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2021年11月30日 (火)

モーツァルトのピアノ協奏曲(2)

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モーツァルト
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453

録音 : 1967年8月

英EMI ASD 2357(初出)

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モーツァルト
ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450

ダニエル・バレンボイム(ピアノと指揮)

イギリス室内管弦楽団

録音 : 1968年3月、1月

英EMI ASD 2434(初出)

モーツァルトのピアノ協奏曲、今日は若き日のバレンボイムのレコードを二枚ご紹介します。バレンボイムは指揮も兼ねていますので、所謂弾き振りですね。

昨日ご紹介したピリスとブレンデルも第14番が入っていましたが、バレンボイム盤も第14番が入っています。バレンボイムは平均的にやや早めのテンポを取っており、実にスッキリした印象を与える演奏です。

第17番は大好きな作品ですが、第一楽章などもう少し情感を込めて演奏して欲しいなぁ・・・と、初めて聴いた時はちょっぴり不満を感じたりもしましたが、若さの勢いでしょうか。多分、今ならもっと落ち着いた演奏になるのではないかと思います。

ですが、繰り返し聴き続けて来た現在はこういう解釈もありかな、と少し心変わりしております。(笑)

第15番も好きな作品ですが、こちらの演奏は当初からお気に入りです。英EMIへモーツァルトのピアノ協奏曲とソナタ、交響曲、クレンペラーの指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲等を録音した後、バレンボイムの演奏活動はピアニストとしてより指揮者としての活動がメインになっている事はクラシック音楽ファンならご存知ですね。

コロナ禍でコンサートが開けなくなった事が発端だそうですが、昨年ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を独グラモフォンに再録音しております。久しぶりにピアニストとして大きな仕事をされたようで、何よりです。

今日はバレンボイムのデビュー間もない頃の録音をご紹介させて頂きました。

2021年11月29日 (月)

モーツァルトのピアノ協奏曲(1)

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モーツァルト
ピアノ協奏曲第23番 イ長調 K.488
ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449

マリア・ジョアン・ピリス(ピアノ)

テオドール・グシュルバウアー 指揮
リスボン・グルベンキアン財団室内管弦楽団

録音 : 1973年7月

仏ERATO STU 70764

日常、モーツァルトのピアノ協奏曲は欠かせない楽曲ですが、数ある作品の中では第27番をもっとも愛好しています。以前、私の愛聴盤 第20回で採り上げたように第27番についてはバックハウスとベームによる不滅の名演が存在しております。

ですが、他の番号にも素敵な作品(名演)がありますので、今日はそうした演奏をご紹介します。

先ずはピアノ・ソナタで楽しんでいるマリア・ジョアン・ピリスの協奏曲演奏です。このレコードではA面に第23番、B面に第14番が収められていますが、私は地味目の楽曲ですが第14番の方を第23番よりここでは愛好しています。と言って第23番の演奏がダメという事ではないです。どちらの演奏を取るか、と問われればという事です。

繊細で、時にはダイナミズムに溢れたピリスのピアノはモーツァルトにピッタリですね。仏ERATO盤は若き日のピリスを楽しめ、独グラモフォンでは円熟を迎えた演奏を聴く事が出来ますが、仏ERATOでの若々しいモーツァルト演奏も良いですね。

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モーツァルト
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449

アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)

ネヴィル・マリナー 指揮
アカデミー室内管弦楽団

録音 : 1978年6月

蘭PHILIPS 9500 565

ブレンデルのモーツァルトも良いですね。第14番はピリスの演奏と重なりますが、ブレンデルの方は何となく大人の味わいとでも申しましょうか、どちらも私は好きな演奏です。

第13番も第14番もコンサートで演奏される機会の少ない協奏曲ですが、華やかな第20番や第23番などに比べたら人気の点で劣るとは思います。しかし、そこはモーツァルトの作品ですからまったく退屈する事なく演奏を楽しめますよ。

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モーツァルト
ピアノ協奏曲第9番 変ホ長調 K.271「ジュノーム」
ピアノ協奏曲第10番 変ホ長調 K.365(2台のピアノのための)※

アルフレッド・ブレンデル(ピアノ)
イモージェン・クーパー(ピアノ)※

ネヴィル・マリナー 指揮
アカデミー室内管弦楽団

録音 : 1978年7月

蘭PHILIPS 9500 408

第9番は「ジュノーム」という副題が付いているからか、比較的人気のある協奏曲ですね。明るく華やかな楽曲でもありますし。ここでもブレンデルは軽快な解釈で弾いており、楽想を十二分に表現しています。

思いの外(失礼)楽しめるのが第10番の2台のピアノのための協奏曲です。このレコードでは第10番の方を楽しむ機会の方が多いのです、実は。

イモージェン・クーパーとブレンデルは競うような、或いは息ピッタリと、何とも絶妙な演奏で聴き惚れています。クーパーはブレンデルの愛弟子ですから息ピッタリは当たり前と言えば当たり前なのかもしれませんが、本当に楽しめる演奏です。

正直、購入時は第10番ではなく他の番号(2台のピアノのためではなく)で録音してくれたら良かったのに、と思ったものでしたが、今は第10番の2台のピアノのための協奏曲の方を楽しんでいるという・・・(^^)

モーツァルトのピアノ協奏曲、素敵な作品が多いです。第17番や第19番なども好きな作品であります。

2021年11月28日 (日)

下北沢散歩(2)

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中には入りませんでした。

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しもきたと言えば、このシアターですね。

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良い塩梅に影が出来ていました。

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下北沢でのお気軽お散歩写真でした。

2021年11月27日 (土)

下北沢散歩

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自分にとって初めて訪れた東京・下北沢です。

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「しもきた」などと呼ばれていますが、

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私のような若者(笑)の街ですね。

電線のごちゃごちゃ感に惹かれて古着屋さんとセットで一枚。

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ただ、ぶらぶらするために訪れたわけではありません。目的があって初の下北沢です。

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渋谷から井の頭線に乗ったのですが、井の頭線に乗るのは今回が二回目。

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若者の街だけあって、とにかく古着屋さんが多いですね。

2021年11月26日 (金)

バックハウスの初期盤

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バックハウスのショパン

SIDE 1
バラード第1番 ト短調

SIDE 2
マズルカ第17番 変ロ短調
マズルカ第20番 変ニ長調
マズルカ第24番 イ長調

ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

録音 : 1952年頃

英DECCA LW 5026(10インチ フラット盤)

ドイツ出身でピアノの巨匠とも言うべきピアニスト、ウィルヘルム・バックハウスのLP初期盤を今日はご紹介。

バックハウスが弾く音楽と言えばドイツ音楽というイメージなのですが、この10インチ盤は何とショパンを弾いているのです。私は中古ショップのエサ箱で見た時「へぇ〜・・・」と思い、興味津々で購入したものでした。

聴いて絶大な感動を覚えたかと問われれば必ずしも・・・ですが、「鍵盤の獅子王」とも呼ばれる巨匠の資料的価値として貴重なレコードではないかと思っています。

イコライザーカーブは当然の事ながらDECCA ffrrですから、RIAAで聴くと高域不足で低域が膨らんだ「もがもが」の音になってしまいます。

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ベートーヴェン/ピアノ・ソナタ集

SIDE 1
ピアノ・ソナタ第27番 ホ短調
ピアノ・ソナタ第22番 ヘ長調

SIDE 2
ピアノ・ソナタ第16番 ト長調

ウィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

録音 : 1969年4月

米LONDON CD 6639(英DECCAプレス)

嘗て、ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集はCDで持っていたのですが、今手元にはありません。したがって現在バックハウスによるピアノ・ソナタはスーパーアナログディスク(キング)での第30番、第32番と、その後に中古ショップで出遭った時に安い盤だけを購入し、楽しんでおります。その他、ベートーヴェンのソナタを聴きたくなった時はケンプの演奏でも楽しんでいます。

このレコードは米LONDONレーベルですがプレスは英DECCAが行っており、マトリックスは両面とも 1W でした。録音年代を考慮すると、もしかしたら初版になるのかもしれません。

演奏については今更私が・・・という事ですから触れませんが、このレコードでは第16番を繰り返し聴いております。

2021年11月25日 (木)

モーツァルト/ホルン協奏曲

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モーツァルト/ホルン協奏曲集(全4曲)

デニス・ブレイン(ホルン)

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

録音 : 1953年11月、キングズウェイ・ホール

英COLUMBIA 33CX1140(フラット厚盤太溝 オリジナル)

