2017年1月11日 (水)

ONKYO DP-X1A

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ONKYO DP-X1A & SONY NW-A16

二年数ヶ月愛用して来たSONY WALKMANから、正月以来オンキョー製のデジタル・オーディオ・プレイヤー(以下DAP)で移動時に音楽を楽しんでいますが、今日はそのオンキョー製DAPに関して少し書いてみます。

DP-X1Aは一昨年発売されたDP-X1のリニューアルモデル。先代で多くのユーザーが遭遇した不具合を潰し、電源部が一段グレードアップされています。DAPはアイリバーの製品が人気のようですが。

上の写真はSONY WALKMAN NW-A16と並べてみました。DP-X1Aはスマホに見えなくもないですね。事実、Android OSを搭載しているDAPですから、電話機能がないだけなのです。Apple製のiPodがiOS搭載のDAPですから、まぁ似たようなものです。

ただ、さすがに老舗オーディオメーカーだけあって、音に関係する部分には拘りを持った製品となっています。ESS社製(オーディオマニアにはお馴染み)のES9018K2MというDACチップを左右チャンネルそれぞれに使っています(普通は左右でワンチップ)。

内蔵メモリは64GBですが、私はすでに64GBフルに音楽を転送済で、更に32GBのMicro SDカードを増設しています。ですが、これも128GBかSanDiskの200GBを入れようかと画策中です。

イヤホン端子は一般的な3.5mmアンバランス端子だけではなく、2.5mm 4極端子によるバランス出力が設けられていますので、このDAPの性能をフル(DACチップ2枚ですから)に享受するにはバランス接続で音楽を聴く方が良いわけです。

したがってMMCXに対応したイヤホンなら、リケーブルで2.5mm 4極端子を持ったケーブルに交換してバランス出力で楽しめるわけです。製品の詳しい情報はメーカーのこちらにあります。

私が愛用しているイヤホンはJVCのHA-FX750というウッドの振動板を持った製品ですが、これがクラシック音楽と実に相性が良いのです。このイヤホンで聴くヴァイオリンの素晴らしい事。

Anne
モーツァルト/ヴァイオリン協奏曲全集

アンネ=ゾフィー・ムター(Vnと指揮)
ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団

ハイレゾ音源(FLAC 96kHz/24bit 独グラモフォン )

私が利用している某音楽配信サイトが年末年始、50%OFFセールのキャンペーンをやっていたので、これはラッキーと、以前から気になっていた演奏をダウンロード購入しました。(^^)

それが女流ヴァイオリニスト、ムターが演奏したモーツァルトのヴァイオリン協奏曲。これは素晴らしい演奏、録音です。CDを数段上回るハイレゾ音源のためか、ホールトーンの響きがとても心地良いですし、ヴァイオリンのピアニッシモが実に克明に聞こえ、それがまた生命を宿した演奏、音質であります。

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音楽再生画面

ダウンロードして以来、自宅のオーディオ装置でも聴いてますし、移動中にDAPとイヤホンで繰り返し楽しんでおります。もう何回この演奏を聴き通した事か。それくらい今は聴き惚れています。調べたら、カラヤンに見出され、15歳で衝撃デビューしてからすでにムターも五十代という年齢。もう大ベテランですね。

Bach
J.S.バッハ/管弦楽組曲全曲

他ではカール・リヒター指揮、ミュンヘン・バッハ管弦楽団によるバッハの管弦楽組曲全曲(FLAC 192kHz/24bit)もダウンロードして楽しんでいます。

Oscar
We Get Requests

The Oscar Peterson Trio

ハイレゾ音源(FLAC 96kHz/24bit 米ヴァーヴ)

ジャズではこちらをダウンロード。ジャズファンには言わずもがなの名演ですね。

さて、肝心な事を忘れていました。DP-X1Aの音の事。今まで楽しんで来たSONY A16に比べたら劇的変化を期待して当初聴いたのですが、「あれ!?」というのが最初の印象。しかし良く聴き比べると、A16は一般受けするためでしょう、高域と低域を少し持ち上げた所謂ドンシャリの音作り。

