中に収められています。電線が中に入っているからスマホの充電に使えるわけです。

ところがその仕様の為にオーディオ用として使うと不具合が生じるわけです。何故かと申しますとパソコンはノイズ発生機みたいなものです。USBケーブルを使ってデータ信号を送るとパソコンからのノイズもケーブル内の電線に混じってしまいます。そうするとそのノイズが信号線に流れているデータ信号に悪さをしてしまうのです。

写真やプリントデータを送るだけならごく普通のUSBケーブルでまったく問題ありませんが、音楽信号となるとパソコンからのノイズは大きな問題となってしまいます。そこでオーディオ専業アクセサリーメーカーからオーディオ用として使えるUSBケーブルが開発、発売されるようになりました。

ケーブル内でノイズ対策を充分に施したオーディオ用USBケーブルが現在各社からいろいろと発売されています。電源ケーブルなどと同じく、それこそ価格はピンキリです。千円ほどから高いものは数十万円まで、USBケーブルも電線病を患っている方々はアクセサリーメーカーの良いカモです。

ただ、ご年配のオーディオマニアの方はパソコン関係を苦手とするようで、PCオーディオには手を出さない方が多いようです。事実、オーディオ評論家でありながら「STEREO SOUND誌」お抱えの超ベテラン評論家、Y氏はレコードとCD、SACDしか聴かないようですし。ですから高級USBケーブルは電源ケーブルやラインケーブルほどは売れてないと思います。

冒頭の写真ですが、左のオヤイデ電機製を私はメインに使っています。確かヨドバシカメラさんのオーディオコーナーで5千円くらいで購入しています。それまで右側のようなごく普通のUSBケーブルを使っていました。これは随分前に購入したプリンターに付属していたもので、どなたもが普通にパソコンとの接続に使うUSBケーブルです。

このプリンター付属のケーブルからオヤイデ電機製のケーブルに交換した時、これほどまでに変わるか・・・と驚いたものです。富裕層マニアの方々が購入するような一本数十万円もするようなボッタクリ価格のケーブルでなくとも、充分音質の向上はあります。

真ん中のケーブルはAmazonで購入したもので、一応メーカーはオーディオ音楽用を謳っているので試しに購入しています。価格は千円ほど。これでもプリンター付属ケーブルより音は良いです。音の傾向は高域がやや細身でスッキリした音調です。

で、そのエレコム製からオヤイデ電機製に交換すると、中域がしっかりと出て来て高域、低域とも伸びがあります。エレコムさんはパソコン用周辺機器メーカーですけどね。プリンター付属は論外でして、もし普通のUSBケーブルをオーディオ用にお使いの方はオーディオ用USBケーブルに交換すれば、きっと音の向上は感じるはずです。

USBケーブルだけは電線病を患っていない方でもオーディオ用をお買い求め頂きたいです。バカ高いものを購入する必要はありません。ただ、金額の大小に関係なく音は変化しますので、後は出て来る音がお好みに合うかどうかだけです。

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コメント

 こんにちは、iFiのZEN DACのホームページで、音楽用のUSBケーブルで随分音が変化することをしりました。
 私が使っているのは、右側と真ん中の間ぐらいのものだと思います。

 いつか・・・違いを知りたいと思います。

 ブログへのコメントですが、昨日の所に書かれていました。そこにコメントしたので、わからないかもしれませんので、こちらに書かせてもらいます。

 「先ほど調べたら、サンダーバードでした。確かに前がのっぺりしていますね。

 私は古い人間なので、この電車を見ると「雷鳥」と言っておりました。
 雷鳥は廃止されたことは前に聞いたことがありますが、今回名前がわかりました。

 母親宅の工事で、出先で見ました。」

fujileica(pyosida)さん、こんにちは。
お世話かけました。m(_ _)m
暑さボケでしょうか、お恥ずかしいです。
USBケーブルですが、機会がありましたら新規にご購入してみてください。
結構違いがあります。

お暑うございます^^;;; 私のケーブル30cmは、iMac-DACを繋ぐものですが¥3500です。Bluetoothのが音色は良いですが、なんせ不安定だし急に繋がらなくなったので、有線で使用中です。CDプレーヤーよりリッピングした方が音が良かったので、躊躇なくプレーヤーは処分しました。

ROCKSさん、こんばんは。
暑いですね・・・(^^;
30cmはまた短いですね!(^^)
しかし、USBケーブルは1mを超えるとハッキリと音に現れます。30cmはベストだと思います。
最近、私もBluetoothを試してみました。バージョン 4.1ですが、かなり高音質だった事にビックリしました。
CDリッピングですが、私もCDを購入しますと直ぐにリッピングするようにしています。NASは大変な容量になっていますので、バックアップを2台のHDDで行っています。
以前、バッファローのNASが半年で機械的故障しまして、苦い経験をしています。その時はバックアップを取っていなかったのです。
現在はI-O DATAのSoundgenicを使っています。

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