今日はモーツァルトのホルン協奏曲の私的名盤をご紹介。録音の新しいカール・ベーム盤は大分前にご紹介済みなので、今日は少々録音の古い演奏になります。

このカラヤン盤でホルンを吹いているデニス・ブレインは1957年、愛車を運転中にハンドル操作を誤って樹木に衝突し、亡くなられています。ブレインは大変な車好きだったそうで、同じく車好きだったカラヤンとは録音の合間、車談義で盛り上がっていた事が知られています。二人ともかなりのスピード狂だったようですよ。

しかし、ホルン奏者としてはオケの主席奏者に留まらず、ソロ活動も出来るほどの腕前だったそうで、それは今日ご紹介の録音からも窺えます。

私はモーツァルトの管楽器のための協奏曲が大好きで、日頃からいろいろな演奏で楽しんでおりますが、中でもホルン協奏曲は特に愛好している作品です。

聴きたくなった時はその日の気分で演奏を選んでおりますが、モノラル録音ながらデニス・ブレイン盤も比較的取り出す事が多いレコードです。カラヤンのサポートも上手いです。

尚、カラヤンは1968年夏(避暑中のサンモリッツ)、独グラモフォンにベルリン・フィルの首席奏者(ゲルト・ザイフェルト)を独奏に再録音しております。

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モーツァルト/ホルン協奏曲集(全4曲)

アラン・シヴィル(ホルン)

オットー・クレンペラー 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

録音 : 1960年

英COLUMBIA SAX 2406(第2版)

こちらはアラン・シヴィルの独奏による演奏で、指揮者はクレンペラーです。オケはカラヤン盤と同じくフィルハーモニア管弦楽団。

アラン・シヴィルはデニス・ブレインの父にホルンを学び、ブレインの死後、フィルハーモニア管弦楽団のホルン首席奏者に就いています。このクレンペラーとの演奏も名演ですが、シヴィルは何とビートルズのアルバムにも参加しているそうですよ。

ブレインもシヴィルもベーム盤のウィンナホルン(独奏はギュンター・ヘーグナー)の響きとは違いますが、二人ともテクニシャンですから聴き惚れています。

モーツァルトのホルン協奏曲全4曲の中では第3番が人気ですが、第1番も良いです。モーツァルト作品、交響曲やオペラだけでなく管楽器のための協奏曲も素敵な作品なので、私は聴く機会が多いです。クラシックは堅苦しいから嫌だ、とおっしゃる方々に是非ホルン協奏曲のような作品をお聴き頂きたいものです。

という事で、今日はホルン協奏曲の私的名演盤二枚をご紹介させて頂きました。

2021年11月24日 (水)

素晴らしき歌姫(6)

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HELEN MERRILL with CLIFFORD BROWN

DON'T EXPLAIN
YOU'D BE SO NICE TO COME HOME TO
WHAT'S NEW
'S WONDERFUL
他 全8曲

ヘレン・メリル(ヴォーカル)

演奏 : クリフォード・ブラウン(tp)、ジミー・ジョーンズ(p)、ミルト・ヒントン(b)、オシー・ジョンソン(ds)他

JAZZ IMAGES 37039

今日はジャズ系の歌姫です。大分前に採り上げたレコード中心ですが、一人一枚で五人をご紹介します。

最初はヘレン・メリルです。このレコードは、ユードゥビーソーナイストゥーカムホームトゥー♪の歌ですっかりお馴染み。テレビの製品CMでもBGMとして使われているくらいで、歌手や曲名を知らなくてもテレビを見ているうちに知らず知らず聞いているはずです。

このジャケット写真はオリジナル盤とは違い、フランスのカメラマンがヘレン・メリルを自身のスタジオで撮影した写真をジャケットに使っています。私はこのジャケット写真も良いなぁと思っております。

ヘレン・メリルのハスキー・ヴォイスに酔いしれていると、見事なハイトーンで入って来るクリフォード・ブラウンのペットにこれまた酔いしれてしまいます。

クリフォード・ブラウンの素晴らしさについては過去多くの方たちが書き記しておりますので、今更私がここで蘊蓄を述べる必要はまったくありません。このレコードはヘレン・メリルとクリフォード・ブラウンをただ楽しめば良いのです。

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RENDEZVOUS WITH PEGGY LEE

WHY DON'T YOU DO RIGHT
THEM THERE EYE'S
'DEED I DO
I DON'T KNOW ENOUGH ABOUT YOU
IT'S A GOOD DAY
GOLDEN EARRINGS
他 全12曲

ペギー・リー (ヴォーカル)

米Capitol T-151(オリジナル盤)

ペギー・リーの名盤と言えば米DECCAに録音した「ブラック・コーヒー」というアルバムでしょうが、私にとってのペギー・リーはこの「ペギー・リーとランデブー」とタイトルが付けられている米キャピトル盤なのです。

冒頭の「WHY DON'T YOU DO RIGHT」は一体何十回聴いている事か。他の曲の歌唱も楽しく聴けるのですが、この一曲だけを聴くためにレコードを引っ張り出す事が何度もあるのです。少し鼻にかかったようなペギー・リーの声と歌い方がこの曲にどんぴしゃり。

10インチ盤が先に発売されているので厳密には10インチ盤がオリジナルになるかもしれませんが、こちらは12インチ盤のオリジナルです。10インチ盤に曲目が少し足されています。

今はもう在りませんが、店主自身が日本で一番高いオリジナル廃盤専門店と称していたお店で購入しています。「これ良いよ」と言って聞かせてくれたのが運の尽き。冒頭の一曲で私はノックアウト。即私は「買います」でした。(笑)

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JO+JAZZ

JUST SQUEEZE ME
FOR YOU
MIDNIGHT SUN
YOU’D BE SO NICE TO COME HOME TO
THE FOLKS WHO LIVE ON THE HILL
I DIDN’T KNOW ABOUT YOU
他 全12曲

ジョー・スタッフォード(ヴォーカル)

演奏 : レイ・ナンス(tp)、コンテ・カンドリ(tp)、ジョニー・ホッジス(as)、ベン・ウェブスター(ts)、ハリー・カーネイ(bs)、ラス・フリーマン(cele)、ジミー・ロウルズ(p)、ボヴ・ギボンズ(g)、ジョー・モンドラゴン(b)、メル・ルイス(ds)他
ジョニー・マンデル(編曲、指揮)

1960年7月、8月 ロスアンジェルスにて録音

CBS SONY 20AP 1450(廃盤)

このレコードも数え切れないほど聴いています。もう昔ですが、ジャズサークルで知り合ったジャズファンと確か物々交換で手元に来たレコードです。私の放出品はクラシックのレコードですが。彼はオリジナル盤を持っていたので、この国内盤は必要なかったわけです。

そのオリジナル盤ですが、中古店で二、三回出遭った事があるのですが、いずれもジャケット、盤とも傷みが激しかったので見送って来ました。ジャケットは多少傷んでいても(年代物ですから)盤がそこそこなら購入しても良いのですが、残念ながらでしたので。

ジャケットの写真、後ろから強いフラッシュを当てて、見事なポートレートですね。

このCBS SONY盤とオリジナル盤、どのくらい音に違いがあるのでしょうね?
ですが、聴くのは音楽ですからこのまま国内盤で楽しんでいきます。

ジョー・スタッフォードは元々はポピュラー系のシンガーのようですが、このレコードはバックが錚々たるメンバーが演奏しており、まさにジャズヴォーカルを堪能出来る録音です。私はA面が特にお気に入りで、このレコードも何十回と聴いて来ました。オススメします。

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DAY BY DAY

THE SONG IS YOU
BUT NOT FOR ME
I REMEMBER YOU
BUT BEAUTIFUL
AUTUMN LEAVES
THERE WILL NEVER BE ANOTHER YOU
GONE WITH THE WIND
DAY BY DAY
他 全12曲

ドリス・デイ(ヴォーカル)

演奏 : ポール・ウェストンと彼のオーケストラ

録音 : 1956年

米COLUMBIA CL 942(オリジナル盤)

「ケ・セラ・セラ」の大ヒットで有名なドリス・デイ、ヒッチコックの映画「知りすぎていた男」でその「ケ・セラ・セラ」 を歌うシーンがありますね。ついこの間もNHKで放送がありましたが、また見てしまいました。

もちろん大ヒットしていた時代を私は知る由もないのですが、そういう私ですら知っているという事は長い間あちこちで流れていたのだと思います。

如何にもアメリカ人的な女性歌手という感じがしますが、美人で歌も上手ければ人気になるのも分かります。「サウンド・オブ・ミュージック」のジュリー・アンドリュースも同じですね。

