イ・ムジチ合奏団を楽しむ
ヴィヴァルディ/フルート協奏曲集 作品10(全曲)
第1番 ヘ長調「海の嵐」
第2番 ト短調「夜」
第3番 ニ長調「ごしきひわ」
第4番 ト長調
第5番 ヘ長調
第6番 ト長調
セヴィリーノ・ガッゼローニ(フルート)
イ・ムジチ合奏団
蘭PHILIPS 839 726 LY
先月、NHK-BSでイ・ムジチ合奏団の演奏によるヴィヴァルディの「四季」が放送されました。2019年10月2日、サントリー・ホールでの来日公演で、ゲスト・コンサートマスターとしてイタリア出身のマッシモ・スパダーノというヴァイオリニストが独奏を担当していました。即興的で、なかなかユニークな独奏でした。
来日公演直前にコンサートマスターのアントニオ・アンセルミが急逝した為、急遽スパダーノがゲスト参加したと放送でナレーションされておりました。アンセルミもスパダーノも知らないヴァイオリニストですが、イ・ムジチ合奏団の「四季」を楽しんで聴く(視る)事が出来ました。
実は私、イ・ムジチ合奏団は既に解散していると思っていたものですから、ビックリして放送をタイマー録画しておきました。まさか映像で現在のイ・ムジチ合奏団の演奏が見られるとは思いませんでした。世代交代しながら演奏活動は継続していたのですね。無知識でお恥ずかしい限りです。(^^;
ヴィヴァルディ/オーボエ協奏曲集(RV451、453、455、457、461)
ハインツ・ホリガー(オーボエ)
イ・ムジチ合奏団
蘭PHILIPS 9500 299
現在のイ・ムジチ合奏団を聴いていたら、急にレコードを引っ張り出して昔のイ・ムジチ合奏団を聴きたくなってしまったのです。
ですが、私が所持しているイ・ムジチ合奏団のアナログレコードは今日ご紹介する3枚だけでして、他には以前ご紹介したESOTERICさんから発売されたSACD(ヴィヴァルディ/四季)があるだけです。
冒頭のガッゼローニをソリストに迎えたフルート協奏曲集、実に素晴らしい演奏が聴けます。私はフルートが好きなので、繰り返し楽しんでいます。
勿論 ↑ こちらの名手、ハインツ・ホリガーのソロによるオーボエ協奏曲集も名演です。
ヴィヴァルディ/ファゴット協奏曲集(PV137、70、305、382)
クラウス・トゥーネマン(ファゴット)
イ・ムジチ合奏団
蘭PHILIPS 6500 919
この盤は今春、グリュミオーが弾くモーツァルトのヴァイオリン協奏曲を購入する時に一緒に見つけたもので、既にご紹介済みですね。
このレコードがすっかり気に入ってしまったものですから、冒頭からの2枚はその後に中古店で偶々見掛けた時に購入しております。オリジナル盤ではないと思いますが、最初のフルート協奏曲集が680円、オーボエ協奏曲集が780円で、ファゴット協奏曲集も780円。どれもジャケット、レコードとも新品同様です。アナログレコードは安いですね。蘭PHILIPS盤は盤質が良いので安心して聴く事が出来ます。
昨今はバロック音楽と言えば古楽器による演奏が人気のようですが、イ・ムジチ合奏団のようにモダン楽器を使う合奏団は或る意味貴重かもしれません。あ、私がモダン楽器を好むからですが。(^^;
日頃、ベートーヴェンやブラームス、ブルックナー、そしてオペラなどを聴いている合間にイ・ムジチ合奏団のヴィヴァルディ、カール・リヒターのバッハを聴くと、何やらホッとしたりします。
今日はイ・ムジチ合奏団の名演をご紹介させて頂きました。
おはようございます。
3枚ともVivaldiの小生愛聴盤です。演奏録音とも良いですね。
1枚目と2枚目はこれでオリジナルだと思います。
3枚目はセカンド(レーベル外周文字が7時半から4時半)ですが、滅多にでない貴重品です。因みにオリジナルはこの番号ですと、レーベル外周文字が8時45分から3時15分になります。https://sankanti.exblog.jp/24958388/でオリジナル盤を載せていますので参考までに。
それにしても、大兄は良いお店(盤質もよさそうですし、価格は信じられないくらい安価です、小生の感覚では、国内盤以下ですね。)と馴染みで羨ましいです。近ければ毎週でも出かけたいくらいです。
投稿: Analog親爺 | 2021年10月24日 (日) 09時12分
Analog親爺さん、おはようございます。
1枚目と2枚目はオリジナルなんですか。1枚目、写真では文字が白っぽく写っていますが、現物は銀文字です。
私、ジャズのオリジナル盤は多少知識はあるのですが、クラシックのオリジナル盤は知識イマイチなんです。
3枚目がセカンド、Analog親爺さんの記事で確認させて頂きました。最近、米ウェストミンスターの未開封盤(ファクトリーシールのまま)を入手したものですから、Analog親爺さんの過去の記事が大変参考になります。
私、中古レコードを通販(新品は除く)で購入した事が一度もなく、お店で興味のある演奏に関し、ジャケット、レコードとも状態の良いものに出遭った時だけ購入しています。
それもクラシックは1枚1,500円以上のものは買わない、という主義を貫いております。(^^;
ジャズは過去、それこそ数万円というものまで手を出した経験がありますが、クラシックのオリジナル盤はジャズに比べたら圧倒的枚数が世界に残っているという意味で、クラシックはジャズほど貴重性は無いと思っております。クラシックの貴重盤は戦火を免れたSPレコードだけではないかと。この件は過去に記事にしております。
http://t-kondoh.cocolog-nifty.com/blog/2021/03/post-a3b8ae.html
http://t-kondoh.cocolog-nifty.com/blog/2021/02/post-c8b2b5.html
通販サイトの販売価格、私には少々信じられない価格であります。
投稿: KONDOH | 2021年10月24日 (日) 10時24分
こんにちは。
イムジチ合奏団は、とても懐かしいです。
若いころ、70-80年代なので当時の演奏の方が懐かしいです。
ハインツホルガーの名前も記憶に残っています。今のイムジチ合奏団の演奏は聴いたことがありませんが、悲しいかな・・・昔人間。昔の方を聞きたいのが正直なところです。
ジャンヌは違いますが、ビートルズ・・・小中の頃、家のレコードプレーヤー(アンプ・スピーカー内蔵)で聴いていました。ものすごくいい音ではなかったので、最新のオーディオ装置で聴くより、MP3プレーヤーにハンディスピーカーで聴いた方が、昔の音に近くて・・・『懐かしい』と感じてしまいました。
バッハやヴィヴァルディ等は、ほっとしますね。安心して聴くことができます。
投稿: fujileica(pyosida) | 2021年10月24日 (日) 14時32分
fujileica(pyosida)さん、こんにちは。
fujileica(pyosida)さんも昔のイ・ムジチ合奏団がお気に入りでしたか。
私もクラシックを聴き始めた17歳の頃、音楽誌の名盤案内のような記事でイ・ムジチ合奏団の「四季」を知り、購入後は何度も繰り返し聴いたものです。
ヴィヴァルディの「四季」と言えばイ・ムジチ合奏団ですね。
ビートルズの記憶ですか。やはり若い頃にお聴きになった経験は大人になっても忘れないものですよね。
音楽はジャンル関係なく良いものです。
バッハとヴィヴァルディ、本当に良いです。
投稿: KONDOH | 2021年10月24日 (日) 16時09分