イザイ/6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
イザイ/6つの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ
DISC 1
第1番 ト短調「ヨーゼフ・シゲティに献呈」
第2番 イ短調「ジャック・ティボーに献呈」
DISC 2
第3番 ニ短調「ジョルジェ・エネスクに献呈」
第4番 ホ短調「フリッツ・クライスラーに献呈」
第5番 ト長調「マチュー・クリックボームに献呈」
第6番 ホ長調「マヌエル・キロガに献呈」
ユリア・フィッシャー(ヴァイオリン)
録音 : 2017年、ミュンヘン音楽・演劇大学内ホール
haenssler CLASSIC HC20051(2枚組 180g重量盤)
今迄、音楽記事でご紹介して来たレコードはほとんど往年の演奏家ばかりですが、では現役の演奏家は聴いていないのかと問われればそんな事はなく、勿論聴いております。ただ、往年の名演奏を聴き知っている者にとって、なまじっかの演奏ではなかなか感動を受ける事がないのです。
今日ご紹介するイザイの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ、演奏しているユリア・フィッシャーはファンの多い女流ヴァイオリニストですが、自身のファンクラブ会員のみがストリーミングで聴く事が出来る音源だったそうです。
そのファンクラブ会員からディスク化の要望が多かったらしく、昨年全世界500セットのみでレコードが完全限定プレスで発売されたのですが、たちまちのうちに完売したようです。
CDでの発売予定は無いらしく、今時珍しい販売形態ですね。アナログレコードブームが産んだ発売形態というところでしょうか。で、私も購入してみました。
作曲したイザイはクラシックファンならご存知の名ヴァイオリニストで、この無伴奏ヴァイオリン・ソナタは当然バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタとパルティータに習って作曲されており、各楽曲はそれぞれ名ヴァイオリニストや自身の弟子に献呈されております。
ユリア・フィッシャーの演奏はかなり熱のあるもので、全6曲を一気に聴き通してしまいました。私が初めてユリア・フィッシャーを知ったのはモーツァルトのヴァイオリン協奏曲集の演奏です。とても斬新な解釈に興味を持ち、以来ユリア・フィッシャーに注目しております。
現役のヴァイオリニストでは何と言っても一番にチョン・キョンファですが、実力差はあるもののユリア・フィッシャーも引き続き聴いて行きたいヴァイオリニストであります。
尚、レコードはドイツ・パラスト社でプレスされており、とても盤質が良いです。
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こんばんは。
例のごとくAmazon Music HDで検索しましたが、流石にこれは該当しませんでした。
ユリア・フィッシャーのバッハの曲を聞いてみたら、良い感じでした。
レコード・・・人気が戻ってきていますね。
投稿: fujileica(pyosida) | 2022年3月19日 (土) 20時08分
fujileica(pyosida)さん、こんばんは。
この無伴奏ヴァイオリン・ソナタですが、ファンクラブの為のストリーミング用だったようですから、一般には公開していないのでしょうね。
バッハ、お聴きになられましたか。
Amazon Music HDは便利ですね。
投稿: KONDOH | 2022年3月19日 (土) 23時30分