このレコードはドリス・デイがストリングスをバックにスタンダードを歌っていて楽しめます。

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SARAH VAUGHAN : DUKE ELLINGTON

Song Book One

IN A SENTIMENTAL MOOD
I'M JUST A LUCKY SO AND SO
SOLITUDE
IN A MELLOW TONE
DAY DREAM
他 全10曲

サラ・ヴォーン(ヴォーカル)

演奏 : ウェイモン・リード(tp)、J.J.ジョンソン(tb)、フランク・フォスター(ts)、ズート・シムズ(ts)、ジミー・ロウルズ(p)、ジョー・パス(g)、アンディ・シンプキンス(b)、グラディ・テイト(ds)他

録音 : 1979年8月15、16日(ハリウッド)、1979年9月12、13日(ニューヨーク)

米PABLO 2312-111(オリジナル盤)

説明不要の大御所さんです。このレコードは一昨年、ファクトリーシールされたままの未開封盤を中古店で購入(700円)しました。パブロというレーベルは嘗てVerveレーベルを興したノーマン・グランツが改めて始めたレーベルで、ジャズレコード界ではそれほど重要視されていないと思います。

しかし、この録音でもJ.J.ジョンソン、ズート・シムズ等、なかなかのメンバーが演奏に参加しています。

ジャズを聴き始めた当初、ジャズヴォーカルはまったく受け付けなかったです。しかし、白人女性歌手に少しずつ馴染み、そのうち黒人女性歌手も聴けるようになったのですが、そこまでには結構時間が掛かったものです。独特な発声に馴染めなかったようで。

サラ・ヴォーン、この録音時は全盛期を少し過ぎていたのかもしれませんが、それでもバックの良さとも相まって楽しめるレコードです。「IN A MELLOW TONE」が最高。

2021年11月23日 (火)

ススキが揺れて

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少しずつ秋めいているとは思うのですが・・・、

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思いの外、気温が高い日が続きました。

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新宿御苑での眺めでした。

2021年11月22日 (月)

造形

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お馴染みの東京国際フォーラムです。

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もう、いろいろな人が撮影していますよね。

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私もここへ来ると見上げて撮影してしまいます。

2021年11月21日 (日)

猫パンチ!

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のんびりしていた猫(白と黒色)にもう一匹の猫が近づくと・・・、

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来るな!・・・とばかりに猫パンチをお見舞い。

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まったく、のんびり昼寝しようとしたのに・・・という感じでここを離れて行きました。(^^)

音楽の記事が大分続きましたので、最近出遭った猫スナップを今日は。

2021年11月20日 (土)

素晴らしき歌姫(5)

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ルチア・ポップ/モーツァルト・オペラ・アリア集

SIDE 1
1. 歌劇「羊飼いの王様」〜アミンタ「彼女を愛そう、生涯変わらずに」
2. 歌劇「フィガロの結婚」〜ケルビーノ「恋とはどんなものかしら」
3. 歌劇「フィガロの結婚」〜スザンナ「とうとう嬉しい時が来た」
4. 歌劇「フィガロの結婚」〜伯爵夫人「愛の神よ、照覧あれ」
5. 歌劇「後宮よりの逃走」〜コンスタンツェ「深い悲しみに」

SIDE 2
1. 歌劇「イドメネオ」〜イリア「そよ吹く風」
2. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜ドンナ・エルヴィーラ「何とふしだらな〜あの恩知らずは約束を破って」
3. 歌劇「ドン・ジョヴァンニ」〜ドンナ・アンナ「いいえ違います〜私はあなたのもの」
4. 歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」〜フィオルディリージ「岩のように動かずに」
5. 歌劇「皇帝ティートの慈悲」〜ヴィテリア「もはや花も」

ルチア・ポップ(ソプラノ)

レナート・スラトキン 指揮
ミュンヘン放送管弦楽団

録音 : 1983年6月、ミュンヘン(デジタル録音)

英EMI ASD 1467871

スロバキア出身のルチア・ポップが歌うモーツァルトのオペラ・アリア集です。ルチア・ポップのオペラ録音は沢山ありますし、私も手持ちの全曲盤が幾つかありますが、今日はモーツァルトのオペラ・アリア集のみご紹介させて頂きます。

理由はモーツァルトのオペラが大好きな人間なので、好きな歌手(男女問わず)がモーツァルトのアリア集を出したとなると見過ごせないのです。

ルチア・ポップも一度だけ生で聴く機会(オペラ)がありましたが、本当に素晴らしい美しい声に魅了されました。ステージ姿もとてもチャーミングでしたし。

レコードデビューは大分前に読んだ音楽誌の記事によれば、オットー・クレンペラーが指揮したモーツァルトの「魔笛(英EMI 1964年録音)」だと思います、記憶違いでなければ。私はCDで聴いていますが、「夜の女王」のアリアを見事に歌っております。

今日のアリア集は1983年の録音ですからデビュー時の「夜の女王」のような派手なコロラトゥーラは避け、録音当時のご自分の声質に合わせた曲を選んでいるのだと思います。スザンナやフィオルディリージのアリアは聴き惚れてしまいます。もちろん他のアリアも皆素敵ですが。

CDでも発売されていると思いますが、ポップさんのお顔を拝ませて頂くならCDよりレコードの方ですね。(^^)

1993年、脳腫瘍のためにお亡くなりになっていますが、享年54歳ですよ。早過ぎます。

これからも残された録音でルチア・ポップさんを聴いていきたいと思います。

2021年11月19日 (金)

ヘルマン・プライの愛聴盤

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ヘルマン・プライ/モーツァルト・オペラ・アリア集

SIDE 1
歌劇「魔笛」から
1. おいらは鳥刺し
2. 恋人か女房があれば
3. パパゲーナ!パパゲーナ!

歌劇「コシ・ファン・トゥッテ」から
4. あの男に眼差しを向けて
5. ご婦人方よ、君らはよく浮気をする

SIDE 2
歌劇「ドン・ジョヴァンニ」から
1. 酒で頭がかぁっとなるまで
2. 窓辺に出て来ておくれ、愛しい人よ
3. 君たちの半分はこっちに行って
4. はい分かりました、旦那様

歌劇「フィガロの結婚」から
5. 踊りをなさりたければ
6. もう飛ぶまいぞ、この蝶々
7. 私がため息をついているというのに
8. ちょっとは目を見開いて

ヘルマン・プライ(バリトン)

オトマール・スウィトナー 指揮
ドレスデン・シュターツカペレ

録音 : 1966年、ドレスデン

独COLUMBIA SMC 81 031(初期盤)

大分前に「私の愛聴盤 第10回」でご紹介したドイツ出身のバリトン歌手、ヘルマン・プライが歌うモーツァルトのオペラ・アリア集です。「私の愛聴盤」でご紹介した時はCDでしたがその後、思い掛けずレコードと巡り合ったのです。

私にとって初めての独COLUMBIA盤の入手でした。録音はまだ東西冷戦下だった東ドイツで行われています。指揮者のスウィトナーとオケは東ドイツですから、独COLUMBIAの録音チームがプライと共に東ドイツに出向き、東ドイツ側と共同で録音を行ったのでしょう。

となると、今日ご紹介のレコードはほぼオリジナル盤に近いのかもしれません。あくまでも個人的な想像でありますが。レーベル外周の金縁は少し色褪せていますが音には関係ないですし、何より半世紀以上も経っている中古レコードですから仕方ありません。

さて、そんな与太話はこのくらいにして、愛聴する録音のアナログレコードを入手出来た事が素直に嬉しいです。入手時、CD(現在はNASにリッピング済み)と聴き比べたのですが、やはり録音直後にカッティングされたレコードの方が鮮度は上回ります。

プライが歌うモーツァルトを最初に聴いたのはショルティが指揮する「魔笛(国内盤)」でした。陽気なキャラクターのパパゲーノが絶望して一、ニ、三と、数えながら死のうとする時のシーン。プライの悲しさを表現したその歌い方に私は大きな感銘を受け、一気にヘルマン・プライの大ファンになってしまったのです。

その後、ベームの指揮による「フィガロの結婚」でのフィガロ、同じくベーム指揮による「コシ・ファン・トゥッテ(ザルツブルク音楽祭ライヴ)」のグリエルモを聴いて、このモーツァルト三役はヘルマン・プライ以外のバリトン歌手は考えられないほどプライに入れあげるようになってしまったのです。

このモーツァルト/オペラ・アリア集はスウィトナーの指揮がまた大変素晴らしく、私はCDでも何十回聴いているか分からないほど愛聴して来ました。収められているパパゲーノ、グリエルモ、フィガロのアリアの数々、まさにヘルマン・プライらしく愛嬌があって、赤い血が通った人間味のある素晴らしい歌唱を聴く事が出来ます。

恐らくステージで演じる事は無かったと思われる「ドン・ジョヴァンニ」ですが、その中のアリアもこの録音では聴く事が出来るので大変貴重だと思います。

ジャケット写真はパパゲーノの姿ですね。これも最高!