対してDP-X1Aは実にフラットな周波数特性ですね。SONY A16より中音域が良く出ているので、ピアノなどで差が出ます。しかし、A16のコスパの良さも再確認した次第。

DP-X1Aですが、しばらく鳴らし続けてエージングが進んだためか、使い始めた当初より明らかに良く鳴るようになりました。ムター演奏のモーツァルトもダウンロードした直後の音とは「激変」に近い変化を感じています。

現状、ポタアン無しで充分楽しめます。これから更にエージングが進めば、今一歩の音質向上が見込めるかもしれません。楽しみです。(^^)

最後に余談ですが、こちらこちらに当初関心がありました。ヨドバシさんにリンクしていますが、決して回し者ではありません。(^^;

2016年10月20日 (木)

990円のマイルス・デイヴィス

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今月初旬、横浜駅地下街の某書店(横浜の住民ならご存知)に雑誌を買うためお店に入ろうとしたら、たまたま目に付いたのが↑これ。

なんだ・・・またジャズのCDコレクションが出版社と音楽メーカーのタイアップで発売されたのか・・・と。ところがCDコレクションにしては体裁が大袈裟。改めて表紙を見ると、

ジャズ・LPレコード・コレクション

となっています。「え! レコード!?」と、びっくり。(笑)

何と、ジャズの名盤をLPレコードで隔週発売するコレクション・シリーズなのです。昨今のアナログレコードブームに乗った企画なのですね。

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中はジャズファンにはお馴染みの方によるライナーノーツと写真が散りばめられています。

で、創刊号のみ特別価格でして、税込み990円です。

180gという重量盤(通常は120g前後)のレコードが入っていてこのお値段。ではと、買ってみました。

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Kind of Blue(MILES DAVIS)

ジャズファンなら誰もが知っていると言っても過言ではない、マイルス・デイヴィスの「カインド・オブ・ブルー」が創刊号のレコードです。

ジャケットは表裏ともオリジナル盤仕様(ステレオ盤)。

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レコードジャケットはファクトリーシールされており、プレスはヨーロッパでした。レコードのみ輸入盤という事ですね。

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レーベルもオリジナル仕様。ジャズのオリジナル盤愛好家の間で通称「六ツ目」と呼ばれる米CBSコロンビア盤のデザインです。全曲聴いてみましたが、なかなかの音質です。ちなみにこの盤はすでにCDで持っております。

11日に第2号としてジョン・コルトレーンの「BLUE TRAIN」が発売されており、こちらも特別価格1,990円。25日発売の第3号から通常価格(2,759 + 税)になるようです。第3号はビリー・ホリデイの「Lady in Satin」という、これまた有名な盤。

コルトレーンの「BLUE TRAIN」はオリジナル盤(MONO)を持っているので私は購入しませんが、ご興味のある方は是非どうぞ。

しかしまぁ・・・、まさかジャズの名盤がレコードになって書店に並ぶとは考えもしませんでした。

2016年7月16日 (土)

ベニー・グッドマン/カーネギー・ホール

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ベニー・グッドマン/ライヴ・アット・カーネギー・ホール 1938(完全版)

演奏 : ベニー・グッドマン・オーケストラ

1938年1月16日 カーネギー・ホールでのライヴ収録

ソニーミュージック SICJ 49-50(2枚組)

今月購入した2枚のCDですが、今日ご紹介するベニー・グッドマン(2枚組ですが)とカウント・ベイシーのCDで、偶然どちらもビッグバンド・ジャズとなりました。

ところで、このCDの録音年は1938年です!(◎_◎;)

78年も前です。そんな歴史的な録音が今も聴く事が出来るなんて、凄い事ですよね。もちろんテープ録音はまだまだ実用化されておりませんから、ディスクへの一発録音です。このCDはライヴですから録り直しの出来ない収録ですが、例えスタジオ録音でも録音テープの継ぎ接ぎに頼れる時代ではなかったわけです。

肝心の音質ですが、SP録音ですからスクラッチ・ノイズは絶えず聞こえます。その音質を例えて言うなら、AMラジオを聴いているような感じでしょうか。

しかし、しかしですよ・・・・演奏の素晴らしさが多少の音の悪さを忘れさせてくれます!

