2021 東京インターナショナルオーディオショウ
昨年はコロナ禍の影響で開催が中止に追い込まれてしまった「東京インターナショナルオーディオショウ」ですが、今年は事前にネットから入場申し込みを受け付け、人数を制限してですが無事開催となりました。
人数制限のお陰で混雑しなくて良かったです。STEREO SOUND誌などでお馴染みの評論家諸氏もあちこちで見掛けました。
私が最初に訪れたブースはアキュフェーズさんです。AB級プリメインアンプのフラッグシップとして登場した新製品、E-5000の試聴会が行われておりました。
こちらがそのE-5000です。一昨年、A級プリメインアンプのフラッグシップモデル E-800が登場しましたので、AB級のフラッグシップモデル登場は或る意味既定路線でしょうね。
伊ソナスファベールのスピーカーを見事に鳴らしています。他の時間帯ではプリアンプの新製品、C-2900の試聴会も行っておりましたので、そちらも聴いています。アキュフェーズさんの音は本当に素晴らしいです。
こちらはアキュフェーズさんとは良い意味でライバルとも目されるラックスマン社のブース。
新製品のプリメインアンプ L-507Zです。試聴会が行われていました。
各社のブースでいろいろなスピーカーを聴きましたけど、このブックシェルフ型スピーカー(Confidence 20)が奏でるモーツァルトのクラリネット五重奏曲(仏ハルモニアムンディ盤)に、涙が滲んで来そうなほどの感動を受けてしまいました。こういう場所で震えるような感動を受けるとは思わなかったです。
JBLの新製品、プリメインアンプのSA750です。大先輩のオーディオマニアの方々にとっては懐かしいデザインらしく、言わば昔の人気製品のオマージュですが、某社のOEMらしいです。それを考えるとお値段が高過ぎるような気が。
SA750でL100 Classic 75(JBL75周年記念モデル)が鳴らされていました。残念ながら、私が訪れた時はご覧のような様子でした。
ジャズファンに人気のマッキントッシュのアンプ群。弩級の管球アンプも並んでいました。
一番盛況だったブースがこちら。英B&Wのスピーカー、800シリーズの最新型モデル(D4)がまとめて試聴出来るという事で、試聴開始時間になると満席になりました。
45分単位で2機種ずつの試聴会で、私が聴いたのは最上位の801D4と、その下の802D4を試聴出来る時間帯です。
手前が801D4、左後ろが802D4です。
こうしたイベントで必ず使われる音楽がダイアナ・クラールです。演奏開始直後にベースのソロが始まるのですが、ここで私はびっくり!
床と天井のちょうど中間くらいから大きな音像で聴こえて来るのです。自分が座っている目線より上からベースが迫り来るような感じと言ったら良いでしょうか。しかし、ウッドベースが上から降って来ては困ります。これは801D4、802D4とも同じ。音像は801D4の方がより大きくなります。
部屋のアコースティックの影響が原因かもしれません。それと、アンプの役不足もあるような気がしました。元々は会議室ですからね、この部屋は。大型スピーカーを鳴らすには天井が低過ぎます。
こちらはエソテリックさんのブース。同社ご自慢のSACDプレーヤーが展示されています。
試作品ですが、弩級のアナログレコードプレーヤーが展示されておりました。装着されていたアームはIKEDA製のようですが、本当に発売目的なのでしょうか?
各社ブース、アナログレコードブームという事もあってか、試聴音源にアナログレコードを使用しているところが多かったです。御同慶の至りで。
オーディオショウ、今日までのようです。
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コメント
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こんにちは。
このような所に行くと、一気に耳が肥えてしまいそうです。
大阪、難波にあるオーディオショップにも、なかなか行くことができません。やっと行ったら・・・夏の研修会で休みだった・・・という結果でした。
ヨドバシカメラでは、じっくり聞けませんでしたし・・・
が、却ってよかったかもしれません。
KONDOHさん、カメラの事ですが、お聞きしたいことがあります。私のブログでPanasonicからミラーレスの後継機が出ると書かれていましたが、どのようなものか教えてくださいませんか。
DC S1の方を、購入しようかどうか・・・と考えております。
投稿: fujileica(pyosida) | 2021年11月 7日 (日) 14時39分
fujileica(pyosida)さん、こんばんは。
今回のオーディオショウ、コロナの影響で入場人数を絞った事で、ゆったりと見て(聴いて)回れました。
もっとも長時間いたわけではなく、関心のあるブースを見て帰宅です。
そもそもハイエンドオーディオ機器が主体なので、私には縁遠い製品ばかりであります。
Panasonicのカメラですが、メーカーが正式にアナウンスしているのはマイクロフォーサーズ、GH5の後継機になるGH6です。
フルサイズのS1の後継機については何も出ておりませんので、ご安心を。もっともS1も発売から2年が過ぎていますから分かりませんが、まだ先だとは思います。
投稿: KONDOH | 2021年11月 7日 (日) 17時32分
こんばんは。
オーディオショウ・・・席も間隔が開けられ、安心感がありますね。
・・・確かに、ハイエンドオーディオですね。エソテリック社のTannoyらしいスピーカーが、気になりました。
・・・DC S1・・・新品を申し込みたかったのですが、手持ちを処分しての購入が趣味の原則なので、中古となりました。1年保証のMapではなく、半年保証のキタムラにYahooショッピング経由で注文しました。(日曜日は、ポイントが多く付きます。)
火曜日には、到着予定です。
主な使い方は、MFレンズ用です。そのうち、AFのレンズも買うと思いますが・・・α7シリーズなどのコンパクトではなく、大きなサイズで、撮影そのものを楽しもうと思っています。
投稿: fujileica(pyosida) | 2021年11月 7日 (日) 19時29分
fujileica(pyosida)さん、
エソテリックさんはタンノイの輸入代理店を兼業しております。なので、こうしたイベントで使うスピーカーはいつも上位機種です。
さて、S1のファインダー(EVF)は現行のミラーレスの中でも一二を争う優れたファインダーです。
MFレンズ主体で撮影されるという事なので、申し分ないカメラだと思います。
楽しんでくださいませ。
投稿: KONDOH | 2021年11月 7日 (日) 20時18分
こんにちは。
今朝がた拝見しまして、先ほどまで、モーツァルトのクラリネット五重奏を聴いていました。
WlachのWL5112(Westminster)、そしてPrinzのLC0202(eurodisc)です。時期的にはブラームスのそれでしょうが、久しぶりにモーツァルトを楽しみました。
Confidence 20、件の店長にTELすると展示して鳴らしているとの事、第6波が治まったら聞きに行くことにします。
投稿: Analog親爺 | 2022年1月15日 (土) 12時58分
Analog親爺さん、こんばんは。
ウラッハの五重奏曲は良いですよね・・・。
プリンツの演奏も聴いております。どうも私はウィーン系の奏者が好みのようです。
ディナウディオ、室内楽がハマったのか・・・感動しました。オケはどうなのかまでは分かりませんが・・・。
投稿: KONDOH | 2022年1月15日 (土) 23時22分