ヘルマン・プライさんにサインを頂いているこちら ↓ のレコード(国内盤)は私の宝物。(^^)

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カール・ベーム指揮、モーツァルト/歌劇「フィガロの結婚」全曲盤

2021年11月18日 (木)

夭折のピアニスト

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J.S.バッハ/パルティータ第1番 変ロ長調 BWV 825
モーツァルト/ピアノ・ソナタ第8番 イ短調 K.310

ディヌ・リパッティ(ピアノ)

録音 : 1947年9月(バッハ)、1950年1月(モーツァルト)

英COLUMBIA 33C1021(10インチ フラット太溝厚盤 初出)

サーバーのメンテナンスがあり、記事のアップロードが遅くなりました。昨日、お知らせする事を忘れておりました。申し訳ありません。

以前、「ディヌ・リパッティの芸術」という記事でご紹介済みのピアニストです。その時はEMIのスタジオ録音を纏めた独EMIの箱物と、亡くなる直前に行われたリサイタルを収録した国内盤のレコードをご紹介しました。

悪性リンパ腫のため、僅か33年の生涯でした。残された録音は時代的にすべてモノラル録音ですが、音の良し悪しを超越した演奏が残されております。

で、最近の事ですが、残された録音の中でも一番聴く機会の多いモーツァルトのソナタを収めたオリジナル10インチ盤を入手出来ました。ジャケットの状態があまり良くない(裏は大変綺麗)のと、盤面に少し擦り傷があるため超格安でエサ箱に入っていたのです。しかし、私は即決しました。

帰宅後に両面とも綺麗にクリーニングしてから乾燥させ、翌日モノラル専用カートリッジ(DENON DL102)で聴いてみました。そうしたら何のことはない、多少のスクラッチノイズは出るものの、リパッティのピアノは歪む事なく両面すべて綺麗に聴こえるではないですか。

音楽を聴く上で何の問題も生じなかったです。半世紀以上も経っているレコードですから多少のノイズは仕方ないです。格安でオリジナル盤が手に入った事の方が何より嬉しいです。

試しに独EMIの再発盤と聴き比べてみました。問題なくオリジナル盤の方が音質はワンランク上です。これは一聴して直ぐに分かります。オリジナル盤の音はこんなに良い音だったんだ・・・と。東芝盤で聴いていた時は「SP復刻だろうから音が良くないのは仕方ない」と思っていたのですが、とんでもありません!れっきとしたテープ録音だったのです。

英EMIは提携各国のレコード会社にはコピーテープを送り、他国のレコードプレスには結構無頓着だったそうです。コピーテープも何世代目のものか分かりませんね、そういう事なら。その点、英DECCAは音に拘りがあり、出来るだけ自社でカッティングしたスタンパーを各国に送っていたようです。

大分前、東芝の国内盤を一枚一枚集めていたのですが、秋葉原の石丸電気さんで独EMIの再発箱物セットを入手した際、東芝盤と聴き比べてみたら東芝盤の音にがっかりしたものです。現在も所持している亡くなる直前のリサイタルを収録した東芝盤、あれもオリジナル盤を聴いたら相当違いがあるのでしょうね。

元の録音は思っていた以上に良い音で収録されていた事をこのオリジナル盤で知りました。これは良い買い物です。東芝のリサイタル盤は英EMIか独EMIの再発盤でも見つけたら放出ですね。二束三文でしょうけど。

演奏についてですが、モーツァルトのイ短調ソナタはリパッティの演奏が未だに自分にとってのナンバーワンです。他のピアニストによる名演も聴いていますけど、やはりリパッティに帰って来てしまいます。バッハのパルティータも滋味深い演奏ですから、この10インチ盤は繰り返し聴いていく愛聴盤になる事は間違いないです。

2021年11月17日 (水)

素晴らしき歌姫(4)

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ブルーバック仕様(裏ジャケット)

5991

ワーグナー/楽劇「トリスタンとイゾルデ」から

SIDE 1
1. 第1幕への前奏曲
2. 第3幕〜イゾルデの愛の死

SIDE 2
1. 第1幕第3場〜ああ、何という事を耐えねばならぬのか

ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
グレース・ホフマン(メゾ・ソプラノ)SIDE 2

ハンス・クナッパーツブッシュ 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1959年9月22-25日、ウィーン・ムジークフェラインザール

米LONDON OS 25138(英DECCAプレス 1E/1E ED1相当)

フラグスタートを採り上げたらこの人も欠かせません、スウェーデン出身のビルギット・ニルソンです。幸い私は80年代に一度だけですがオペラのステージで聴く機会がありました。もうピークは過ぎていた頃でしょうけど、それでも圧倒的なその声にまだ若かった私は驚嘆すると同時に大きな感銘を受けた事を今でも忘れません。

ご紹介の録音はワーグナー指揮者とも言うべきクナッパーツブッシュが指揮するウィーン・フィルをバックに、素晴らしい声を聞かせてくれます。ニルソンのイゾルデはベーム指揮によるバイロイト音楽祭でのライヴ録音(再発盤を所持)もありますし、共に歴史的名録音と称して良いでしょうね。

この初期盤は米LONDON盤ですがプレスは本国の英DECCAです。LONDONレーベルは英DECCAが米国内で販売する時のレーベルですが、英DECCA盤ですとED1に相当するステレオ初期の盤になります。ジャケット裏は米LONDONレーベル初期のブルーバックと呼ばれる仕様になっていますね。

右下に「RIAA CURVE」と表記されていますので、一般的なフォノイコライザーのRIAAカーブで何ら問題ありません。

5992

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プッチーニ/歌劇「トゥーランドット」ハイライト

トゥーランドット姫 : ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
カラフ : フランコ・コレッリ(テノール)
リュウ : レナータ・スコット(ソプラノ)

フランチェスコ・モリナーリ=プラデッリ 指揮
ローマ国立歌劇場管弦楽団
ローマ国立歌劇場合唱団

録音 : 1965年6月、7月、ローマ国立歌劇場

英EMI ASD 2403(初期盤)

ワーグナー歌手として有名なニルソンですがイタリアオペラでも活躍しており、中でもプッチーニのトゥーランドットはニルソンで決まり! というくらい世界中の歌劇場で引っ張りだこだったそうです。

2006年のトリノ・オリンピック、フィギュアスケートで見事金メダルを射止めた荒川静香さんが決勝の演技で使った音楽がこの「トゥーランドット」でした。お陰で劇中でカラフ王子が歌うアリア「誰も寝てはならぬ」のメロディはすっかり有名になり、テレビCMのBGMに使われたり、近年でも女子フィギュアスケート選手が使っているようです。

この「トゥーランドット」はハイライト盤ですが、充分ニルソンの歌唱を楽しむ事が出来ますので、時々引っ張り出しては聴いております。コレッリのカラフ、スコットのリュウも見事な歌唱で、「トゥーランドット」の録音として長年第一に挙げられるのも分かります。

5994

5995

ベートーヴェン/歌劇「フィデリオ」ハイライト

レオノーレ : ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
フロレスタン : ジェイムズ・マックラッケン(テノール)
ドン・ピツァロ : トム・クラウセ(バリトン)
ドン・フェルナンド : ヘルマン・プライ(バリトン)
ロッコ : クルト・ベーメ(バス)
マルツェリーネ : グラツィエラ・シュッティ(ソプラノ)

ロリン・マゼール 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団
ウィーン国立歌劇場合唱団

録音 : 1964年3月、ウィーン・ゾフィエンザール

英DECCA SXL 6276(ED4)

この「フィデリオ」は私にとって非常に思い出深い録音なのであります。私がクラシック音楽を聴き始めた十代の頃、最初に聴いた(購入した)オペラの全曲盤が若きマゼールが指揮していたこの「フィデリオ」なのです。購入したのは17歳か18歳の時です。

