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2021年10月16日 (土)

IMAX vs IMAXフルサイズ

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OO7/ノー・タイム・トゥ・ダイ

また「ノー・タイム・トゥ・ダイ」を見て来ました。今度は通常のIMAXシアターで、川崎の109シネマです。IMAXフルサイズスクリーン上映のサンシャインシネマ池袋と通常のIMAXスクリーンとを見比べてみようと思ったのです。

参考までに両劇場を比較してみます。
左から上映館、スクリーンサイズ、アスペクト比、投写方式、音響チャンネル数

池袋 25.8 x 18.9m 1.37:1、IMAXレーザーGT、IMAX12
川崎 17.4 x 9.0m 1.93:1、IMAXレーザー、IMAX12

ここ何作か、ずっと川崎の109シネマでOO7シリーズを見て来ました。109シネマもスクリーン側から客席へ入るのですが、スクリーンを見上げた瞬間、「小っさ〜・・・」でした。池袋の時は「デカッ!」だったのですが。これはまぁ、池袋の特大スクリーンを知っちゃったからですが。(^^;

スクリーンの高さ、109シネマは池袋の半分以下ですからね。客席に着くとスクリーンは自分の視野角に余裕で入ってしまいます。というより余裕有り過ぎ。感覚としては自宅でテレビを見るような視野角です。しかし、これが通常のIMAXシアターであって、池袋のフルサイズスクリーンが日本のシアターでは特殊だという事なんだと思います。

フルサイズ上映を見たばかりですから、109シネマのスクリーンはやはり上下を大きく切り取られている事が分かり、がっかり感が半端ではないです。特に空撮のシーンで109シネマのスクリーンは窮屈に感じました。フルサイズスクリーンではスッと上下に映像が広がりますので、地上の様子が広々として自分が空から地上を見下ろしている錯覚を覚えます。

これで同じ料金は辛い。フルサイズスクリーンで見る事が出来るのは池袋と大阪(109シネマズ大阪エキスポシティ)だけですから、贅沢を言ってはいけませんね。池袋と大阪は4Kツインレーザープロジェクターによる投写です。

ちなみにどちらのシアターも音響は12チャンネルですから、音については猛烈です。凄い迫力でした。日本全国のIMAXシアターの半分くらいは5チャンネルです。5チャンネルと12チャンネルの差も大きいでしょうね。

※ IMAX(アイマックス)とは、カナダのIMAX社が開発した撮影、映写システムです。

IMAXデジタル : 2K画質 5チャンネル音響
IMAXレーザー : 4K画質 12チャンネル音響
IMAXレーザーGT : 4Kフルサイズ(1.43:1)12チャンネル音響

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今回の作品は前作(2015年 OO7/スペクター)を見ていないと話しが繋がりませんので、ご覧になられる方はレンタルでもして予習してからの方が良いかもしれません。というより、ダニエル・クレイグのシリーズは「2006年 OO7/カジノロワイヤル」からずっと繋がりがあるのですが。

それと音楽面ではシリーズ第6作「1969年 女王陛下のOO7」との繋がりが大きいです。前回の記事でも書いておりますが、「女王陛下のOO7」の挿入歌として流れたルイ・アームストロングが歌う「愛はすべてを越えて/ジョン・バリー作曲」が重要な鍵を握っています。

映画の冒頭、ボンドとマドレーヌがアストンマーチン DB5でドライヴをしているとマドレーヌが「もっとスピードを出して」とボンドに言います。するとボンドは「急がなくても時間はいくらでもある」と答えるのですが、このセリフは「愛はすべてを越えて」の歌詞の一部なのです。

- We have all the time in the world -
私たちに時間はいくらでもある♪
愛という時間が♪

そこからカメラは一気にロングになり、イタリアの小さな町を空から望み、音楽は「愛はすべてを越えて」のメロディがストリングスで大きく広がって行きます。

他ではテムズ川のほとりでMとボンドが話し合うシーン、ここでバックに流れる音楽は「女王陛下のOO7」のメインタイトルテーマです。こんな事に気がつくのは私くらいでしょうか?(笑)

「女王陛下のOO7」はスペクターのブロフェルドがウイルスを使って世界各国を脅迫しようとするのをボンドが阻むストーリーですが、「ノー・タイム・トゥ・ダイ」もスペクターの一員だったサフィンが特殊なウイルスを使った兵器を開発するという、どちらの作品も細菌兵器が扱われています。

ちょうど現在は新型コロナウイルスで世界が苦しんでいる時ですから、ウイルスという見えない恐怖と戦うという意味では映画の内容は偶々ですがタイミングが合ってしまいました。映画制作は新型コロナウイルスが騒がれる前に完成していますので、新型コロナウイルスとはまったく無関係ですが。

ところで、ボンドはMI6を退職して数年経っていますので、今回登場するOO7はボンドの後にOO(ダブルオー)の称号を貰った黒人女性のエージェントです。大活躍しますが、今回は冒頭のポスターに使われたパロマという女性が評判のようです。

MI6を引退してジャマイカで悠々自適の生活をしていたボンドの元へ、CIAの大親友フェリックス・ライターが仕事の依頼をするわけですが、そのアシスタントとして送り込んだのがパロマという新人だったのです。ところがキューバでボンドを補助して新人とは思えない大活躍。(^^)

二度目の今回気がついたのは、ボンドがマドレーヌと別れる事を決意し、駅のホームでマドレーヌを列車に乗せるシーン。マドレーヌの問い掛けにボンドは「これっきりだ」と答えると、ドアが閉まる瞬間、マドレーヌは左手を自分のお腹に当てるのです。「お腹にはあなたの子がいるのよ」という無言のメッセージだったのかも?

Blu-rayソフトで発売される時はフルサイズではなく、テレビの16:9に合わせたアスペクト比になるのでしょうね。IMAXフルサイズの映像を知った者としては少々残念ですが。

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