このCD、私は購入直後にネットワークHDDにリッピング(デジタルデータ吸い上げ)した事は先日の記事で書いておりますが、手持ちのウォークマンにも入れて移動時の電車の中などでも聴いております。良き時代のスイングジャズを満喫出来ます。

有名な「その手はないよ」「ワン・オクロック・ジャンプ」「ボディ・アンド・ソウル」、どれも素晴らしいです。そして、名だたる往年のプレイヤーが参加しています。カウント・ベイシーの名前も見られます。

スイング時代の名曲「シング・シング・シング」は楽しいですねぇ・・・(^^)
矢口史靖監督の傑作映画「スイングガールズ」で女子高生たちがラストで演奏する曲目が「シング・シング・シング」でした。

こうしてベニー・グッドマン・バンドの演奏を聴くと、「スイングガールズ」の演奏がこのバンドの演奏をコピー&アレンジしていた事が分かりますね。

時代を超越した楽しいスイングジャズを是非、お聴きになってみてください。

2016年7月13日 (水)

CDプレイヤーが無くなる日

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久し振りに音楽の話題を。

上の写真、これらは最近売却したCD BOXです。一枚ものも含め、延べ枚数で約150枚の売却。CD棚、一列が綺麗になりました。(笑)

つまらない演奏だったから・・・とか、聴き飽きたから・・・とかではありません。今後も聴き続けるつもりです。では、なぜ売却したか。

自分のCDコレクション、いよいよ置き場が無くなって来まして、床を侵食している始末。これはマズイ・・・と思い、一ヶ月前からせっせとネットワーク対応のハードディスクにリッピングしています。

現在、延べ枚数で約200枚強済んでいます。しかし、1日3〜5枚程度のリッピングでは全コレクションを終わらそうとすると、自分の場合まるまる二年掛かる計算になりました。(^^;

で、リッピングが終わったものが溜まったら、思い切って売却する事にしたわけです。ところで皆様、今CDを売ると幾らくらいになると思いますか?

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これが冒頭のCDを売却した時の買取明細書の一部です。安いでしょう・・・(^^;

まぁ、一枚100円くらいと思った方が良いです。もったいない・・・と思われるかもしれませんが、「異常」に増えてしまったCDを思い切って整理するために必要な事と判断しました。

しかし、ネットワーク・オーディオもいざやってみるとなかなか使い勝手が良いのです。肝心の「音質」にもまったく不満はありません。

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ネットワーク・オーディオプレイヤーをこの iPad で操作します。これはマランツ社が自社製品を使っているユーザー向けに無償で提供している Hi-Fi Remote というソフト。言わば、プレイヤーのリモコン代わりに使うソフトなんです。

これを駆使すると、例えCD音源が何百枚、何千枚有ろうとも、いとも簡単に目指す音源を抽出する事が出来ます。いちいちCD棚で目指すCDを探す手間が省けて良いです。(^^)

ちなみにネットワーク・オーディオの接続は下記のようになります。

外付けHDD → Wi-Fiルーター → ネットワーク・オーディオプレイヤー → アンプ → スピーカー

機器との接続はLANケーブルも使われます。LANケーブルがオーディオに使われるとは、つい数年前まで誰が想像したでしょうか。(^^;

もちろん最近ブームになっている「ハイレゾ音源」も再生出来ます。

iPad で聴きたい音楽を簡単に操作するようになってから、私はCDプレイヤーを使わなくなりました。先週購入したジャズのCD(2枚)もリッピングしてから聴いています。(笑)

ネットワーク・オーディオはオーディオには普通関係のないルーターを音源(データ)が経由します。なので、今考えているのはソニーさんのHDDプレイヤー(HAP-Z1ES)です。これを導入すると外付けHDDとルーターを必要としません。

カメラ機材を整理して導入しようか・・・と、現在思案中。(^^;

CDプレイヤー、いよいよ私には必要としないオーディオ機器となりました。

2016年5月27日 (金)

ヘッドフォン音楽

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DAY BY NIGHT/ドリス・デイ

ソニーミュージック XQAM-1077(国内盤 CD)

今年、最初に購入したCDです。昨年夏、中古レコード購入後、すっかりお気に入り歌手となったドリス・デイの有名盤(らしい)です。二曲目に歌われている「Close Your Eyes」がもう最高!