当時、レコードショップに行くと2枚組以上のオペラ全曲盤は豪華なカートンボックスに入っていて、それらを羨望の眼差しで見ていたものです。

お小遣い(昼食代まで切り詰めて)を貯めて何とか2枚組のオペラなら購入出来るようになり、さぁ何を買おうか・・・と思案したのですが、ベートーヴェンの「運命」でクラシック入門をしていましたので、ではオペラもベートーヴェンでという事で選んだのがマゼールの指揮による「フィデリオ」でした。

キングレコードから発売されていたマゼールの「フィデリオ」全曲盤は大変豪華な作りのカートンボックスで、30cmLPサイズの解説書(対訳含む)もこれまた立派な体裁でした。ドイツ語のオペラですから解説書の対訳を見ながら繰り返し、繰り返し聴いていたものです。そのうち、歌詞の内容が頭に入り、対訳も見なくなりました。

ですから音楽のテンポ、歌手陣の声と歌い回し、ところどころではドイツ語の歌詞まで頭に入っています。それは今でも覚えているほどで、それくらい熱心に聴いていたのです。まだニキビ面だった私は本当に真摯に音楽に向かっていたわけです。

ところが社会人になってそれなりに欲しいレコードが購入出来るようになると、聴くために購入しているのか、コレクションするために購入しているのか、自信を持って「聴くためです」と言えないようになりました。お恥ずかしい話しですが。

苦労して購入したキングレコードの全曲盤は随分昔に売却しています。で、この録音の事を忘れていた或る日、中古ショップで今日ご紹介の英DECCAハイライト盤と出遭ったのです。エサ箱からジャケットを取り出し、歌手陣の名前を見ていたら熱心に聴いていた十代の頃の事を思い出し、大変懐かしくなって思わず購入してしまいました。格安でしたし。

ニルソンとの最初の出会いはこの録音ですから、かなり早い時期からニルソンの歌声に接していたわけですが、当時はまだまだニルソンの偉大さを分かってはいなかったのです。しかし、フィデリオ(レオノーレ)を歌っているその声には大きな感動を受けていました。

ヘルマン・プライとの最初の出会いもこの録音でしたし、マルツェリーネを歌っているグラツィエラ・シュッティというソプラノの声にも惹かれたのです。とにかく、自分にとっていろいろと思い出があるマゼールの「フィデリオ」であります。

思い出話しが長くなってしまいましたが、若きマゼールの溌剌とした演奏も第一級のものだと思います。

2021年11月16日 (火)

素晴らしき歌姫(3)

5981

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A Recital of Handel Arias(ヘンデル・アリア集)

SIDE 1
1. メサイア~良き訪れをシオンに伝える者よ
2. メサイア~主は世の人に侮られ

SIDE 2
1. サムソン~帰りたまえ、主なる神よ
2. マカベウスのユダ~天なる父よ

キャスリーン・フェリアー(コントラルト)

エードリアン・ボールト 指揮
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1952年10月

英DECCA LW 5076(1B/1B フラット 10インチ盤)

肩の痛みが治るまで、写真撮影はお休みです。さて今日は、

英国出身のキャスリーン・フェリアーです。彼女のアリア集、初期盤ではこの一枚しか持っていないのです。

乳癌が原因で僅か41歳で天に召されております。歌手としてはこれからという時期に、本当に残念な事です。お元気であれば、ステレオ録音で沢山素晴らしい歌唱を残してくれたであろうに・・・。

フェリアーの録音で一番有名なのはブルーノ・ワルターの指揮で録音されたマーラーの交響曲「大地の歌」でしょうね。私ももちろん聴いておりますが、初期盤では持っていないのです。

今日ご紹介のレコードはヘンデルのオラトリオからのアリアが収められています。どれも厳かな歌唱で、聴いているとジーンと来てしまいます。何と心に染み込んで来る歌唱なのでしょうか。

以前も申した事がありますが、1950年代から70年代にかけて、本当に優れた歌手が輩出しておりますよね。そうした人たちの録音をこうしてレコードなりCDで聴く事が出来るのは本当に有り難いです。

このレコードも絶対手放せません。

2021年11月15日 (月)

素晴らしき歌姫(2)

5975

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ワーグナー/ヴェーゼンドンク歌曲集

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)

ハンス・クナッパーツブッシュ 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1956年5月、ウィーン・ムジークフェラインザール

英DECCA LW 5302(1E/1E フラット 10インチ盤)

素晴らしさ歌姫、今日はワーグナーを聴く時に欠かせないノルウェー出身のソプラノ、キルステン・フラグスタートです。この10インチ盤はワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集のオリジナル盤ですが、この歌曲集でフラグスタート以上の歌唱を聴いた事がありません。

↓ 下のような12インチ盤の元になっているのが10インチ盤で、先に発売されています。レーベルの文字、光の関係で白に見えますが、実際はシルバー文字です。年齢的に全盛期を若干過ぎてからの録音かもしれませんが、そうした事をまったく感じさせない素晴らしい歌唱です。

英DECCAのモノラル盤、イコライザーカーブはDECCA ffrrですから、RIAAカーブのまま再生すると周波数バランスが崩れます。シューリヒトのモノラル盤で同じレコードを二枚持っているものがあり、一枚にはジャケット裏右下にRIAAの表記があります。表記の無いものはffrrと思った方が良いのかも。

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ワーグナー・リサイタル

SIDE 1
ヴェーゼンドンク歌曲集

SIDE 2
歌劇「ローエングリン」から「悲しみに打ち沈んだ日々」
楽劇「パルシファル」から「私はあの子が、母の胸にすがるのを見た」
楽劇「ワルキューレ」から
「館の男たちがすべて、この部屋に集まっていました」
「寒い冬の日々に」

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)

ハンス・クナッパーツブッシュ 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1956年5月13-15日、ウィーン・ムジークフェラインザール

独DECCA LXT5249(フラット 独初期盤)

こちらは以前「ジャケ買い」という記事でご紹介済みですが、今年購入した数枚の中で一番嬉しかったレコードです。

オリジナルはもちろん英DECCA盤ですが、この独DECCA盤のジャケットは英DECCAのものをそのまま流用しておりますので、ジャケットのみオリジナルとなります。以前、TOWER RECORDSさんから発売されたSACDでこのジャケット写真を知り、何とかオリジナルジャケットが欲しいものだと、ずっと思っていたのです。

入手出来たものは非常に程度の良い状態で、ジャケットを欲しかった自分としては繰り返しますが今年一番嬉しい買い物でした。尚、カッティングは英DECCAが行っており、プレスのみ独DECCAです。

国内盤のレコードやTOWER RECORDSさんのSACDはステレオですが、以上2枚はモノラル盤です。凝縮された音はフラグスタートの声を聴くには何の問題もありません。

内容は改めて申すまでもなく、クナッパーツブッシュのスケールの大きな解釈に乗ってフラグスタートが名唱を聴かせてくれます。ヴェーゼンドンク歌曲集は10インチ盤と同じです。

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ワーグナー/楽劇「ジークフリート」第3幕〜フィナーレ

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
セット・スヴァンホルム(テノール)

ジョルジュ・セバスティアン 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

英HMV BLP 1035(10インチ盤)

スウェーデン出身のテノール、セット・スヴァンホルムとの二重唱を楽しめます。スヴァンホルムもバイロイトの常連さんで、この時代に活躍した名テノールですね。

ここでもフラグスタートのワーグナーは絶品であります。

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ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」からの管弦楽曲集

SIDE 1
1. ジークフリートのラインへの旅
2. シークフリートの葬送行進曲

SIDE 2
1. ブリュンヒルデの自己犠牲

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)

ウィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(SIDE 1)
フィルハーモニア管弦楽団(SIDE 2)

録音 : 1954年3月(SIDE 1)、1952年6月(SIDE 2)

英HMV ALP 1016(初期盤)

こちらは「忘れさられていたレコード」の記事でご紹介済みの初期盤です。

フルトヴェングラーのワーグナーは必ずしも好みではないのですが、このレコードはフラグスタートを聴くための録音です。と言いながら、入手した事すら長い間忘れていたわけで、お恥ずかしい限りです。フルトヴェングラーのワーグナーは好みではないと言いながら「指輪」の全曲盤(レコードとCD)を持っていたりします。(^^;

レコードでもCDでも、大量にコレクションすると持っている事を忘れたり、ダブって購入したりと、いろいろポカをやってしまいます。ですが、二年前までに数年掛けて大量処分(国内盤中心で一部輸入盤)を済ませ、今年も断捨離出来ずに残していた国内盤を少しずつ処分しました。残っている国内盤のレコードはもう10枚もありません。但し、朝比奈隆さんとキングのスーパーアナログディスクは除きます。

