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2021年12月21日 (火)

リパッティ/ブザンソン告別演奏会

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ブザンソン告別演奏会

J.S.バッハ/パルティータ第1番 BWV825
モーツァルト/ピアノ・ソナタ 第8番 イ短調 K.310
シューベルト/即興曲 変ト長調 D.899の3、変ホ長調 D899の2
ショパン/ワルツ集(全13曲)

ディヌ・リパッティ(ピアノ)

1950年9月16日、ブザンソンでの生涯最後のライヴ録音

仏Solstice SOCD 358(CD)

夭折のピアニスト、ディヌ・リパッティが死の直前に行った演奏会(ブザンソン)のオリジナル・マスターテープが偶然見つかったとの事。テープが発見された場所はINA(Institut National de l'Audiovisuel)というところで、INAって何?と思い、調べてみました。

「フランス視聴覚研究所」という名称で、フランスのラジオ、テレビの全視聴覚アーカイブが保管されているのだそうです。フランス放送局の建物内に存在しております。

で、初めてそのオリジナル・マスターテープからマスタリングされ、CDとして発売されました。リパッティファンとしてはこんな嬉しい事はありません。一昨年発売されていたようですが、私は知らなかったのです。当然の事ながらつい最近、購入しました。

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今迄はこの東芝盤レコードで聴いていました。以前、リパッティの芸術という記事でご紹介済みですね。

CDと音の聴き比べをしてみると、やはりCDの方がワンランク良いです。当たり前ですね、CDの方はオリジナル・マスターテープ起こしの音源ですから。アナログテープですから経年劣化はあったでしょうけど。死の直前に開かれたリパッティ渾身の演奏が良い音で聴けるようになったわけですから有り難いです。

ブックレットには未公開写真(演奏会の模様等)、マルグリット・ロンなどに宛てたリパッティの手紙なども掲載されていて、資料としても貴重です。

昨日のフルトヴェングラーのSACDと同じく、このブザンソン告別演奏会もアナウンスが入っています。勿論フランス語ですが。ドイツの巨匠、バックハウスにも死の直前のライヴ録音が英DECCAに残されておりますが、録音メディアを開発した方に感謝ですね。貴重な演奏を今でも聴く事が出来るのですから。

英EMIにスタジオ録音している曲目が演奏されておりますが、演奏の素晴らしさについて改めて私が申し上げる事はありません。ピアノがお好きな方には是非お聴き頂きたいです。

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コメント

 こんばんは。

 少し、聞いてみました。
 レコード盤もありました。レコード針のプツプツする音が聞こえるので、CD盤を聞いたら、ノイズはなくなりましたが、ピアノそのものの音質は低下していました。

 リパッティ・・・何だか、テンポが速いような気がしました。
 気のせいでしょうか。

fujileica(pyosida)さん、こんばんは。
Amazon Music HDにはリパッティの音源が沢山ありますね。
ただ、録音がそれほど多くないので出所不明のダブりが多いようです。年代的に著作権も切れていますし。
リパッティの演奏ですが、ショパンのワルツ集では曲によって少しテンポの早いものもあります。
fujileica(pyosida)さんの気のせいではありません。良く聴き込んでいらっしゃるのだと思います。
クラシックは同じ譜面なのに演奏家の解釈次第で印象がガラッと変わりますので、そこがまた面白いのです。

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