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2022年2月 8日 (火)

店長がバカすぎて

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- 店長がバカすぎて -

著者 : 早見和真

ハルキ文庫刊(角川春樹事務所)

今日は最近読んだ文庫本をご紹介させて頂きます。

いや〜・・・なかなか面白い小説でした。(^^)

主人公は谷原京子、28歳独身で東京・吉祥寺の武蔵野書店に勤務する契約社員。薄給の割には超多忙、おまけにお客様からのクレームは日常茶飯。バカすぎる店長にイライラしながら「マジで辞めてやる!」と、毎日毎日思いながらも仕事に励む、本が大好きな京子。

本作は以下のようなサブタイトルで六話になっていますが、ストーリー自体は繋がっています。

第一話 店長がバカすぎて
第二話 小説家がバカすぎて
第三話 弊社の社長がバカすぎて
第四話 営業がバカすぎて
第五話 神様がバカすぎて
最終話 結局、私がバカすぎて

最近読むものといったら推理小説ばかりでしたが、久しぶりにジャンル違いの本を読んでみたら、とても新鮮でした。中小の武蔵野書店とは比べものにならない大型書店、リバティ書店神田本店のカリスマ店員と目される佐々木陽子と気が合って飲み会を。会話の中で、

「店長って、いつからバカになるのかって思ってさ。不思議。バカだから店長になるのか、店長になるからバカになるのか。どうしてこうどいつもこいつもってさ。まぁ、向こうからしてみれば、こっちの方がバカに見えてるのかもしれないけれど」

これには笑えました。そうですよねぇ・・・、こういう上下関係って書店に限らず、どこの業界にも当て嵌まる事だと思います。山本猛(たける)という名前だけは勇ましい店長が毎日開店前に訓示を垂れる朝礼、ここからイライラが始まる京子なのです。

29歳の誕生日を迎えた日、自分もあと一年で30歳になる事に愕然とするのですが、恐らく女性にとって29歳と30歳とでは大きな違いを感じるのでしょうね。

ストーリーは最後に大どんでん返しがあります。正直、まとめ方にやや急すぎるものを感じました。それまでの話しの進み方がゆっくりとした感じを受けておりましたので。しかし、久々に面白い本を読んだという充実感があり、この本のお陰で自分が知らなかった出版社と書店の関係も分かりました。

よろしければ御一読ください。

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コメント

深夜に今晩は。大変ご無沙汰しています。仕事がちょいと忙しいこともあり、カメラも写真も全くダメダメな日々です。趣味方面は不調でありますが、一つだけ面白かったのがオーディオで、馴染みの店からMOS-FET?のパワーアンプを試聴用に借りたところ、その音のクオリティにひっくり返りました。まあ聴いてみて下さいよ、フッフッッフッ、、、てな感じだったのですが、当然返すまでもなく購入しました^^; ↑ご紹介の文庫本、私自身が紙の本好き&娘が本屋でバイトしていた時の話に似ているようで、手に入れて読みたいと思います。

ROCKSさん、おはようございます。
MOS-FETのパワーアンプですか。
オーディオ評論家の長岡鉄男さんがMOS-FETを使った某社のアンプを絶賛していた事がありました。
ROCKSさんが購入したくらいですから、ひと味もふた味も違うのでしょうね。
昨今は価格ばかり高いだけで、中身が伴わないアンプが多いので・・・。
今日の文庫本、お読みになってみてください。是非、お嬢さんも。(^^)

おはようございます。別件のアンプで問い合わせ、いろいろ話し込んでいるうちに「PERREAUX E1/VJ-TUNE」を送るから聴いてみて!となり、最初の音が出た瞬間にやられました^^;たったの6万円ですよ。エレクトリックベース用としても、過去に使ったものの中で一番良かったので、練習用にしたいと言ったら、UESUGIを捨てたくなるアンプ(店主が昔作ったものらしい)を紹介すると仰ってました^^;;;

ROCKSさん、こんばんは。
6万円ですか!
ハイエンドオーディオなんてジャンルでは今はもう、数百万円、一千万円が当たり前になっていますけど、数百万円の価格でも天板を取ってみると笑っちゃうくらい中がスカスカだったりします。
実は私も3万円ほどのドイツ製業務用パワーアンプを試した事があるのですが、音を聴いてオーディオの価格設定って一体何?・・・と思っています。(笑)

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