レコードはオリジナル盤、初期盤で楽しみたいと思います。

脱線しましたが、崇拝していると言っても過言ではない、フラグスタートが歌うワーグナーをご紹介致しました。

2021年11月14日 (日)

素晴らしき歌姫(1)

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リタ・シュトライヒが歌う、ワルツとカンツォーネ

SIDE 1
1. ヨーゼフ・シュトラウス/ワルツ「オーストリアの村つばめ」
2. アラビエフ/ナイチンゲール
3. ドリーブ/カディスの娘

SIDE 2
1. フロトー/夏の最後のバラ
2. デラックァ/ヴィラネル
3. J.シュトラウス/喜歌劇「踊子、ファニー・エルスラー」〜ジーフェリングのリラの花
4. アルディーティ/パルラ・ワルツ

リタ・シュトライヒ(ソプラノ)

クルト・ゲーベル 指揮
ベルリンRIAS交響楽団

録音 : 1955年

独グラモフォン LPE 17 051(フラット 10インチ盤)

その昔、ジャズのオリジナル盤に血眼になっていた頃、珍しくクラシックのエサ箱を見たらヨーロッパレーベル特有のペラペラジャケットの中古が国内盤の中古より安く、中には破格と言って良いヨーロッパ盤が国内盤中古に混ざっていたのです。

それらを見て、「もしかしてこのヨーロッパ盤(英DECCA、独グラモフォン、英EMI等々)って、ジャズで言うところのオリジナル?」と、思ったわけです。ジャズオリジナル盤の意味を知っていなかったら、「オリジナル」という予備知識がなかったわけですからクラシックの中古には手を出していなかったと思います。

しかし、当時購入しておいた盤の中にはほとんど聴かずに死蔵されていたものが結構ありまして、「忘れさられていたレコード」という記事にしたくらいのお粗末ぶり。(^^;

で、以前もご紹介した事がありますが、昔購入した初期盤を再び少しずつブログに採り上げてみたいと思います。若干、近年購入のモノも含まれますが、先ずはリタ・シュトライヒのアリア集から。旧ソ連で生まれ、ドイツに移住して声楽を学んだようです。

リタ・シュトライヒをお好きなクラシックファンは多いと思います。私はオペラで知ったソプラノ歌手ですが、実に素敵な声です。比較的最近採り上げたカール・ベームの「薔薇の騎士」ではゾフィーを歌っていて、何とも愛らしいゾフィーです。ルチア・ポップのゾフィーと双璧ですね。

↑ この盤は10インチ盤で、30cmLPより少し小さい25cmサイズのLPレコードです。私が大好きなヨーゼフ・シュトラウスのワルツ「オーストリアの村つばめ」が一曲目に入っていて、ワルツ好きの私には最高です。両面すべて、聴いていると実にほがらかな気分にさせてくれます。

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リタ・シュトライヒが歌う、不滅の名曲

SIDE 1
1. J.シュトラウス/ワルツ「春の声」
2. サン=サーンス/ナイチンゲールとバラ
3. ヴェルディ/煙突掃除屋
4. ゴダール/歌劇「ジョスラン」〜ジョスランの子守歌
5. アルディーティ/パルラ・ワルツ
6. J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」〜公爵様、あなたのようなお方は

SIDE 2
1. J.シュトラウス/喜歌劇「こうもり」〜田舎娘を演じる時は
2. J.シュトラウス/ワルツ「ウィーンの森の物語」
3. スッペ/喜歌劇「ボッカッチョ」〜恋はやさし野辺の花よ
4. ドヴォルザーク/歌劇「ルサルカ」〜月に寄せる歌
5. マイアベーア/歌劇「ディノラー」〜軽い影よ

リタ・シュトライヒ(ソプラノ)

クルト・ゲーベル 指揮
ベルリン放送交響楽団

録音 : 1958年

独グラモフォン SLPEM 136 011(第2版)

多分、この盤は初版ではなくセカンドプレスだと思います。レーベル部分、時計の1時くらいのところから右回りの文字が「MADE IN」で始まっていますが、録音年代から初版は「ALLE」で始まります。こうした知識は後付けで、昔はそうした事は知らずに購入していました。

こちらもシュトラウスのワルツ「春の声」と「ウィーンの森の物語」、喜歌劇「こうもり」から大好きなアリアが入っていて、冒頭の10インチ盤ともども素敵な声を聴く事が出来ます。

カラヤンがただ一回だけウィーン・フィルのニューイヤーコンサートに登場した際、黒人ソプラノ歌手のキャスリーン・バトルを起用して「春の声」を演奏していました。そこで聴かれるキャスリーン・バトルのチャーミングな歌声はリタ・シュトライヒの延長線上にある事を感じさせてくれます。

私にとってソプラノを入れたワルツ「春の声」はリタ・シュトライヒさん、キャスリーン・バトルさん、そして幸田浩子さんの三名で決まりです。(^^)

2枚とも、素敵なジャケットですよね。これを機会に、改めてシュトライヒさんのレコードを探してみますかね。

2021年11月13日 (土)

蔦の絡まる

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歩いていて、思わず目を惹かれました。

2021年11月12日 (金)

東京国際映画祭

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こうした映画祭、あまり興味はないのですが、偶々前を通ったのでパチリと。

昔は映画大好き人間でしたが、近年は山田洋次さんの作品くらいしか観たいと思わなくなりました。OO7シリーズもイアン・フレミングの原作(小説)をすべて映画化し終わって以降、独自脚本で作られている結果、単なるアクション映画になっていますからイマイチです。

この数ヶ月、腕を肩より高く上げようとすると痛みを伴い、カメラ機材等で重いショルダーバッグやザックを背負うと肩が痛くなるので使えません。四十肩?(^^;

2021年11月11日 (木)

菊花展

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懸崖(けんがい)作り

菊花展が例年通り行われておりましたが、今年は珍しくちょこっと撮影。

↑ こちらは「懸崖作り花壇」という事で、野菊が断崖の岩間から垂れ下がって咲いている姿を模しているそうです。

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菊の花があまり好みではないので、例年ほとんど素通りしていました。

勝手な事を言っておりますが、育てるのは大変なんだそうです。ですから、もっと真面目に鑑賞しなければ申し訳ないですね。

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昨年はコロナ禍の影響で訪れてはおりませんので、二年ぶりになります。

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そばには寄れない展示方法なので、撮影アングルも考えてしまいます。

まぁ、大した写真ではないですが。(^^;

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以上、新宿御苑です。

今年も残り少なくなって来ました。

2021年11月10日 (水)

秋の風情

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バン(ツル目クイナ科)

タイトルを「秋の風情」としましたが、11月に入っても気温が20度を超える日が続きました。地球温暖化は進んでいるのでしょうね。

撮影は少し前ですが、
この水鳥はバンと言います。こちらでは夏鳥なのですが、居残り組かな? それとも気温が下がらないから季節を間違えている?

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ハシビロガモ(カモ目カモ科)

しかしながら、野鳥の方は少しずつ冬鳥が渡って来ているようです。12羽のマガモの群れを見ましたし、典型的冬鳥のツグミもやって来ています。

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ところで昨今、電車にも安閑として乗っていられなくなりました。困ったものだ。

2021年11月 9日 (火)

ニルソンとホッターの激唱

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ニルソン、ホッター/ワーグナー・プログラム

SIDE 1
歌劇「さまよえるオランダ人」第2幕第3場より
1. ゼンタとオランダ人の二重唱〜遠く忘れられた古い時代の中から
楽劇「ワルキューレ」第3幕第3場より
2. 私の犯したことは

SIDE 2
楽劇「ワルキューレ」第3幕第3場より
1. お前の晴れやかな心に
2. ヴォータンの告別と魔の炎の音楽

ビルギット・ニルソン(ソプラノ)
ハンス・ホッター(バリトン)

レオポルド・ルートヴィッヒ 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

1957年11月16-19日、アビーロード・スタジオ(ロンドン)

英COLUMBIA 33CX 1542(初出 モノラル盤)

大分前になりますが、「私の愛聴盤 第3回」でご紹介したCDの元になっている音源のアナログレコードを、オリジナル盤で入手出来ました。ただ、れっきとしたステレオ録音なのですが、私が入手出来たのはモノラル盤の方でして、いつかステレオ盤に出遭ったら買い換えたいと思います。

