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2021年12月15日 (水)

シューリヒトの英DECCA盤

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ベートーヴェン/交響曲第1番 ハ長調

録音 : 1952年5月

英DECCA LX 3084(10インチ フラット 初出)

今日のシューリヒト盤も、初期盤ブームが到来する遥か前に購入しています。その当時はイコライザーカーブの事なんて騒がれていませんで、基本どのメーカーのアンプを購入してもフォノイコライザーはRIAAカーブのみです。そもそもRIAAだという事すら意識してはいませんでした。これは私だけに限った事ではないと思います。

この第1番、イコライザーカーブはDECCA ffrrです。

シューリヒトのベートーヴェンと言えば、パリ音楽院管弦楽団を指揮して仏EMIに録音した交響曲全集が有名ですが、第1番と第2番に限っては今日ご紹介する英DECCA盤の方を私は好んでおります。

シューリヒトの解釈そのものは大きく違いはないのですが、やはり英DECCA盤はウィーン・フィルハーモニー管弦楽団の魅力が大きいです。録音は時代的にモノラルですが、聴いていてまったく不満は感じません。そこは録音の良さで名を馳せている英DECCAですから。

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ベートーヴェン/交響曲第2番 ニ長調

録音 : 1952年5月

英DECCA LXT 2724(12インチ フラット 初期盤)

以上、

カール・シューリヒト 指揮
ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団

こちらの第2番ですが、マトリックス番号(1D/1D)の後ろに「R」が印字されておりますので、イコライザーカーブはRIAAで再生出来ます。第1番の方をRIAAで再生すると高域不足、低音過多の不自然な音になってしまいますが、第2番はRIAAのままでバランスの良い音になります。

ちなみに英DECCA盤はマトリックス番号の後ろに「R」が印字されていると、ジャケット裏に「RIAA CURVE」の表記がなくてもRIAAでカッティングされています。

古いLPレコードはイコライザーカーブがメーカーによって様々ですから面倒臭いと言えば面倒臭いですね。CDなら古かろうが新しかろうが、皆同じですから。

演奏の方はシューリヒトらしい自然なアーティキュレーションによる解釈ですから、安心して音楽に浸る事が出来ます。ウィーン・フィル独特の鄙びた木管の音色が堪りません。

近年、著作権切れによるものか、往年の演奏家のライヴ録音など放送録音等をマスターにしたCDが雨後の筍の如く発売されています。シューリヒトのライヴ録音もいろいろと発売されていて当初はそうしたCDを発売される度に購入していましたが、さすがに多過ぎて数年前に追い掛ける事を止めました。

今は英DECCA、英(仏)EMI、旧コンサートホール等に残された録音を静かに楽しんでおります。

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