モーツァルトのピアノ協奏曲(2)
モーツァルト
ピアノ協奏曲第13番 ハ長調 K.415
ピアノ協奏曲第17番 ト長調 K.453
録音 : 1967年8月
英EMI ASD 2357(初出)
モーツァルト
ピアノ協奏曲第14番 変ホ長調 K.449
ピアノ協奏曲第15番 変ロ長調 K.450
ダニエル・バレンボイム(ピアノと指揮)
イギリス室内管弦楽団
録音 : 1968年3月、1月
英EMI ASD 2434(初出)
モーツァルトのピアノ協奏曲、今日は若き日のバレンボイムのレコードを二枚ご紹介します。バレンボイムは指揮も兼ねていますので、所謂弾き振りですね。
昨日ご紹介したピリスとブレンデルも第14番が入っていましたが、バレンボイム盤も第14番が入っています。バレンボイムは平均的にやや早めのテンポを取っており、実にスッキリした印象を与える演奏です。
第17番は大好きな作品ですが、第一楽章などもう少し情感を込めて演奏して欲しいなぁ・・・と、初めて聴いた時はちょっぴり不満を感じたりもしましたが、若さの勢いでしょうか。多分、今ならもっと落ち着いた演奏になるのではないかと思います。
ですが、繰り返し聴き続けて来た現在はこういう解釈もありかな、と少し心変わりしております。(笑)
第15番も好きな作品ですが、こちらの演奏は当初からお気に入りです。英EMIへモーツァルトのピアノ協奏曲とソナタ、交響曲、クレンペラーの指揮でベートーヴェンのピアノ協奏曲等を録音した後、バレンボイムの演奏活動はピアニストとしてより指揮者としての活動がメインになっている事はクラシック音楽ファンならご存知ですね。
コロナ禍でコンサートが開けなくなった事が発端だそうですが、昨年ベートーヴェンのピアノ・ソナタ全集を独グラモフォンに再録音しております。久しぶりにピアニストとして大きな仕事をされたようで、何よりです。
今日はバレンボイムのデビュー間もない頃の録音をご紹介させて頂きました。
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