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2021年11月15日 (月)

素晴らしき歌姫(2)

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ワーグナー/ヴェーゼンドンク歌曲集

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)

ハンス・クナッパーツブッシュ 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1956年5月、ウィーン・ムジークフェラインザール

英DECCA LW 5302(1E/1E フラット 10インチ盤)

素晴らしさ歌姫、今日はワーグナーを聴く時に欠かせないノルウェー出身のソプラノ、キルステン・フラグスタートです。この10インチ盤はワーグナーのヴェーゼンドンク歌曲集のオリジナル盤ですが、この歌曲集でフラグスタート以上の歌唱を聴いた事がありません。

↓ 下のような12インチ盤の元になっているのが10インチ盤で、先に発売されています。レーベルの文字、光の関係で白に見えますが、実際はシルバー文字です。年齢的に全盛期を若干過ぎてからの録音かもしれませんが、そうした事をまったく感じさせない素晴らしい歌唱です。

英DECCAのモノラル盤、イコライザーカーブはDECCA ffrrですから、RIAAカーブのまま再生すると周波数バランスが崩れます。シューリヒトのモノラル盤で同じレコードを二枚持っているものがあり、一枚にはジャケット裏右下にRIAAの表記があります。表記の無いものはffrrと思った方が良いのかも。

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ワーグナー・リサイタル

SIDE 1
ヴェーゼンドンク歌曲集

SIDE 2
歌劇「ローエングリン」から「悲しみに打ち沈んだ日々」
楽劇「パルシファル」から「私はあの子が、母の胸にすがるのを見た」
楽劇「ワルキューレ」から
「館の男たちがすべて、この部屋に集まっていました」
「寒い冬の日々に」

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)

ハンス・クナッパーツブッシュ 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1956年5月13-15日、ウィーン・ムジークフェラインザール

独DECCA LXT5249(フラット 独初期盤)

こちらは以前「ジャケ買い」という記事でご紹介済みですが、今年購入した数枚の中で一番嬉しかったレコードです。

オリジナルはもちろん英DECCA盤ですが、この独DECCA盤のジャケットは英DECCAのものをそのまま流用しておりますので、ジャケットのみオリジナルとなります。以前、TOWER RECORDSさんから発売されたSACDでこのジャケット写真を知り、何とかオリジナルジャケットが欲しいものだと、ずっと思っていたのです。

入手出来たものは非常に程度の良い状態で、ジャケットを欲しかった自分としては繰り返しますが今年一番嬉しい買い物でした。尚、カッティングは英DECCAが行っており、プレスのみ独DECCAです。

国内盤のレコードやTOWER RECORDSさんのSACDはステレオですが、以上2枚はモノラル盤です。凝縮された音はフラグスタートの声を聴くには何の問題もありません。

内容は改めて申すまでもなく、クナッパーツブッシュのスケールの大きな解釈に乗ってフラグスタートが名唱を聴かせてくれます。ヴェーゼンドンク歌曲集は10インチ盤と同じです。

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ワーグナー/楽劇「ジークフリート」第3幕〜フィナーレ

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)
セット・スヴァンホルム(テノール)

ジョルジュ・セバスティアン 指揮
フィルハーモニア管弦楽団

英HMV BLP 1035(10インチ盤)

スウェーデン出身のテノール、セット・スヴァンホルムとの二重唱を楽しめます。スヴァンホルムもバイロイトの常連さんで、この時代に活躍した名テノールですね。

ここでもフラグスタートのワーグナーは絶品であります。

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ワーグナー/楽劇「神々の黄昏」からの管弦楽曲集

SIDE 1
1. ジークフリートのラインへの旅
2. シークフリートの葬送行進曲

SIDE 2
1. ブリュンヒルデの自己犠牲

キルステン・フラグスタート(ソプラノ)

ウィルヘルム・フルトヴェングラー 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団(SIDE 1)
フィルハーモニア管弦楽団(SIDE 2)

録音 : 1954年3月(SIDE 1)、1952年6月(SIDE 2)

英HMV ALP 1016(初期盤)

こちらは「忘れさられていたレコード」の記事でご紹介済みの初期盤です。

フルトヴェングラーのワーグナーは必ずしも好みではないのですが、このレコードはフラグスタートを聴くための録音です。と言いながら、入手した事すら長い間忘れていたわけで、お恥ずかしい限りです。フルトヴェングラーのワーグナーは好みではないと言いながら「指輪」の全曲盤(レコードとCD)を持っていたりします。(^^;

レコードでもCDでも、大量にコレクションすると持っている事を忘れたり、ダブって購入したりと、いろいろポカをやってしまいます。ですが、二年前までに数年掛けて大量処分(国内盤中心で一部輸入盤)を済ませ、今年も断捨離出来ずに残していた国内盤を少しずつ処分しました。残っている国内盤のレコードはもう10枚もありません。但し、朝比奈隆さんとキングのスーパーアナログディスクは除きます。

レコードはオリジナル盤、初期盤で楽しみたいと思います。

脱線しましたが、崇拝していると言っても過言ではない、フラグスタートが歌うワーグナーをご紹介致しました。

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コメント

こんにちは。
フラグスタートのベーゼンドンクは、以前DECCAのステレオ盤(ORIGINAL)も持っていましたが、あまりに再生音が不明瞭で、モノラル盤の方がずっといい(特に10インチ)ので、処分してしまいました。
10インチ盤があれば、BESTと思います。
シュトライヒの「庭の千草」を昨日聴いて、今朝はベーゼンドンク、やはフラグスタートは濃くて深いですね。

Analog親爺さん、こんにちは。
私も以前、TOWER RECORDSから発売されたSACDと聴き比べた事があります。
2019年にオリジナルマスターテープからダイレクトにDSD変換しているそうで、現状考え得る最善の方法でデジタル化しています。
しかし、そのステレオ録音を聴いても英DECCAらしい先鋭さはありません。調べてみると英DECCAがステレオ盤を出したのはずっと後年、エースオブダイヤモンドシリーズの廉価盤だったようですね。SXLでは出さなかったそうで。
もしかしたら、英DECCA自身が録音内容から敢えてステレオ盤を出す必要性を感じなかったのかもしれません。私もモノラル盤で充分だと思います。
シュトライヒの「庭の千草」、良いですね。

 こんばんは。

 こちらも、amazon Music HDで検索しました。
 紹介されていない曲を聞いたら、ぷつぷつとレコードの針の音が聞こえる物でしたが、味がありました。
 別の曲も聴きましたが、ソプラノだけでも、知らない名演奏家が多いようですね。

 クラッシックの世界、奥も幅も広いです。

fujileica(pyosida)さん、こんばんは。
驚きました、フラグスタートまでAmazon Music HDにありましたか!
自分はレコードがあるのでAmazon Music HDでは調べていませんでしたが、もう何でも有りという感じですね。
昨日のシュトライヒ、最初にコメントをお返しした時はオリジナルジャケットがある事に気が付かなかったのですが、その後に今一度コメントしたように改めて見たら、オリジナルジャケットもありましたね。

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