ですが、二人の名唱を聴くのですからモノラルでも特に問題なかったです。ステレオの方は随分昔にCDで入手し、現在はオーディオ専用NASにリッピング済みですし、何よりオリジナルジャケットが手元に来た事の方が嬉しいです。ジャケット自体はこの時代のヨーロッパ盤特有の薄いペラペラのジャケットですが。

拙ブログに時々コメントを寄せて頂いておりますAnalog親爺さんのブログでこのオリジナル盤(ステレオ盤)の記事(二箇所)を発見し、実に羨ましいと思っていたのです。Analog親爺さんはオリジナル盤とオーディオに大変造詣の深い方で、オリジナル盤についてはクラシック、ジャズを問わず大変博識です。私は「へぇ・・・こういう盤が有るんだ・・・」と、参考になっております。

ステレオ録音初期の頃、レコードはステレオ盤とモノラル盤の両方を発売していたようで、モノラルの再生装置をお持ちのユーザーの事を考えていたのでしょう。メディアが変わる過渡期、例えばレコードからCDに変わって行く時もレコード会社はレコードとCDの双方を発売していたのは記憶に新しいですね。

レコードの内容については「私の愛聴盤 第3回」で詳しく述べておりますので、今日は簡単に。

当時、毎年夏に開催されるバイロイト音楽祭(ドイツ)を始め、世界各国で人気のあったビルギット・ニルソンとハンス・ホッター、二人の二重唱による有名なワーグナー作品の録音です。ニルソンはアストリッド・ヴァルナイ、キルステン・フラグスタートといった、稀代のソプラノ歌手を引き継ぐ名唱を残したドラマティック・ソプラノです。

私は現役を退く少し前に生(オペラ)で聴く機会がありまして、その圧倒的声量に驚かされたものです。大編成のフルオーケストラを前にして、オーケストラを蹴散らかすかのような声に大きな感嘆を頂きました。素晴らしかったです。

私にとってフラグスタートとニルソンは、ワーグナーを聴く時に欠かせないソプラノであります。もちろん男声ではホッターです。

2021年11月 8日 (月)

秋バラを

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ストロベリーアイス

少し遅かったようで綺麗な個体があまりなかったのですが、秋バラを撮影。

ストロベリーアイスという品種は私好みなので、毎年のように撮影しています。

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ロミオ

ロミオ様、どうしてあなたはロミオ様なの?(笑)

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プリンセスアイコ

遠目にドコモタワーを入れて。

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最後はおまけ。眠いのか・・・キジバトです。

2021年11月 7日 (日)

2021 東京インターナショナルオーディオショウ

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Accuphase社

昨年はコロナ禍の影響で開催が中止に追い込まれてしまった「東京インターナショナルオーディオショウ」ですが、今年は事前にネットから入場申し込みを受け付け、人数を制限してですが無事開催となりました。

人数制限のお陰で混雑しなくて良かったです。STEREO SOUND誌などでお馴染みの評論家諸氏もあちこちで見掛けました。

私が最初に訪れたブースはアキュフェーズさんです。AB級プリメインアンプのフラッグシップとして登場した新製品、E-5000の試聴会が行われておりました。

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こちらがそのE-5000です。一昨年、A級プリメインアンプのフラッグシップモデル E-800が登場しましたので、AB級のフラッグシップモデル登場は或る意味既定路線でしょうね。

伊ソナスファベールのスピーカーを見事に鳴らしています。他の時間帯ではプリアンプの新製品、C-2900の試聴会も行っておりましたので、そちらも聴いています。アキュフェーズさんの音は本当に素晴らしいです。

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LUXMAN社

こちらはアキュフェーズさんとは良い意味でライバルとも目されるラックスマン社のブース。

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新製品のプリメインアンプ L-507Zです。試聴会が行われていました。

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DYNAUDIOジャパン

各社のブースでいろいろなスピーカーを聴きましたけど、このブックシェルフ型スピーカー(Confidence 20)が奏でるモーツァルトのクラリネット五重奏曲(仏ハルモニアムンディ盤)に、涙が滲んで来そうなほどの感動を受けてしまいました。こういう場所で震えるような感動を受けるとは思わなかったです。

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JBLの新製品、プリメインアンプのSA750です。大先輩のオーディオマニアの方々にとっては懐かしいデザインらしく、言わば昔の人気製品のオマージュですが、某社のOEMらしいです。それを考えるとお値段が高過ぎるような気が。

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ハーマン・インターナショナル社

SA750でL100 Classic 75(JBL75周年記念モデル)が鳴らされていました。残念ながら、私が訪れた時はご覧のような様子でした。

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ジャズファンに人気のマッキントッシュのアンプ群。弩級の管球アンプも並んでいました。

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D&Mホールディングス社

一番盛況だったブースがこちら。英B&Wのスピーカー、800シリーズの最新型モデル(D4)がまとめて試聴出来るという事で、試聴開始時間になると満席になりました。

45分単位で2機種ずつの試聴会で、私が聴いたのは最上位の801D4と、その下の802D4を試聴出来る時間帯です。

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手前が801D4、左後ろが802D4です。

こうしたイベントで必ず使われる音楽がダイアナ・クラールです。演奏開始直後にベースのソロが始まるのですが、ここで私はびっくり!

床と天井のちょうど中間くらいから大きな音像で聴こえて来るのです。自分が座っている目線より上からベースが迫り来るような感じと言ったら良いでしょうか。しかし、ウッドベースが上から降って来ては困ります。これは801D4、802D4とも同じ。音像は801D4の方がより大きくなります。

部屋のアコースティックの影響が原因かもしれません。それと、アンプの役不足もあるような気がしました。元々は会議室ですからね、この部屋は。大型スピーカーを鳴らすには天井が低過ぎます。

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エソテリック社

こちらはエソテリックさんのブース。同社ご自慢のSACDプレーヤーが展示されています。

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試作品ですが、弩級のアナログレコードプレーヤーが展示されておりました。装着されていたアームはIKEDA製のようですが、本当に発売目的なのでしょうか?

各社ブース、アナログレコードブームという事もあってか、試聴音源にアナログレコードを使用しているところが多かったです。御同慶の至りで。

オーディオショウ、今日までのようです。

2021年11月 6日 (土)

GODZILLA

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説明不要ですね。

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伊福部昭さんの音楽が聞こえて来そうです。(^^)

2021年11月 4日 (木)

富岡八幡宮(門前仲町)

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富岡八幡宮

門前仲町へやって来ました。こちらも久しぶりの富岡八幡宮。

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お馴染み、伊能忠敬像。

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門前仲町は大分昔の事になりますが、クラシック音楽愛好家の友人がお住まいだったので何度か訪れた事がありました。

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面白い手水舎。ホースを使っています。(^^)

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御神輿が格納されています。

コロナ禍のない時分には多くの人で賑わっていたものですが・・・。

2021年11月 3日 (水)

私の愛聴盤 第35回

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ハイドン/交響曲第100番 ト長調「軍隊」

ブルーノ・ワルター 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1938年

英HMV DB3421/3(3枚組 戦前の78回転SPレコード)

久しぶりに私の愛聴盤をご紹介。ですが、戦前の78回転SPレコードですのでご容赦を。

常々私はクラシックのレコードで貴重な盤は戦後発売されたLPレコード(オリジナル盤)より、先の大戦で戦火を免れた往年の名演奏家が残したSPレコードの方ではないかと申して来ました。勿論LPレコードのオリジナル盤でも入手しづらいものは沢山有りますけど、今日ご紹介するワルターのSPレコードなどは、まさにそういった貴重盤の1枚(実際は3枚組)と個人的に思っております。

私が17歳でクラシック音楽に目覚めて間も無く、ワルター指揮コロンビア交響楽団によるハイドンの交響曲に出遭いました。その録音が下記のレコードです。もっとも当時はCBSソニーの国内盤でしたが。

当時、ワルター指揮によるコロンビア交響楽団でモーツァルトの交響曲第40番、第41番、その後にハイドンの交響曲第88番、第100番のレコードを知りました。私はすっかりワルターに魅了され、この2枚のレコードを繰り返し、繰り返し聴いていたものです。

ハイドンは現在までいろいろな指揮者で前述の2曲を聴いて来ましたが、ワルター以上の感動を与えてくれた演奏には未だお目に掛かっていません。勿論それなりに良い演奏は幾つかありましたが、やはりワルターの演奏は別格です。

このウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を指揮した「軍隊」は昔、音楽評論家の故宇野功芳氏が絶賛しておりましたが、氏の書かれた評論文に対し全面的に同意します。第一楽章の第一主題冒頭、こんなにもロマンティックな解釈はワルターだけです。

