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2021年10月30日 (土)

未開封盤とは

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ファクトリーシールされたままの状態で撮影

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ショスタコーヴィチ/交響曲第5番 ニ短調

アルトウール・ロジンスキー 指揮
ロンドン・フィルハーモニー交響楽団

米Westminster WST-14984

一昨年ジャズピアニスト、ビル・エヴァンスの未開封オリジナル盤(Verve TRIO 64)を入手した事を記事にさせて頂いておりますが、最近クラシックの未開封盤を入手しましたので、今日はそれらをご紹介。

先ずは不幸な行く末となった米ウェストミンスターレーベルで、ロジンスキー指揮によるショスタコーヴィチの交響曲第5番です。この盤は随分昔、国内盤を購入して聴いていた録音です(既に売却済み)。

なので、中古ショップの餌箱で見掛けた時は「お、懐かしい!」と思って手にしてみたら、プライス票に「未開封」との表示。「え! 未開封なの!」と内心思いながらしげしげジャケットを確認してみると、確かにファクトリーシール(シュリンク)がされたままでした。

ご存知ない方のために申しますと、欧米のレコードは発売時にラップのような薄いセロファンでジャケット全体が密封されています。一度聴いたレコードをジャケットにまた収めて再び新品として店頭に並べさせないようにするためらしいです。

その点、日本は信用があるのか、ファクトリーシールなどせずに発売されていますよね。中には何かの記念などでファクトリーシールして発売されるものもありますけど。

もう昔の事ですが、お客さんが新品を店頭で試聴したもののキャンセルしたため、店員さんはそのままレコードをジャケットに収めて再び店頭に置いたのです。偶然でしたがその様子を見た事で、以後そのお店では購入しない事にしました。(^^;

ですから欧米盤は新品、中古の区分けがハッキリしているという事ですね。今現在、未開封で中古ショップの店頭に出ているものは欧米のショップで残っていた長期在庫と思われます。CDも輸入盤、国内盤とも未開封品を時々見掛けます。

という事で、ロジンスキーのショスタコ5番を再入手したわけですが、今回は事実上新品という事になり、ラッキーです。(^^)

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ジャケットからインナーを出した状態のまま撮影

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ベートーヴェン/交響曲第6番 ヘ長調「田園」

オイゲン・ヨッフム 指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

録音 : 1967年9月19、20日、アムステルダム・コンセルトヘボウ

蘭PHILIPS 839 782 LY(赤に銀文字レーベル)

2枚目はこちら、ヨッフム指揮によるベートーヴェンの「田園」です。後年、ヨッフムは英EMIにロンドン交響楽団を指揮して全集を再録音しておりますが、蘭PHILIPS盤は英EMIより大分前の録音になります。

日本でヨッフムが評価されるようになったのは英EMIにベートーヴェン、ブラームス、ブルックナーの交響曲全集を録音していた頃のようです。私は最晩年にバンベルク交響楽団と来日した際、横浜で生演奏を聴く事が出来ました。楽屋でヨッフムさんを前にした時、体格はガッチリとして背も高く、ある種のオーラを感じた事を今だに覚えております。

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ブラームス/交響曲第2番 ニ長調

オットー・クレンペラー 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

録音 : 1956年10月

米Angel 35532

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ジャケットからインナーを出した状態のまま撮影

ブラームス/交響曲第3番 ヘ長調

オットー・クレンペラー 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

録音 : 1957年3月

米Angel 35545

3枚目、4枚目はクレンペラーのブラームスです。こちらは英EMIが米国で販売する時のAngelレーベル盤で、プレスも米国で行われています。第1番と第4番が有ればアナログレコードによるブラームス交響曲全集となったのですが、こればっかりは仕方ありません。ですが、以前記事にしたようにCDを購入していますので、音源自体は持っています。

尚、それぞれの購入価格ですが、未開封とはいえそれほど人気のある盤ではない事もあって、どれも数百円で購入出来ました。これが日本で人気のあるカラヤン盤とかベーム盤だったら、それなりの金額となるでしょうね。もっともカラヤン盤の長期在庫なんて先ず有り得ないと思いますが。

今回入手出来た未開封盤ですが、過去に一度も聴いた事がないのはヨッフムの「田園」だけです。ヨッフムらしい手堅い、伝統的ベートーヴェン解釈と言えましょう。しかしまぁ、どれも大分前に発売されたものばかりで、こういう出遭いもあるのですね。

ロジンスキー盤とクレンペラー盤は米国の、ヨッフム盤はオランダの空気がファクトリーシールを切った瞬間、我が家にそれぞれの国の空気が舞った事になりますね。(^^)

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コメント

おはようございます。
ヨッフム盤は、インナーまでオリジナルで揃って(当たり前か)、レーベルも臙脂に近い朱赤に銀文字、シュターデ盤とは一味違いますね。
それにしても、未開封盤とは、更に貴重ですね。

Analog親爺さん、おはようございます。
偶然、未開封盤数枚が店頭に出ていた時に遭遇致しました。
クレンペラー盤は米国プレスのAngel盤なので、どうしようか迷いましたが、どういうレーベルなのか知りたくて購入してしまいました。
ヨッフム盤は開封したら上記写真のようなレーベルで、これは購入して良かったと思いました。ウェストミンスター盤についてはAnalog親爺さんのサイトでいつ頃の時代のプレスか調べさせて頂きました。
Analog親爺さんのオリジナル盤についての記事、大変参考になります。感謝です。

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