先日、BS放送で音楽CDが昨今売れなくなっている事を一時間番組で採り上げられていまして、私は番組の途中から見ました。もちろん iTunes Store その他による音楽配信の影響もCDが売れなくなっている原因のひとつではあるのですが・・・、

一番の原因はジャンル問わず「音楽」そのものに関心がない人が増えたからだそうです。特に十代、二十代に多く、街でマイクを向けてインタビューをしてみると、「はい、音楽はまったく聴かないです」「関心がないです」という人が実に多かったです。

音楽とは絶対離れられない私にしてみたら、そういう人たちの答弁は晴天の霹靂と言っても良いくらい、信じられない言葉なわけです。まぁ、現代は余暇の楽しみもいろいろありますからね。

そういう人々が今日の話題では実はないのです。音楽を愛好している人たちに今、一番広まっている、或いは関心があるのがウォークマンなどの携帯音楽プレイヤーを聴くためのイヤフォン、ヘッドフォンではないかと思います。イヤフォン、ヘッドフォンの専門雑誌も今は定期刊行されているくらい、音楽好きにとっては大切な機器だと思います。

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Pioneer U-05(上)

私も夜遅く、じっくりと好きな音楽を聴く時にはヘッドフォンを使って聴く事が多いです。愛用のオーディオ装置を置いてある部屋は完全防音ではないですから、深夜に大きな音は出せません。しかし、ヘッドフォンで聴くステレオイメージは二本のスピーカーで聴くものとはまた違った良さがあります。

で、ヘッドフォンが持っている性能を出来るだけ発揮させるためにはヘッドフォンアンプを使う方が良いわけです。特にハイインピーダンスのヘッドフォンはヘッドフォンアンプが必需品。私が愛用しているのが上記写真のパイオニア製のU-05という製品です。これはUSB-DAC兼ヘッドフォンアンプという組み合わせで、私の正月お年玉として導入されました。(^^)

ラックに入れるスペースがないので仕方なくネットワーク・オーディオプレイヤーの上に置いていますが、ヘッドフォンで聴くわけですからスピーカーからの振動がないので良いか、と。(^^;

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ヘッドフォン用としての入力端子が三種類設けられています。通常の標準プラグによる入力(右端)の他、4ピンと3ピンのバランス入力にも対応しているので、実に様々なヘッドフォンを使える事が大きいです。

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SONY MDR-MA900(12Ω)

三年前から愛用しているソニー製のヘッドフォンです。高級品ではありませんが、クラシック音楽を聴くのにピッタリの音質を持っており、弦楽器の音色に艶があります。低音もしまりがあり、ガツンとくる音調ではありません。その代わり、ジャズなどは綺麗に聴かせるようなところがあります。

街中や電車の中でイヤフォンではなく、密閉型のヘッドフォンで音楽を聴いている人を結構見掛けますけど、あれは私には出来ない。何より外ではオーバー型は危ないです。

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独beyerdynamic DT 990 PRO LIMITED EDITION(250Ω)

このヘッドフォンは先月末、東京中野のサンプラザ中野で開催された「春のヘッドフォン祭り」というイベントに出掛けた際、会場だけの限定個数特別価格を見て購入したものです。

ドイツ、オーストリアではベイヤー、ゼンハイザー、AKGが三大メーカーです。世界市場でもやはりこの三社が人気ですね。私が購入したベイヤーは比較的安価な製品ですが、音はなかなか個性的です。三年間愛用して来たMA900とは対照的で、ガツンと来る低音に、やや華やかな高音を持っています。ジャズを聴く時はもっぱらこちらを愛用するようになりました。

ところでU-05はバランス入力(詳しい説明は省略します)に対応しているわけですから、当然バランス出力で使えるヘッドフォンが欲しくなっております。愛用のヘッドフォンをリケーブルでバランス出力に改造する手もありますが、

