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2022年2月14日 (月)

カラヤンのブラームス交響曲全集

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ブラームス/交響曲全集、悲劇的序曲

ヘルベルト・フォン・カラヤン 指揮
ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団

録音 : 1977〜1978年、ベルリン・フィルハーモニーにて録音

独グラモフォン 2740 193(4枚組 BOX入り)

録音の古い演奏ばかり続きましたので、偶には新しい録音をご紹介。と言っても1978年の録音ですが。(^^;

カラヤンのブラームス交響曲全集、独グラモフォンでのニ回目の録音になります。1970年代はカラヤンとベルリン・フィルにとって全盛期、或いは絶頂期と言って良い時代だったのではないかと思います。

そういう時代に録音された独グラモフォンでの二回目のブラームス交響曲全集は、この頃のカラヤンの特徴が良く表れた演奏だと思います。

その特徴とは、メゾピアノがピアノに、ピアノがピアニッシモに、ピアニッシモがピアノピアニッシモと、スコアの強弱記号より更に一段弱くカラヤンはオケに奏させているように思えるのです。徹底的に弱音に拘っていますね。ですから必然とダイナミックレンジが大きい演奏に聴こえます。

これは何もブラームスだけではなく、他の作曲家の楽曲でもそうした解釈です。もっともアンチカラヤンの方々にとってはそうした解釈が小細工に過ぎると、鼻につくのではないかと思います。

さて、今日のブラームスですが、個人的好みから順位を付けると第4、3、2、1番という順番になります。第4番は素晴らしい演奏です。オケの合奏力は特筆ものですね。管楽器のちょっとしたソロですらお見事としか申せません。カラヤンもまさに絶好調と言うべき解釈です。

第3番は第一楽章が素晴らしいです。第3番はバルビローリがウィーン・フィルを指揮した演奏がお気に入りなのですが、第一楽章はカラヤンの方を取りたいと思います。

カラヤンのブラームス、第1番と第2番も優れた演奏とは思いますが、この二曲は1960年代に録音した一回目の方が自分としては好みです。独グラモフォン一回目の全集の方が何となくストレートな解釈で、ベートーヴェンの交響曲にもそれは当て嵌まるのではないかと。

よって、ベートーヴェンもブラームスも、交響曲に関しては1960年代の録音を上位に取りたいと思います。まったくの個人的好みの問題ですが。もちろん1970年代の録音がダメという意味ではないです。そうそう、第3番の余白に入っている「悲劇的序曲」も名演です。

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