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2022年2月 1日 (火)

壮年期のベーム、名演盤

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ブラームス/交響曲第1番 ハ短調

カール・ベーム 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1959年10月、イエス・キリスト教会(ベルリン)

独グラモフォン LPM 18 613(モノラル最初期盤)

カール・ベームの録音、1970年代後半になると楽曲に関係なくテンポは遅めになり、さすがに衰えて来ているなぁ・・・という感じを受けます。(1981年8月没)

しかし、今日ご紹介する演奏はそうした印象は皆無です。特に、このブラームスは劇的です。フルトヴェングラーが憑依したのではないかと思わせるくらいです。とは言っても、フルトヴェングラーほどテンポが激しく動くわけではありませんが、とても感動的な演奏に変わりありません。

1975年から1976年にかけてウィーン・フィルとブラームスの交響曲全集を同じ独グラモフォンへ録音しておりますが、今日のベルリン・フィルとは違い、晩年のベームらしいゆったりとした安定感のある演奏に変わっています。

ベームのブラ1、どちらを取るかと訊かれれば、私はこちらのベルリン・フィル盤の方です。聴き終えた後の感動が全然違います。ベーム壮年期の充実した時期の一際優れた名演だと思います。

尚、録音はステレオで収録されていますが、私が所持している盤はモノラル盤です。ですが、聴いていてまったく不満はありません。今、オリジナル盤や初期盤のステレオ盤を買い求めようとしたら、結構な金額になると思います。私のはモノラル盤という事もありますが、入手時の価格は申し訳ないくらいの激安でした。

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モーツァルト
交響曲第40番 ト短調 K.550
交響曲第39番 変ホ長調 K.543

カール・ベーム 指揮
アムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団

録音 : 1955年9月、アムステルダム

蘭PHILIPS A 00319 L(初期盤)

1950年代のベーム、もう一枚は珍しいアムステルダム・コンセルトヘボウ管弦楽団を指揮したモーツァルトの交響曲です。解釈そのものは以前ご紹介したベルリン・フィルとの録音に近いです。晩年、ウィーン・フィルと録音した後期交響曲集はブラームスと同じような解釈で、楽曲そのものを安心して繰り返し楽しむ事が出来ます。

そのウィーン・フィル盤に比べると、こちらのコンセルトヘボウ盤は若々しい演奏と申したら良いでしょうか、こういうモーツァルトも良いなぁ・・・と。

録音はモノラルですが、オランダ・フィリップスの録音ですから名録音だと思います。聴いていて不満が出る事はないですよ。

ところで、ブラームス盤もモーツァルト盤もレコード自体に厚みがあって重いです。アナログレコードの黄金時代だったのでしょうね、レコードを入れるインナーも凝った作りでコストが掛かっています。

オリジナル盤、初期盤はジャケット、インナーを手に持ったり目で楽しんだり出来ますが、CDにはそれがないですよね。自分の場合、レコードからCDメインに乗り換え、再びレコードメインに戻りつつあります。

クラシックレコードファンの多くの方はスクラッチノイズの無いCDに乗り換えたと思いますが、私みたいにまたレコードに戻る方はあまりいらっしゃらないでしょうね。もっとも今はCDも売れない時代になり、サブスクがメインストリームになりつつあるようですが。

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コメント

おはようございます。
ベーム、BPOのブラームスの1番最高ですね。
VPOの全集も聞きますが、やはり、聴いた後の充実感が違います。
あとBPOとのものでは、ベートーヴェンの3番が好きです。後年のVPOとのはいつももどかしさが勝って、B面までいきません。
’60年代前半のベームBPOはどれも素晴らしいと思います。

Analog親爺さん、こんばんは。
ベーム、BPOのブラームスは最高ですよね!
VPOでしかお聴きになっていらっしゃらない方に、是非お聴き頂きたいです。
それと、おっしゃるようにBPOとのベートーヴェンも良いですね。

>’60年代前半のベームBPOはどれも素晴らしいと思います。
まったく同感であります。

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