私が使ってみたいなぁ・・・と思っているヘッドフォンがあるのです。それは、

独ベイヤー T1 2nd Generation(量販店価格 135,680円)
独ゼンハイザー HD 800S(量販店価格 216,000円)

この二本であります。ヘッドフォンを愛用している音楽ファンなら知らない人はまずいないだろう、というほどの逸品。ただし、価格が・・・(^^;

でも、高級カメラに比べれば・・・・安いものですよね?
上記金額ではライカだとレンズすら買えませんから。(笑)

さて、皆さんはどういう形で音楽をお聴きになっていらっしゃるのでしょうか?

2016年1月25日 (月)

五味康祐氏の遺品

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五味康祐氏の貴重な遺品を見る事が出来ました。

このスピーカー、説明書きによりますと「一見、JBLのメトロゴンかと思うがそうではなく、五味が家具職人に特注で作らせたスピーカーシステムであろう」と書かれています。

中に入っているスピーカーユニットは左右とも初期のタンノイ製で、左が「モニターブラック(1950年代後半頃)、右が「シルバー(1950年末〜1960年代前半)という事で、左右異なるユニットが使われているそうです。

私が訪れた時はヴィヴァルディの「四季」が鳴っていましたが、結構良い音でした。

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生原稿です。字はあまりお上手ではないですね。以前、松本清張さんの生原稿も見た事があるのですが、作家の方は結構乱筆のようで・・・(^^;

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これにはビックリしました。芥川賞を受賞した時の電報です。大事に保管されていらしたのでしょうね。

『貴下の「喪神」芥川賞に決まった」文春 小野』

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これが当時の芥川賞を発表していた雑誌「文藝春秋」で、昭和28年3月号。

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クォードの真空管アンプ。このパワーアンプの事も五味さんが書かれたエッセイで読んでいます。

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愛用していた真空管とカートリッジです。

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TEACの業務用テープデッキですね。EMTのレコードプレーヤーの横に設置してありました。

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五味さんの作品です。「柳生武芸帳」は東映で映画化されていますね。そのビデオソフトも展示してありまして、柳生十兵衛役は近衛十四郎さん。俳優、松方弘樹さんのお父上です。

五味さんの生涯は波瀾万丈のようですが、天国でも大好きなベートーヴェンのピアノ・ソナタ 作品111をお嬢様とご一緒にお聴きになっているのではないでしょうか。

2016年1月24日 (日)

五味康祐「西方の音」を聴く

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故五味康祐氏

作家、五味康祐さんが生前愛用していたオーディオ機器を使ったレコードコンサートを聴いて来ました。以前、五味さんが書き記した音楽、オーディオについてのエッセイを楽しく読んだ折、往年の名スピーカー、タンノイのオートグラフってどういう音がするのだろう・・・と思っていました。

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これらは五味さんがバイロイト音楽祭のFM放送を録音していたオープンリールのテープデッキです。一般人にはなかなか入手出来ない超高級機のテレフンケンとルヴォックス。

エッセイの中に、止むを得ずお出掛けしなくてはならない時、お嬢さんに録音を頼んだ際のお話しが書かれてあって、それが実に微笑ましかったのです。そのお嬢さんの事について、以前記事にした事があります。

その記事はこちらに。

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こちらは独テレフンケンのステレオセット。こんな希少品をお使いの方って五味さんくらいなのでは。

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英タンノイ/オートグラフ

レコードコンサートで使われたオーディオ機器をご紹介します。もちろん全て生前五味さんが愛用されていた機器です。タンノイのオートグラフです。これはスピーカーですよ。^_^

写真は左チャンネル用で、当然右手には右チャンネル用が置かれています。

高さは170cm近くあります。今迄、オーディオ雑誌で往年の名器として掲載された写真を何度も見ていましたが、現物を見るのは初めてです。これを五味さんは1964年に輸入されています。もしかして初の日本人購入者でしょうか?