最初の出遭いはコロンビア交響楽団とのステレオ録音でしたが後年、仕事上の先輩がクラシック音楽をお聴きになっている事が切っ掛けで交流が始まり、その先輩が大変な枚数のSPレコードを蒐集されているのを見て影響され、私もSPレコードを集めるようになったわけです。

当初は売価の安い国内盤で聴いていたのですが、先輩宅で外盤と聴き比べさせて頂くと唖然とするほど音に違いがあり、以降は出来るだけオリジナルSPレコードを探すようになってしまったのです。しかし、国内盤SPでもLP復刻盤より数段音は良いです。

愛聴盤としてご紹介するワルター指揮ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団による英HMV盤の音が良いので、この音を知っていると申し訳ないですがLPやCD等に復刻された音では満足出来ません。そのくらい違いがあるのです、演奏の印象まで変わってしまうくらいに。

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ハイドン
交響曲第88番 ト長調「V字」
交響曲第100番 ト長調「軍隊」

ブルーノ・ワルター 指揮
コロンビア交響楽団

録音 : 1961年3月、アメリカ在郷軍人会ホール(ハリウッド)

米COLUMBIA MS 6486(ステレオLPレコード)

そして、こちらがステレオ録音のレコードです。初めに申した通り、ワルターの「軍隊」との出遭いはこちらのステレオ録音の方です。最初はCBSソニーの国内盤でしたが。

掲載した米COLUMBIA盤は中古ショップで安価だったので購入しました。オリジナル盤は六つ目(商標マークの数)で、私のは二つ目ですからセカンドプレスになります。購入当時、六つ目盤と二つ目盤の2枚が餌箱に入っていたのですが、オリジナルの六つ目盤はプライス票に「スレキズ多し」と表記され、ジャケットもかなり汚れていました。

対してセカンドプレスの二つ目盤はジャケットが結構綺麗なので、セカンドプレスの方を購入しました。中古レコードはジャケットの状態の良いものはレコードも大抵状態が良いですね。これは自分の経験則に基づくものですが。実際、自宅で聴いてみると音も盤質も問題なかったです。いずれ、六つ目で状態の良いものに出遭ったら改めて購入したいと思います。

コロンビア交響楽団は指揮活動から引退していたワルターに、自宅に近いところで録音出来るよう米COLUMBIAが集めたレコード録音用オーケストラです。

ワルターのハイドン、一般的にはこちらの録音をオススメしておきます。CDでも発売されておりますので。演奏だけ考えればウィーン・フィルとの旧録音の方がオケも含め、よりいっそう優れておりますが。

何度聴いても飽きない、これこそ真の意味での名演です。

2021年11月 2日 (火)

ウィンナ・ワルツの楽しみ(2)

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Strauss Waltzes

 SIDE 1
1. ワルツ「美しき青きドナウ」
2. ワルツ「ウィーンの森の物語」

 SIDE 2
1. 皇帝円舞曲
2. ワルツ「春の声」
3. ワルツ「南国のバラ」

録音 : 1956年 or 1957年

アルトゥール・ロジンスキー 指揮
ロンドン・フィルハーモニー交響楽団

米Westminster XWN 18500

先日、「未開封盤とは」という記事を掲載しましたが、↑ このレコードも未開封盤でして、今日の記事に掲載させて頂きます。米ウェストミンスター盤のインナーって薄い透明のビニール袋なんですね。レコードに良くなさそうなので捨てて手持ちのものに入れ替えました。

さて、前回「ウィンナ・ワルツの楽しみ」という記事で私はウィンナ・ワルツが大好きだという事を申しています。これはまぁ、拙ブログで繰り返し申し上げている事ですが。

大好きな理由は聴いていてハッピーな気持ちになれるから、という事が一番の理由かなぁ・・・?

クラシック音楽を敬遠される方でも、一度や二度絶対何処かで耳にしている「美しき青きドナウ」は何度聴いても飽きる事がありません。前回も申しておりますが、ボスコフスキー、C.クライバー、カラヤンのウィンナ・ワルツは最高です。

今日の1枚目は珍しいロジンスキーが指揮したウィンナ・ワルツで、有名曲ばかり5曲が収録されています。ただし、レコードはモノラル盤です。ウィーン訛りのワルツとは少々違いますが、なかなかの名演です。中古ショップで未開封盤と遭遇していなければ聴く事もなかったと思いますので、何が切っ掛けになるか分かりませんね。

オケは事実上ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のようで、契約の関係から変名で表記されています。大昔のレコード録音、RCAビクター交響楽団とか、おかしな名前のオーケストラ名がいろいろありました。

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HAPPY NEW YEAR

 SIDE 1(ZAL-10080-1W)
1. 射撃手のカドリール
2. ポルカ・マズルカ「おしゃべりな女」
3. ポルカ・シュネル「大急ぎで」
4. 喜歌劇「こうもり」〜チャールダッシュ
5. ワルツ「素敵な感じ」

 SIDE 2(ZAL-10081-1W)
1. 喜歌劇「インディゴと40人の盗賊」序曲
2. ポルカ・マズルカ「モダンな女」
3. ポルカ・シュネル「速達郵便で」
4. ワルツ「我が家で」
5. ポルカ・フランセーズ「短いことづて」
6. ポルカ・シュネル「休暇旅行で」

ウィリー・ボスコフスキー 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

英DECCA SXL6495(ED4)

 

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Projit! 150 YEARS OF JOSEF STRAUSS

 SIDE 1(ZAL-14640-1W)
1. ワルツ「うわごと」
2. ポルカ・シュネル「騎手」
3. ポルカ・フランセーズ「上機嫌」
4. ワルツ「トランスアクツィオン」
5. ポルカ・フランセーズ「鍛冶屋のポルカ」

 SIDE 2(ZAL-14641-1W)
1. ワルツ「オーストリアの村つばめ」
2. ポルカ・シュネル「憂いもなく」
3. ポルカ・シュネル「大急ぎで」
4. ワルツ「我が人生は愛と喜び」
5. ポルカ・シュネル「おしゃべりな可愛い口」

ウィリー・ボスコフスキー 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

英DECCA SXL6817(ED4)

以上の2枚はボスコフスキー盤ですが、2枚目はヨーゼフ・シュトラウスの生誕150年を記念したレコードです。

どれもヨーゼフの有名なワルツ、ポルカが選ばれており、聴いていると実に楽しい気分にさせてくれます。少し落ち込んだ時などはウィンナ・ワルツを聴くに限ります。(笑)

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Famous Strauss Waltzes

 SIDE 1
1. ワルツ「美しき青きドナウ」
2. ワルツ「南国のバラ」
3. ワルツ「ウィーン気質」
4. ワルツ「春の声」

 SIDE 2
1. ワルツ「芸術家の生活」
2. ワルツ「ウィーンの森の物語」
3. 皇帝円舞曲

ウィリー・ボスコフスキー 指揮
ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団

録音 : 1982年3月(デジタル)

英EMI ASD 4178(独EMIプレス)

ボスコフスキーはウィーン・フィルハーモニー管弦楽団を退団して以降、ウィーンの演奏家を集めてウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団を結成し、演奏活動を継続しておりました。

ウィーン・フィルと英DECCAにヨハン・シュトラウス一家のワルツとポルカを録音して来ましたが、ウィーン・ヨハン・シュトラウス管弦楽団とは主に英EMIへ録音するようになったようです。

オケの響きはウィーン・フィルには敵いませんが、演奏そのものはボスコフスキーのワルツ解釈ですから充分楽しめます。来日公演を行った際、NHKのスタジオでの演奏で、指揮台の上で自身もヴァイオリンを弾きながら弓を指揮棒代わりに指揮していた事を今も思い出します。

クラシック音楽が苦手とおっしゃる方、是非ウィンナ・ワルツから入門してみては?

肩肘張らずに聴く事が出来ますので。(^^)

2021年11月 1日 (月)

永代橋(隅田川)

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中央大橋からまたまた隅田川テラスを歩きます。途中、川面にいるカモメを見ながら、永代橋に近付きました。

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永代橋の下に入ってみると、こんなところにアオサギがいました。

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永代橋です。

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吉良上野介を討ち取った赤穂浪士の面々は、永代橋を渡って主君、浅野内匠頭が眠る泉岳寺へ向かったそうです。

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橋上からもうひとつ上流に架かる隅田川大橋を見る。

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こちらは中央大橋方面です。

この日、隅田川の橋巡りは永代橋で終了です。永代橋を渡って久しぶりに門前仲町へ。

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