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2022年1月25日 (火)

バックハウスのモーツァルト

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モーツァルト
SIDE 1
ピアノ・ソナタ第12番 ヘ長調 K.332
ピアノ・ソナタ第10番 ハ長調 K.330

SIDE 2
ピアノ・ソナタ第4番 変ホ長調 K.282
ピアノ・ソナタ第5番 ト長調 K.283
ピアノのためのロンド イ短調 K.511

ヴィルヘルム・バックハウス(ピアノ)

録音 : 1961年10月(SIDE 1)1966年11月(SIDE 2)

米LONDON CS 6534(英DECCAプレス ED2相当)

バックハウスと言えば、ベートーヴェン弾きとして名を馳せておりますが、私はベートーヴェンは当然の事としてモーツァルト演奏も大好きで良く聴いております。

第27番のレコードにカップリングされているK.331の「トルコ行進曲付き」は、過去聴いて来たあらゆる演奏の中でも一番のお気に入りです。

第10番はマリア・ジョアン・ピリスの演奏を好んで聴いているのですが、バックハウスの演奏もなかなかの名演です。出だしのところ、まるで様子を窺う感じで入る解釈がユニークで、徐々に調子が出て来るような演奏なのです。こういう演奏は現代のピアニストには考えられない解釈だと思います。

そういった独特な解釈はベートーヴェンでも聴く事が出来るわけですが、往年の名ピアニストはバックハウスに限らずそれぞれ個性を持っていて、そこが現代のピアニストと大きく違うところだと思っています。

現代の若いピアニスト、テクニックは素晴らしいものをお持ちですが、失礼ながらただ譜面を機械的になぞっているだけに聞こえたりします。聴いていて上手いなぁ・・・とは思いますが、感動はしないのですよねぇ・・・。

尚、私所有のレコードは米LONDONレーベルですが、プレス、ジャケット共々英DECCA制作です。ジャケットはヨーロッパレーベル特有の薄いペラジャケットで、オリジナルの英DECCA盤とは「DECCA」か「LONDON」か、商標の違いとレコードレーベルだけになります。

英DECCAのオリジナル盤はED2ですから、この米LONDONレーベルも盤自体は同一になります。盤は同じでも、商標が違うだけで中古市場価格は天と地ほどの違いがありますけど。

個性的で味のあるバックハウスのモーツァルトを今日はご紹介させて頂きました。

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コメント

 おはようございます。

 バックハウス・・・ショパンとモーツァルト、聴いてみました。とても軽快ですが、場面によっては、重厚・・・ピアノの世界、弾き手の個性が豊富な人が多いですね。

fujileica(pyosida)さん、おはようございます。
往年のピアニストって、皆さん個性的で同じ譜面で演奏しているように思えないところが興味深いのです。
現代の若いピアニストはコンクールで優勝、若しくは入賞するために譜面通り正確に弾く事が先ずは要求されるようです。崩して弾いたら先生から叱られますからね。
音楽は難しいです。そこがまた楽しみでもあるのですが。

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