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独EMT 930st

レコードプレーヤーです。使用カートリッジは同じくEMTのTSD-15という業務用機器であるのに、日本のオーディオファイルに人気のプレーヤー、カートリッジです。今でもビンテージ物を扱うオーディオ店で売られていますね。

ただ、これほどの高級機でもアイドラードライヴ特有のモーターゴロが出る事に少々驚きました。気が付かない人は全く気にならないレベルのノイズですが。

ネットで調べたら某ビンテージショップでこのプレーヤーが販売中でした。売価は程度「美品」で、162万円です。^_^;

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プリアンプはマッキントッシュのC-22、パワーアンプが同じくマッキントッシュのMC-275という、これまた往年の名器、ゴールデンコンビの組み合わせ。

以上のセットで五味さんのレコードコレクションからバッハのブランデンブルク協奏曲第5番、ベートーヴェンのピアノ協奏曲第3番、ブルッフのヴァイオリン協奏曲第1番、その他を聴きました。

自分の眼前でミニオーケストラが演奏しているかのようなステレオイメージが浮かび上がった事に先ずビックリ。高域は必ずしも私の好みとは少し違いますが、そんな些細な事に有無を言わさないものを感じます。とにかくピアノの音はとても素晴らしいです。

自分の愛聴盤で一度聴いてみたいものですね。

今日は少しマニアックな記事になりましたが、オーディオ好きには内容が分かる記事だと思います。(笑)

OLYMPUS OM-D E-M5 Mark II
M.ZUIKO DIGITAL 17mm F1.8

2015年8月21日 (金)

DAY IN HOLLYWOOD

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DAY IN HOLLYWOOD

Tea for Tow
Lullaby of Broadway
I May Be Wrong
Be My Little Baby Bumble Bee
Secret Love
Just One of Those Things
Love Me or Leave Me
他、全12曲

歌 : ドリス・デイ

米COLUMBIA CL 749

先月、新しくオープンしたジャズ喫茶に行く前に寄ったショップで出会い頭に購入したドリス・デイのレコード、あれがえらく気に入ってしまい、その後何度も聴いておりました。

で、休み中に聴かなくなったCDを百数十枚ほど処分しに同じショップに持って行った際、餌箱を軽く漁ってみたら、今日ご紹介のレコードにまた遭遇してしまったのです。(笑)

今回のレコードも前回と同じくジャケット、盤とも前所有者の保存状態が良かったらしく、半世紀以上も経過したとは思えないほど綺麗だったので、即購入してしまいました。もしかしたら同じ所有者だったのかもしれませんね。ちなみに購入価格は 1,230円です。(^^)

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今回の内容を調べてみましたら、ドリス・デイが主演した映画などの曲が中心のアルバムのようです。録音は1955年。いや〜・・・60年も前の録音なのですね。

前回ご紹介したレコードはバラード調のスタンダードを集めた素敵な盤でしたが、今回のレコードもドリス・デイの伸びやかな声に魅了されました。

特に「Be My Little Baby Bumble Bee」は私も良く知っている「ケ・セラ・セラ」を思わせる、明るく楽しい歌唱で、彼女のノリの良い歌を聴く事が出来ますよ。

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半世紀以上も前のレコード、今も聴く事が出来るなんて、何とも素晴らしい事だと思いませんか?

果たして現行のCDはこれから半世紀後、聴く事が出来るのでしょうかねぇ?

そういう意味ではデジタル写真も何十年経っても見る事が出来るのでしょうか?
その前にデータ消失という事も多いでしょうね。現に私もやりましたし。(^^;

脱線しましたが、今回のドリス・デイも購入して良かったです。すっかりファンになりました。(^^)

※ 余談ですが、昨日の高校野球決勝戦、白熱した決勝戦に相応しい好試合でした。私は仙台を含む東北各地の被災地を自分の目で見ていますので、仙台育英高校に勝たせて上げたい気持ちも強く、複雑でした。しかし、最後は地元神奈川の東海大相模高校の優勝決定には素直に喜んでしまいました。まったくこういう時に何故仕事がある・・・と思ったものです。

仙台育英の皆さん、素晴らしい感動を与えて頂きました。胸を張って笑顔で地元に帰ってくださいね。

2015年8月 6日 (木)

