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2022年1月12日 (水)

ワルターのブラームス

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ブラームス/交響曲第1番 ハ短調

ブルーノ・ワルター 指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団

録音 : 1952年12月

米COLUMBIA ML 5124(初出)

ブラームスの交響曲、ワルター盤では晩年にレコーディングの為に編成されたコロンビア交響楽団を指揮したステレオ盤が一般的に良く知られており、私も名演と思っております。

今日ご紹介のニューヨーク・フィル盤はワルターの旧盤で録音はモノラルです。ですがオケの力量はコロンビア交響楽団とは段違いですし、ワルターの解釈も平和的なコロンビア交響楽団とは異なり、多少攻撃的とでも表現したくなる引き締まった演奏です。

私の好みとしてはコロンビア交響楽団盤より、こちらのニューヨーク・フィル盤の方ですね。ニューヨーク・フィル時代のワルターは少なからずトスカニーニを意識していたものと思われます。それが良い方向に表れていたのではないかと私は思っています。

尚、CD化された音質も悪くはないですが、ややデジタル臭さが生じているように思います。対して、このオリジナル盤の音に不満はありません。イコライザーカーブはCOLUMBIAカーブです。

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ブラームス
A-1. 交響曲第3番 ヘ長調
B-1. 大学祝典序曲
B-2. ハンガリー舞曲集

ブルーノ・ワルター 指揮
ニューヨーク・フィルハーモニー交響楽団

録音 : 1953年12月(A)1951年3月(B-1, B-2)

米COLUMBIA ML 5126(初出)

交響曲第3番は第三楽章の甘く切ないメロディが映画音楽に使われた事ですっかり有名になりましたけど、この曲をブラームスの「英雄交響曲」と言った方がおられるとか。まぁ、ベートーヴェンの「英雄交響曲」が第3番という事に準えたのでしょう。

ここでのワルターもコロンビア交響楽団とは違い、かなり熱っぽい指揮ぶりです。終楽章など先人が申した英雄交響曲を思わせるクライマックスを築きあげて行きます。

平和的にブラームスを楽しみたい方はコロンビア交響楽団盤を、ワルターの個性を味わいたい方はニューヨーク・フィル盤をオススメします。

このオリジナル盤はA面に第3番全曲がカッティングされ、B面には管弦楽曲がカッティングされております。一曲目の「大学祝典序曲」も名演ですよ。

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コメント

 こんにちは。
 ブラームス・・・3B等と言われていますが、私にはあまり馴染みがありません。

 交響曲第1番 ハ短調ですが、I、II、IIIではあまり特徴がつかめず、IVで少しつかめる感じです。
 室内管弦や、独奏を主に聞いていたので、交響楽は不得意と言う状態です。

 指揮や演奏者によっても、かなり違うのでしようね。

fujileica(pyosida)さん、こんばんは。
ブラームスって、めちゃくちゃ好きだという方と、イマイチ好きになれないという方に案外二分される作曲家かもしれません。
実際のところ、私も交響曲以外はあまり聴き込んでいません。(^^;
やはり音楽は聴き手との相性があると思います。

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