ジャズ喫茶「マシュマロ」(横浜・中華街)

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7月26日

今年5月にオープンしたというジャズ喫茶「マシュマロ」に行って来ました。場所はなんと中華街です。

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主に未発表音源のレコード(CD)化でジャズファンに知られる「マシュマロレコード」を主宰する上不(じょうふ)さんが経営している、本格的なジャズ喫茶でした。

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お酒ももちろん出しますが、私のようにお酒が飲めない人間でも堂々とお邪魔出来るように、午後1時からのオープンです。

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店内では「マシュマロレコード」のCDも購入出来るようです。

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この日は午後2時から、お店のお客様が選曲した演奏によるレコード・コンサートが開催されました。

正面右がお店のオーナー上不さん、左がこの日のコンサート担当のOさんです。

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オーディオ装置は上不さんが長年愛用された機器が使われており、レコードプレイヤーはナショナルブランドの放送用のようです。パナソニックではなく、ナショナルです。(^^)

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肝心の音の方ですが、スピーカーは38cm同軸のMAXSONICという、マニアには知られた幻のスピーカーとの事です。それを真空管アンプで鳴らしており、中音主体の心地良い音でした。

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私がオーダーしたアイスコーヒー。マシュマロが添えられて来ました。(^^)

もし、ジャズにご興味があり、中華街にお越しの際は訪れてみるのも良いかと思いますよ。

Canon EOS M2
EF-M 22mm F2 STM

2015年7月29日 (水)

day by day・doris day

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DAY BY DAY

The Song Is You
But Not for Me
I Remember You
But beautiful
Autumn Leaves
There Will Never Be Another You
Gone with the Wind
Day by Day
他、全12曲

歌 : ドリス・デイ
演奏 : ポール・ウェストンと彼のオーケストラ

米COLUMBIA CL 942(1956年録音)

日曜日、中華街入口付近に最近オープンしたというジャズ喫茶「マシュマロ」に行って来ました。こちらをお教え頂いたのはジャズ愛好家の大先輩であるWさんからで、一緒に行こうとお誘いを受けたのです。

待ち合わせは某レコードショップでして、少しCDの新譜や中古レコードを見ようという事で、久しぶりに餌箱を漁ったというわけです。

で、このジャケットに一目惚れして私は購入という事に。音楽愛好家言うところの「ジャケ買い」です。(笑)

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何とオリジナル盤で、奇跡的にジャケットもレコードも状態が良く、ラッキーな買い物が出来ました。何より信じられないほど安価なプライスだったのが嬉しいです。(^^)v

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今回購入したオリジナル盤のレーベルです。盤面の漆黒の輝き。素晴らしいですねぇ。

ちなみにドリス・デイを購入したのは初めてです。まともに聴くのは今回が初めて。調べてみると、ドリス・デイ自身初の30cmLPだったそうです。

1922年4月3日生まれで、現在93歳でご存命のようです。私が知っているドリス・デイのヒット曲は「ケ・セラ・セラ」ですね。(^^;

ヒッチコック監督の名作「知りすぎていた男」でジェームズ・ステュアートと共演し、劇中クライマックスでこの「ケ・セラ・セラ」を歌うのですが、私が知っているドリス・デイの知識と言ったらその程度なのです。お恥ずかしい。(^^;

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レコードを入れる内袋の一部をスキャニングしてみました。米コロンビアレコードが発売しているレコードのジャケット写真が印刷されています。時代を感じますねぇ・・・。

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内袋の裏面です。レコードの取り扱い方が印刷されています。

さて、肝心の内容ですが、どなたもよくご存知のスタンダード、それもバラード中心の選曲で、私が唯一知っている彼女のヒット曲、「ケ・セラ・セラ」とはまったく趣の違う曲想で、実にしっとりと歌っています。

CDも発売されているようで、Amazonさんでは紙ジャケット仕様のCDが在庫しているようです。私がジャケ買いしてしまったこのレコードジャケットのドリス・デイ、実にチャーミングと申しますか、お綺麗ですよねぇ・・・。

「知りすぎていた男」、もう一度見たくなりました。(^^)

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